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息子が浄霊を受けたときのこと。

※この記事は、前回からの続きになります。

紹介された浄霊師さんのところに、私は息子と二人でゆ行くことになりました。

対応してくださったのは、70歳前後の品の良い女性の方でした。優しい雰囲気で、突然私たちが霊現象を指摘されたことに戸惑っているだろうことに対して、気を使って下さる優しい気持ちが伝わってきました。

私はこれまでの経緯を簡単に説明しました。そうして、その霊能者の方の見解では、憑依現象で、知能的能力が下がるようなことは考えられる、というようなことを話していました。

私はこの時点でも非常に懐疑的に話を聞いていました。知的障害や発達障害をすべて憑依現象で片づけてしまうような乱暴な枠組みに、違和感を感じたからです。

しかしながら、相手は発達障害や臨床心理、認知科学のことは素人であろうから、私は口をはさみませんでした。

それよりも憑依とは何ぞや!?という気持ちが大きかったのです。

その霊能者の方は、自身が生死の境をさまよったときに、現在の能力を授かったようなことを言っていました。そうして、「神様」とのコミュニケーションを取ることが出来るとのこと。

私は容易に「神」という言葉が出てきたことに正直警戒心を持ちました。

そして、その霊能者は、人が何らかの心の隙や、トラウマ的な体験をするときに、その個人の心的エネルギーにささくれが出来るようになる。そのささくれの分岐したところに、様々な霊体が憑依するのだそう。

その様な現象を巷では「解離」現象のような状態になるというようなことを話していた記憶があります。

精神科で診断さる解離性障害とは、また異なるような現象として説明しているような印象でした。

もう何年も前の事柄なので、私も記憶をたどりながらこの文章を書いています。おそらく実際に話されたこととは異なることを説明されている可能性が高いのではと思いますが、大意はそのような感じだったと思います。

そうして会話を続けている内に、うちの息子にも話かけてきました。息子は目を閉じて、おの霊能者さんの指示に従っている様子でした。

息子に何度か質問をし、その質問「はい」なら首を縦に振り、「いいえ」なら頭を横に振る、というような手続きでセッションを進めていました。

憑依現象が息子に起こったきっかけ

どうやら霊能者さんの話では、息子は父親である私にひどく怒られた時がショックだったこと、また、母親が忙しかった(年子であまりかまってやれなかったことなのか?詳細は不明)から、息子に寂しい思いが募ってしまった。

そのうちに、空想の世界に入り込んだり、空想の友達と遊んだりし出したとのことでした。

その空想の友達が霊であったり、空想の世界に浸り、ぼーっと日中過ごしている状態が、彼ら霊能者の言う「解離」症状の状態なのだという理解を持っていますが、真相はははっきりとは分かりません。

とにかくそのような心の寂しさやストレスから、心のエネルギーがささくれになり、文化したところに別のエネルギー体が寄生しているような認識です。

霊の状態を認識し、共感し、光に戻す

霊能者さんは、息子にとりついていると思われる霊に話しかけます。

「あなたは、一人で死んだの?自殺?他殺?事故死?」というように質問をし、子どもがしかめ面をしながら首を横に振ったり、うなずいたりしながら返答しています。

霊能者さんの見解では、具体的な数は言わなかったけれども「いっぱい憑いている」ということでした。

息子についている霊の死にぎわの状態を確認し、その無念な情動を洞察し、共感する。

そうして、その霊の同意のもとに、霊を光のもとに導くという作業を繰り返していました。

面白いことに、光のもとに返した霊はその後すぐに、RPGゲームのように、こちらの味方として機能してくれるようでした。

というのも、いったん浄霊した霊に協力してもらって、多数の霊体をまとめて光に送るということを霊能者の方と協力してやっていたからです。

霊も光に戻ることができて、ネガティブな感情から解放され、感謝しての協力のようにも見えました。

このような一連の手順を霊能者の方は、手際よくやっていました。

そうして、息子の方がひと段落すると、「お父さんもよろしければ・・・」とおもむろに声がかかりました。

私は、好奇心が勝り、霊能者の浄霊を受けるとにしました。

つづく

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