【学校現場での認知度が上がってほしい病気】迷走神経反射
初めて聞いた人も、名前だけ聞いたことがある人、実際に経験したことがある人、さまざまではないでしょうか。
わたしは、小学生のころから名のない病として、悩まされてきました。
突然目の前が見えなくなり、何も認識できなくなる。
熱っぽくなり、冷や汗をかき始める。
しゃがみこまなければならないほどの脱力感。
腹痛や頭痛とともに起きる。
など、わたしの場合はこのような症状が何年かに1回。ひどいときは年に2.3回なるときも。
決まって家の外で起こるため、両親は症状が現れたときをほとんど見たことがありません。
突発的に起こり、数分経てばけろっと元気になるので、
わたし自身はそこまで気にかけてもいなかったのですが、
親や学校にとっては心配なので何度か病院に行くも、原因はつかめず、
病名が出ないままずっと過ごしてきました。
正直、今も正確には分かりません。
はっきりと診断をつけられるほどの明確さがないから。
今年に入ってから、なぜかトイレで似たような症状が出るようになり、
ひどいときは気絶していて、不思議に思い、検索してみると
「迷走神経反射」
と出てきたために今までのもそうではないかと思うように。
基本的には学校で症状が出ることが多く、原因不明なために、
高校生の時は修学旅行に行けなくなる手前だったり、それ以外でも
何度も迷惑をかけていました。
迷走神経反射の知名度が教育現場で上がれば、
わたしのように症状が出ることが分かっていて知らせていても、
病名が分からないために理解してもらえないと思っている人が減ると思います。
この病気はわたし自身もいつなるのか分からないため、対処の仕方がありません。学校現場からするとめんどくさい生徒でしょう。
でも、血液検査で気分が悪くなる人、朝礼で倒れる人など、学校現場では迷走神経反射の一種である症状がよく起きるのです。
だからこそ、知ってほしいのです。
いちばん怖いのは先生でも、周りの生徒でもなく、その子自身。
めんどくさい子、とか、よく分からない子、とか思っている前に
インターネットで調べてほしい。
そして、その子の不安材料を一緒に無くしていく選択肢を選んでほしい。
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