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万物の創造構造と、次元上昇への貢献

昔から仏教の経典や、キリスト教の聖書は宇宙の創造という物語から始まり、読者の個人がどのように生きるかという示唆に繋がるものを聖典と呼んできました。

その聖典の要旨は、

・私達一人一人が神の現身であり、愛をもってお互いを敬愛し、世界を創造しましょう

というようなことが書いてあり、その論拠や瞑想法、祈りの在り方などが書かれています。

そしてそのハンドブックが聖典というレシピであり、その通りに生きれば不安と恐怖の世界から、愛と調和の世界になるということが書かれています。

スピリチュアルの世界では、それを「アセンション」と呼んでいます。

これにならって、現代ではどのようなものが出来るか考えてみました。

宇宙/すべてのはじまり

・「過去→未来」:「物質→生命」

一般的な通説ではこの宇宙はビッグバンから誕生したという仮説が定説化しています。そして時間の経過とともに宇宙は膨張し、物質から生命が誕生した「物質→生命」という進化の過程を経たということになっています。

・「未来→過去」:「生命→物質」

しかしながら、時間は認識の観点により「過去→未来」もしくは「未来→過去」というように、どのような視点でも捉えられることが分かりました。この未来から時間が流れる視点だと、生命から物質が誕生した「生命→物質」という過程が言えます。

・「時間は存在しない」

しかし、物理学者の多くや、覚醒者の見解では「時間は存在しない」ということが当たり前のこととして考えている人も多くいます。この観点は、目の前にある世界は「出来事」の集合として捉えます。つまり「情報」の集まりであるという観点です。

そしてその「情報」とは、「関係性」から生じます。(例:「家族」という概念は、親、子という関係性を表している。「また、親」も「子」がいるから成立する概念で「子」も同様。双方向性の関係性」)

情報は、「生命素粒子」/「プラーナ」で構成されている

情報は「生命素粒子」、インド哲学で言うところのプラーナで構成されていると考えられます。そしてそれは、何もないところから現れては消える、という振る舞いをしています(以下参考記事)。

また、それらは知性を有しており、数学的な法則で、数学的幾何学を形成します。

幾何学は集まって更なる構造を作ります。それが「情報」を作ります。これが遺伝子になり、生命を構成します(以下参考記事)

生命

今日の地球上の生命の始まりは「たった一回」だけ起きた奇跡であり、あらゆる生命が、巨大な同じ生命の樹の一部であることが分かっています(「生命とは何か」ポール・ナース著)。

この事実から言えることは、「すべての生き物は、私達人間と親戚関係にある」ということです。

心臓脳

そのような生命現象にとって、「心臓」という臓器は特別な役割があります。

生物で、一番最初に出来上がる器官は心臓です。まずは心臓ができて、その後な様々な器官がつくられていきます。その指示を出しているのも、脳ではなく心臓です。脳は心臓ができてから約4ヶ月後にできると言われています。

心臓には4万個ものニューロンが存在し、ホルモンや神経伝達物質、脈拍や血圧をモニターしていることが判明しました。この小さな脳である心臓が、脳や他の臓器を動かし始めるのです。

さらに研究でわかったことは、この心臓の小さな脳は、神経系を通して大脳とつながっており、相互に情報のやりとりを行っていることもわかってきました。

「クイックコヒーランス(記事下部に詳細記載)」という、心臓を意識した呼吸法を行うことで、人間関係の改善、能力の向上、免疫力向上などのデータが得られ、多くの企業や病院、学校、スポーツ関係者に取り入れられ、効果を上げています。

対称性通信

生命素粒子/プラーナは、知性的な要素から、最も効率よい方法で生命を作ります。

それは生命素粒子が集合し、ある数学的な幾何学模様を作り出すと、それをつぶしたり、回転させたりして、様々なより複雑な構造物を構築します。

その抽象度の低い次元が物理空間で、抽象度の高い次元が心などの情報空間を作っています。

この過程はコンピューターシュミュレーションの制作過程と同じです。フラクタル(自己相似的)な図形を組み合わせて、山や谷、海、車、木、人といった外観を作ります。

それぞれの機能はその背景にプログラミングするのです。(例:車は人や物を運ぶという機能(方程式)をプログラミングする)

対称性通信により、似通った構造や機能を持つもの同士は、繋がって通信し合っています。

これが人間や生物における「共感」や「共鳴」という現象として現れます。

生命の生理

生命の生理は三つの側面を含んでいます。つまり、

①「認識者」   これを読んでいる個人個人のことであり、認識主体者
②「認識の過程」 あいだを取り持つ関係性、脳機能のしかた
③「認識の対象」 知る内容、情報知識、対象に関する知識

動物や植物という①「認識者」は、餌、土の中の養分などという③「認識の対象」を知覚します。対象物は、視覚や嗅覚、触覚、聴覚で捉えられ、養分と認識されます。これが②「認識の過程」です。

①、②、③の三つの側面は「通信」という一言で表現できます。①認識主体が③対象物とどのような通信をするかによって、(例:仲間、敵、捕食対象)展開する物語が異なります。

すべての生命がこの三つの側面のアルゴリズムを有しており、何らかの数式で表現可能ということになります。

しかしながら、①認識主体が、③認識対象に気づかなければ、②認識の過程、つまり様々な物語は生まれないのです。

つまり、すべては「気づき」/「認識」という「意識」から始まります。

「意識」・「認識」の外にある現象は、無いものと同じなのです。

「意識」の中にあってこそ、何らかの「通信」が始まり、そこから何かの「意図」が生じます。

例えば、捕食の例で言えば、「相手を襲うか」、「今は食べないでおくか」などの意図が生まれます。病に気がつかなければ、病院に行くか自分で治療するかという意図が生まれません。問題に気がつかなければ、解決しようとするか、放って置くかの意図も生じません。

人間の生理

「人間の生理」の著者、トニー・ネイダー博士によれば、『富と健康とマザーデバインの滋養を与える力を表すラクシュミーは、胸に住んでおり、その座は心臓にある。彼女の四本の手は、心臓の四つの部屋を表している。また、分子のレベルでは、生命を維持する酸素を体の全ての組織に運ぶヘモグロビンの四つのユニットを表している。』

という記載があります。

これらを総合して考えると、

ラクシュミーを生命素粒子/プラーナで構成された幾何学の構造物であり、すべての生命の機能を表しているマスター設計図だと考えるならば、その機能はすべての人間に備わっていることになります。
それどころか、すべての生命が繋がり、親戚関係にあるならば、その機能は心臓を通して繋がっているということになります。

そして、

上記のことを「認識」・「意識」することで、「認識の過程」が始まることになります。

 認識するには、物や人などの対処物があったほうが、人間は意識しやすいのです。そのため、偶像としての神々を作り、認識しやすい方法を作っていたと考えられます。

計算機としての宇宙と神々

宇宙は数学的な空間で、常に変化し、動いています。この変化と動きを「計算」というように言い変えることが出来ます。

動物までは、無意識の反射による思考計算でしたが、人間になってから、意識的に「計算」をすることが出来ました。

意識的に計算するには、紙に計算過程をかいたり、計算機を用いたり、具体物を使って計算する方が、効率よく計算できます。

小学校1年生が、足し算を習う時に、計算ブロックを用いて足し算を行う方が、最初は理解と学習が進みます。

仏像や、神々の姿というものは、このような、計算をするときの計算用紙や計算ブロック、計算機のような働きを持っていると考えることが出来ます。

神と繋がる呼吸法

この場合、ラクシュミーという対象(イメージしやすければ吉祥天でも何でもよい)、つまり人間や生命の心臓機能のマスターをイメージします。

そして、上記のクイックコヒーランス(以下参照)を行います。

そして、対称性通信により、自分の家族、地域、国、世界中の人々、地球上の生命の心臓を意識することで、対称性通信がおこり、生命素粒子/プラーナの往来が始まります。

ちょうど、サーバーのコンピュータがサブコンピュータと繋がっているような感じです。

宇宙が一つの生命体であるとイメージし、宇宙の心臓部分がラクシュミーであり、自分の心臓がそのラクシュミーと繋がる設計です。

そして、ラクシュミーと一体になり、この宇宙の全生命体(地球上の生命は宇宙由来でもあるので、地球外生命を含む)とで、ハート呼吸をするイメージです。

ヴィッパサナ瞑想の慈愛の瞑想にもつながります。

こうすることで、頭脳優位の不安と恐怖をモチベーションにした世界創造から、ハートからの創造、つまり喜びと愛からの創造へとシフトします。

これをアセンションを読んでも良いかと思います。

         –クイックコヒーランスのやり方–
<ステップ1:ハートフォーカス>
頭にある意識を下にもっていき、ハート(心臓)に意識を集中します。軽く手を心臓付近に添えると上手く生きやすくなります。
<ステップ2:ハート呼吸>
まるで心臓から呼吸するように、普段よりもゆっくり深く、5秒のリズムで呼吸します。
<ステップ3:ハートフィーリング>                     ハートを感謝の気持ちやポジティブな感情で満たします。








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