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記憶と情報、そしてその応用

「私」という一般的に認識されている存在は、良く調べてみると「記憶」の集合体だったりします。

記憶とは、過去に経験した情報の総体で、状況に合わせた物語が存在します。

過去にさかのぼればさかのぼるほど、その整合性はあやふやになってきます。

事件の事情聴取で、参考人それぞれの記憶の違いや、国々によっての歴史認識の違いなどが良い例です。

国家の歴史認識については、その国家の状況や、未来に何を見据えているかによっても歴史の解釈がコロコロ変わってくる例もあります。

何が絶対的真実の記憶なのか?という問いには、「そのような絶対的な真実、歴史、というものは存在しない」

ということがもっとも真実に近いのだと思います。

つまり、記憶はその時の状況や関係性によって、どのようにでも変わる「情報」だということが分かります。

情報はエネルギーである

記憶は情報であるということを見てきました。

情報はエネルギーであるということは、物理学や数学の世界に詳し人ならば常識なのかもしれません。

しかし、一般的にもこのことは理解可能です。

例えば宝くじで「1億円当選」という情報を見ると、その人は明らかに心理的、生態学的にも大きな変化がみられるわけです。

また、パートナーが浮気をしていた、という情報もその個人にとっては病に発展するぐらいの影響力があるわけです。

特に人間にとって、情報の影響力はかなり大きなものです。

情報ウィルス

以前、海外のテロリストが恐ろしい動画をYUTUBEに上げて、日本の小学生が誤ってそれを見てしまい、体調を壊してしまうということがありました。

また、震災での津波の映像や、被害の状況を繰り返し流すTVをずっと見続けると、被災地にいないにも関わらず、視聴者は被災地と同じようなPTSDの症状を呈する、という事実があります。

つまり情報は伝染していくのです。

情報はエネルギーを持ち、そのエネルギーは、生体レベルで大きな影響を与える、という例として、

ネガティブな例を考えてみましたが、

ポジティブな例についても同様に考察できるわけです。

つまり、その人が元気になるような情報を流し続ければ、

元気で健康に、そして運が良い人間が誕生します。

それがアファメーションや、「ありがとう」を連呼するとよいことが起きるということのからくりなのでしょう。

近未来の情報ワクチン

虐待のある家系には、虐待が繰り返されるという「世代間連鎖」という現象は有名です。

これを情報の観点から考えると、

虐待を起こす情報(情報=関係性)がウィルスのように受け継がれ、再現されているということになります。

反対に、豊かさの世代連鎖というものも原理的は、調査すれば存在するこことになります。

調査対象になりにくいのであまり目立ちませんが、

経営が発展している大会社や、健康で幸せな家庭の社訓や家訓のようなものを調べると、

おそらく同じような関係性(情報パターン)が見えてくるでしょう。

それはつまり、利他的であったり、常に感謝しているということであったり、まじめに等身大で、誠実、

といった小学校の経営目標のような、当たり前のような良いことなのだろうと推測します。

未来では、そのような好ましい情報ワクチンを打ち込む技術が誕生しているのではないかと僕は考えています。

なぜならこの世界は映画のマトリックスのように、ホログラフィックで表現できる情報的な世界であるならば、

ワクチンのように、良いエネルギー(良い情報)を打ち込むことが技術的には可能だろうと推測できます。

そして、実は近未来でなくとも、それは古代から存在していることなのだろうと思います。

それが気功やヒーリング、という技術に繋がるのであろうと考えてます。

何万年も先の未来では、

もっと効率よく的確に、良い記憶を摂取する技術が存在し、

実は

私たちの存在や記憶は、

既に誰かに、摂取された後の記憶であるということは否定できないのです。

その誰か?という存在は、高次元存在なのか、遥かなる未来存在なのか、宇宙人なのか、神と私たちが予備馴染んでいるような存在なのかは分かりませんが、

案外、娯楽のために自分自身で摂取した結果として、今の自分という存在があるのかもしれませんね。


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