ジェームス・キャメロンのSF映画術【中編】
エピソード1:地球外生命体 エピソード2:宇宙探索 エピソード3:モンスターたち エピソード4:ダーク・フューチャー エピソード5:知能を持った機械 エピソード6:タイムトラベル
各エピソードから厳選したものの書き起こしです
エピソード3:モンスターたち
キャメロン:“ホラー映画監督”と君は名乗ってる SFとホラーのジャンルが交わる“ゾーン”はどこかな?
ギレルモ・デル・トロ:初期のホラー映画の特徴はスピルチュアルであることだった 善と悪に分かれる存在だ。その後 西洋文学に科学の要素が加わった
キャメロン:つまり放射能や遺伝子操作 ロボット工学などだね 以前は伝説の怪物が文学に登場していた。悪魔や超自然現象だね
ギレルモ・デル・トロ:人間はモンスターを災害を警告する存在として作り上げたんだ それを裏付けるこんな説がある。ドラゴンの伝説が各地にあるのは人の3つの敵を象徴しているからだと まずヘビとネコ科の動物そして肉食の鳥類だ
キャメロン:3つの敵が合体した
ギレルモ・デル・トロ:全ての人が恐るべき存在だ
キャメロン:つまり牙やかぎ爪に恐怖を感じることは健全で だからこそ夢に出てきたり映画の題材になる
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日々観た映画の感想を綴っております。お勧めの作品のみ紹介していこうと思っております。