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診断メーカー/こんなお話いかがですか

Twitterで見かける度チャレンジしてみてる
次はこんなふうらしい


そらのお話は
「やあ、また会ったね」という台詞で始まり
「ふと思い付いて、ごく自然に筆を執った」
で終わります。
#shindanmaker #こんなお話いかがですか
https://shindanmaker.com/804548

「やあ、また会ったね」

この言葉を日々ワクワクしながら使う少女が居た
アキは日が昇る少し前
北風が冷たく感じることにもワクワクしていた
いつもこの季節が来ることを待っている
「そろそろかな?」
日が昇り始めると一瞬で辺り一面がキラキラ輝き出す
「ふぁぁぁ〜!」と思いっきり息を吐き出しながら両腕を天高く届くくらいに伸ばす
そしてまた太陽と会えた事ににこりとする


「やあ、また会ったね」
アキは太陽にそう挨拶すると、川沿いの道を再び走り出した…
「今日ほいつもと違う」アキは何となくそう思いながら、家への道をしっかりしたペースで走り進んで行く。
家に着き、玄関前で少し体を解したのちポストにある昨日の物語の詰まった新聞を手に取り家に入る。
「おはよう!」と後から起き出した家族に声をかけながら、新聞を定位置に置き、着替えるため部屋に戻る途中

「ねぇアキ、そろそろ始めないと間に合わないんじゃない?」
台所に立つ母親がアキに声をかける 
「あ、そうだね。もう12月だもんね…ボチボチ始めないと…」
うっかり忘れていた
今年は私が年賀状のデザインを決める事を…
裏面のテンプレは何となくサラッと決め出来上がった…ここからが難関
一瞬頭を抱えたものの

「ふと思い付いて、ごく自然に筆を執った」

1枚のハガキを手に取り
サラサラサラっと慣れた手つきでそれを書いた

"宛名は人の手で筆字で書くこと"

これがアキの家の年賀状の決まり
間違うことの出来ない重要な役割

ひとつひとつ
丁寧に大切に文字を載せてゆく
"新しい年が素晴らしい一年になりますように"
と願いも込めて


𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍


うん。
やっと〆られた
どうにも上手く収まらなくて
ちょっと放置してみた

納得してはいないけれど
これでいいだろ

思う事にする

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