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#000_はじめまして”かざね そら”です

『note』に棲むみなさん、こんにちは。
風音宙(かざねそら)です。

「風音 宙」という名前が生まれた経緯を記しておきたいと思い、『note』にお邪魔しています。ガッチガチに硬くならないように、まじめにふざけつつ書いていこうと思います。

私のTwitterです。
https://twitter.com/kazane_sora0119
イラストをメインに更新しています。

風音 宙(かざね そら / Sora Kazane)というもの

さて、私の名前は、というかペンネームは「風音 宙」というものです。

皆さんがこの名前を見たとき、変わった名前だと思われたでしょうか。それとも、いい名前だと思われたでしょうか。はたまたそれ以外のなにかをこの名前から感じ取られたのでしょうか。
僕はどちらでもうれしいです。どちらでも照れます。どちらじゃなくてもぽかぽかします。

なぜなら、私はこの「風音 宙」という名前を心底気に入っているからです。
そして、どんな感想を抱かれたとしても「私を知ってくれてありがとう」とそう思うからです。

『note』での初なのに番外編の記事となる今回、私がここに書き残したいのは、私のこのペンネームについてです。
”風音 宙”という存在がどういう経緯で生まれ、育ってきたかを言葉にしておきたい。そんな私自身の思いが発端となり、私は今キーボードをたたいています。

誕生秘話と言っておけばなんだか壮大に感じる不思議

「風音 宙」がおぎゃーと生まれたのは、私が高校一年生のときでした。
はじめてスマートフォンというものを親に買ってもらいました。

私にとってスマートフォンはもはや小型のパソコンでした。何でもできる神のような機体。当時の私は本気でそう思っていました。

ネットをさまよい、アプリという存在にときめき、変なサイトに飛ばされては架空請求におびえる日々。勝手に会員登録されたり、100万円当選しましたという当選メールが届いたり、ウイルスに侵されましたというポップアップが唐突に出現したりと、世の中への不信感が勝手に育て上げられていきました。

そんな不毛な戦いから少し経ち、安全なサイトとドロドロとした闇を煮込んで無駄に純度を高めまくった不健全かつ不謹慎かつ狡猾でおぞましい危険なサイトとを見分けられるようになってきました。

そして、私ははじめて自分の意志でとあるサイトに新規会員登録をしたのです。イラストや漫画、小説を中心とした『Pixiv』という創作コミュニティーサイトでした。

この『Pixiv』に会員登録したときの名前が、何を隠そう「風音 宙」だったのです。

ネット用に新しい名前を考えよう
登録するとき、自然とそう思いました。

とにかくきれいな名前にしたいという思いがありました。
「これが好きだからこうしよう」とか「あの漢字が好きだからこれにしよう」という具体的な考えは全くありませんでした。

身もふたもない言い方をします。
ぼけっとした顔でぱっと思い浮かんだのが、”かざね”というひらがなの羅列だったのです。

「かざねってよくね?」
当時の私の脳内のすべてです。
これに漢字をあてたのが「風音」というものでした。

”そら”はどう生まれたのかというと、名前を姓名にしたいという思いからです。”かざね”ときたら”そら”だろう。そんな感じでした。
ここにもやはり意味はありません。
”かざね そら”という羅列を頭に浮かべたときに、心がぴょんぴょんしたからこうなりました。それ以上でもそれ以下でもありません。私はこういうときの自分の感性を心から信用していました。

”そら”が「宙」になった瞬間

みなさん、お手持ちのデバイスで「そら」と入力してみてください。
そうすると、親切な予測変換機能により、「宙」という変換候補があると思います。

冗談でもなんでもなく、”そら”はこうやって「宙」になりました

「そら」と入力してみたら「宙」が出てきた。これがすべてです。

とはいえ一行で終わるのも味気ないので、修飾語やら心情やらを添えて軽く味付けをしてみようと思います。
スマートフォンのキーボードに「そら」と入力し、予測変換の欄を眺めていました。そのときに目に飛び込んできたのが「宙」という一つの文字だったのです。一瞬で心が奪われました。運命の出会いとすら思いました。
考えてみれば、イケメン女子の温床である宝塚歌劇団には宙組があるので、「宙」を「そら」と読むのは十分予想できたことだったのかもしれません。しかし、当時の私はそのことに思い至りませんでした。

「宙」を見た瞬間、ピンときたのです。
こう、神経のインパルス的な何かが私の脳内を駆け巡ったに違いありません。

「宙」を見た、いいなと思った、こんな感じです。

「宙」という文字は、私に広がりを与えました。ぶわっと世界が拡がるような感覚です。マジカルなバナナよろしく、宇宙がすぐに連想され、”そら”と読むことに対する言いようのない可能性を感じました。宇宙はとても広いので、私の感覚は間違っていないと思います。ええ。
うまく言葉に言い表そうと思いましたが、言葉を尽くせば尽くすほど胡散臭さが膨張していくので、あえて語彙力を失って感覚人間になろうと思います。

とどのつまり、”宙”はおっきかったんです。
それはもう、”このくらい”おっきかったんです。

こうして、”かざね そら”「風音 宙」となり、私が爆誕したのです。

「風音 宙」へと成る

思えば、この「風音 宙」というペンネームが私のはじめての創作でした

なんだかしみじみと語り始めましたが、この記事を書いているときに気づきました。「あれ? このペンネームが僕の初創作なんじゃね?」と一人で思い至り、一人で感動しました。
初創作をどう定義するかによっては、私のはじめての創作は幼稚園時代のぴかぴか泥団子になりますが、今回は「風音 宙」ということにしておきたいと思います。

私が「風音 宙」になったばかりのころは、そう呼ばれるのに慣れていませんでした。当たり前です。私はまだ、「風音 宙」に成れていなかったのだと思います。

2020年、私は急速に「風音 宙」へと成りつつありました。
新型コロナウイルスという存在によって、現実世界よりもネットの世界での付き合いが多くなりました。そうしたなかで、必然的に「風音 宙」として過ごす時間が長くなったのです。
より顕著に違和感が薄れていったのは、「風音 宙」として創作活動を始めてからです。小説を書いたり、イラストを描いたり、ラジオをしたりする。そんな創作活動を続けていく中で、いつの間にか私は「風音 宙」に成っていました。確証はないです。でも、きっとそうだと思います。

私は自ら「風音 宙」になったのではなく、環境が私を「風音 宙」にしてくれたのだと思っています。

長々と書きました。お付き合いいただきありがとうございます。
ようやく、言いたかった言葉が言えます。

はじめまして、私は「風音 宙」です。


それではまたどこかで!

今日のイラスト

自作の「宙」アイコンです。
長年愛用しています。

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