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いくつか観た、ホラー映画のつぶやき

『フォール』

あらすじ:山でのフリークライミングの最中に夫ダンを落下事故で亡くしたベッキーは、悲しみから抜け出せず1年が経とうとしていた。ある日、ベッキーを立ち直らせようと親友のハンターが新たにクライミングの計画を立てる。今は使われていない地上600mのモンスター級のテレビ塔をターゲットとして選んだ彼女たちは、老朽化で足場が不安定になった梯子を登り続け、なんとか頂上へと到達することに成功する。そこでベッキーは夫の遺灰を空から撒くことで、彼を偲び、新たな1歩を踏み出す決意を示すが、それもつかの間、梯子が崩れ落ち、彼女たちに次々と困難が襲いかかる。


高い!ここから落ちたら即死するしかない!!舞台は、高さ600mの鉄塔の上。そのモデルは、実在するカリフォルニアで最も高い625mの建造物、支線式鉄塔のサクラメント・ジョイント・ベンチャー・タワー。今作品は、見る側を騙す王道なトラップが仕掛けられている。私は映画でこの種のトラップに何度もひっかかっているが、今回も見抜けなかった。


『ダークグラス』

あらすじ:イタリア・ローマで娼婦ばかりを狙った猟奇的な連続殺人事件が発生。その4人目のターゲットにされたコールガールのディアナもまた殺人鬼に執拗に追いかけられ、ある夜、車を衝突させられ大事故に遭い、一命は取り留めるも両目の視力を失う。同じ事故で両親を亡くした中国人の少年チンとディアナに絆が生まれ、一緒に暮らすこととなるが、殺人鬼はその後もディアナたちを殺害しようとつけ狙う。


殺人鬼の正体はあっけなくわかるし、意外な人物でもない。ダリオ・アルジェント監督がやりたかったことは、殺人の描写と光と闇のコントラストなのでストーリーは二の次なのだ。


『Smile スマイル』

あらすじ:患者の身に起きた怪奇で衝撃的な事件の目撃者となった、医師のローズ・コッター。その日を境に彼女の身の回りで、説明不可能な恐ろしい出来事が次々と起こり始める。底知れぬ恐怖が次第に彼女の生活をむしばんでいく中、ローズは突き付けられた恐ろしい現実から逃れるため、過去の問題に向き合う。


「笑顔」が、見る側を不安な気持ちにさせるツールになっている。怖がらせる演出が非常に上手い。


『Men  同じ顔の男たち』

あらすじ:ハーパーは夫ジェームズの死を目の前で目撃してしまう。彼女 は心の傷を癒すため、イギリスの田舎街を訪れる。そこで待っていたのは豪華なカントリーハウスの管理人ジェフリー 。ハーパーが街へ出かけると少年、牧師、そして警察官など出会う男たちが管理人のジェフリーと全く 同じ顔であることに気づく。


ハーパーを演じるジェシー・バクリーは、現在 私の好きな俳優のひとりだ。ハーパーは様々な現象に最初は恐怖におののくが、終盤には恐怖はなくなり無感情になってゆく。これはDVに苦しむ女性の感情をあらわしている。最後、ハーパーの罪悪感から解放される姿は、DVに苦しむ女性へのメッセージである。


『死霊のはらわた ライジング』

あらすじ:互いに疎遠になっていた2人の姉妹。その感動の再会に水を差したのは「死者の書」によって復活し、人間の肉体を手に入れた死霊たちだった。生か死か?極限のバトルが繰り広げられ、これ以上ないほどの悪夢が襲いかかる。


めっちゃ面白かった。『シャイニング』のエレベーターシーンのオマージュが最高!!オープニングの殺戮シーンから浮遊した女性をバックにタイトルが現れる。オープニングから心が躍ります。

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