日記　＃私の優しさもしんどさも、全部察してよ。

やさしさとは何なんだろう？
君に駆け寄る速さか
それとも落ちた涙を
一緒に拾うことか

『やさしさとは』乃木坂46

　やさしさとは。

　人それぞれ答えは違っていてよくて、でもそれを相手に押し付けることは絶対にしてはいけないことで。

　相手に寄り添うこと
　あえて厳しくすること
　そっとしておくこと
　話を親身になって聞くこと
　相手のために怒ること
　相手の笑顔をひたすらに願えること

　いろんな種類の優しさの形があって、どれも温かいものだと思う。その気持ちが屈折しないように、まっすぐなまま相手が受け取れたら素敵なこと。

　私が一番人に求める優しさとは。
　私が辛いときに「助けて」と言わなくても声をかけてくれること。

　やっぱり人の優しさに気づくには、不器用な優しさとかじゃなくて、まっすぐな温かさがほしい。
　自分のために作ってくれる時間も、心配してくれる表情もありがたいと思える。

　”察する”ってすごく難しいことだと思う。言わなくては分からないこともたくさんあるし、表面だけを受け取っていた方が誤解がなく伝わることもある。

　人に本音は極力話したくないし、どこまで仲良くなっても壁をなくすことはできない。だから「助けて」とはなかなか言えない。
　たまに、心配されるのって苦しいよねって話をしたりもしてしまう。

　要はつまり、こんな分かりづらい人間の　”今声をかけなくてはいけないタイミング”   を見つけてくれるなんて、あなたは素敵な人ですねって話。

　未だにベストタイミングな人には出会ったことがないのだけれども、いつか出会えたらいいねって話。きっとそんな人に出会えたら好きで好きでたまらなくなっちゃうよねって話。

　だって、「助けて」って言ってないのに見つけてくれるなんて、私のことよく気にかけてくれてるってことですか、ありがとうございます（？）

　ベストタイミングでなくとも、声をかけ続けてくれたり、気を使わなくてもいい環境を作ってくれる親友、先生ありがとう。

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　みんなどうやって「助けて」を伝えているのだろう。

　急に落ち込んで、何が原因なのかも分からないのに、しんどい日がある。

　きっと助けを求めたら応えてくれる人の顔は思い浮かぶけれど、助けを求める勇気がでない。

　だって、何が原因で何をして欲しいのか分からないから。話を聞いてもらうにも、悩みも人に話すほどじゃない。
　ただ落ち込んでいるだけ。

　大切な人には、いつでも頼ってほしいと思うのに。
　大切な人に頼ることができないのは、きっと自分の内面を見せたくないから。どんだけ警戒心強いんだ、トラウマでもあるのか、何もないはず、何で。

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　そういえば、私はよく、仲の良い人に「優しい」と評されることがある。しかし、自分ではその自覚はない。

　それはきっと、誰にでも優しいわけではないから。

　私は、大事にする人と そうではない人を明確に区別しているのだと思う。
　その人のためなら自分の時間も頭も全部使って、その人のためだけに生きられる。友だちとか、仲の良い人に対しては。
　でも、ただのクラスメイトには塩だし、優しくはない。

　全員に平等に優しい聖人に憧れはするものの、そんなのきっと1時間で疲れてしまう。

　あまり伝わってないかもしれないけれど、私が自分から笑いかける人は、私から結構愛されているのですよって話。