見出し画像

7月のお知らせ

7月の「映画を鑑賞する会」Netflixウォッチパーティは、2回開催予定です。6月のお知らせは下記からご確認ください。

7月は今村昌平監督作品を2つ取り上げたいと思います。

日本映画界の巨匠・今村昌平監督。代表作「にっぽん昆虫記」や「赤い殺意」など日本の底辺に目を向け、人間の本性を執拗に追求した。1983年の「楢山節考」1997年の「うなぎ」で2度のカンヌ国際映画祭グランプリを獲得し、世界的にも高く評価された。今村昌平は大正13年、東京・大塚の開業医の家に生まれた。18歳で終戦を迎えた今村は、生活のため闇市で稼ぐ一方、早稲田大学に入学、演劇部の活動にのめり込んでいく。人間の欲望がむき出しに渦巻く闇市での生活体験が今村昌平の原点である。闇市を舞台にした黒澤明監督の「酔いどれ天使」に感動し、映画界に飛び込む。以来およそ50年、映画監督一筋の道を歩んだ。「人間とは何か、生きるとは、そして死ぬとはなにか」追求し続けた。(NHKアーカイブスより抜粋)

7月16日(土)『赤い殺意』

あらすじ:強盗が押し入った夜、夫の吏一は出張中であった。恐怖におののく貞子を、殴打しスタンドのコードで縛りあげて、獣のようにせまって来る男に、貞子は半ば気を失って呻いた。明け方強盗は再び貞子を犯して去った。“死なねばならない”貞子は、土堤下を通る鉄路にふらふらと出てみたが子供勝への愛情はたち難かった。翌日出張から帰って来た夫に、何度かうちあけようとしたが、何も気づかない風の吏一の態度に、言葉をのんだ。東北大学の図書館に勤める吏一には、事務員義子と五年も肉体関係がある反面、家庭では吝嗇で、小心な夫であった。再び強盗が貞子の前に現れたのは、あれから二日後の夜だった。乱暴なふるまいのあと、「もうじき死ぬんだ、あんたに優しくしてもらいたいんだ」と哀願する。

7月23日(土)『にっぽん昆虫記』

あらすじ:とめは、母親の松木えんが忠次を婿にもらって二カ月目に生まれた。母の乱れた生活の中でとめは育っていった。昭和十六年二三歳で高羽製紙の女工となったが日本軍がシンガポールを落した日、とめは実家に呼び返され、地主の本田家に足入れさせられ、出征する俊三に無理矢理抱かれた。翌年の秋とめは信子を生み、本田の家を出て、信子を預け再び高羽製糸に戻った。がそこで係長の松波と肉体関係を結び終戦を迎える。

詳細はサークル内からご確認ください。何卒宜しくお願いします。


日々観た映画の感想を綴っております。お勧めの作品のみ紹介していこうと思っております。