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三重県の”賢島の夕陽”を見にいく

こんにちは。先月の話になりますが、11月に新幹線と電車とバス、フェリーを利用して三重県志摩市の賢島に行ってきました。この島の夕陽が絶景ということで計画した旅です。
賢島といえば、周囲約7.3kmのあご湾の中で一番大きな有人島。
2016年5月に『第42回主要国首脳会議( G7サミッ ト)』の開催地ということでも話題になりました。


新幹線と”豊橋・鳥羽割引きっぷ”

当日は少しだけ早起きして自宅の最寄りの駅から”新横浜駅”に向かい、EXスマートで予約しておいた新幹線に乗車します。

ひかり635号(N700系)(新大阪行)

横浜から乗り物に乗る時は、「崎陽軒」のお弁当を食べるのが今年のマイブーム。朝食には少し量が多いなぁと思いつつ、それぞれ味と食感のアクセントが違うので全部食べちゃいます。

崎陽軒の「シュウマイ弁当」(950円)
間もなく車窓から富士山が見えてきました

今回は「伊勢湾フェリー」に乗りたいので、”豊橋駅”で下車して豊橋鉄道に向かいます。

豊橋鉄道渥美線”新豊橋駅” 
右奥に割引きっぷを買える窓口がありました

新幹線を降りて豊橋鉄道渥美線の”新豊橋駅”で【豊橋・鳥羽割引きっぷ】を購入。
このきっぷで以下の3つの交通機関を使って約66kmの移動ができます。
フェリーまで乗れるのは嬉しいです!乗船場できっぷ購入の手間も省けるし。
新豊橋駅”〜”三河田原駅”  [豊橋鉄道渥美線]
田原駅前”〜”伊良湖岬” [豊鉄バス伊良湖本線]
伊良湖”〜”鳥羽港”  [伊勢湾フェリー]

利用区間の路線図
豊橋・鳥羽割引きっぷのバックは
車両に四季折々の花がデザインされた「カラフルトレイン」
終点の”三河田原駅”まで35分
上から見ると扇型の形状の”三河田原駅

勝手にレトロな駅や街並みを想像してたのですが、駅舎もバスも綺麗で新しい様子…。それもそのはず”三河田原駅”は、2013年10月に改築されていて駅前広場も整備されたとのことでした。
次は11:00発の豊鉄バスで、”田原駅前”から”伊良湖岬”まで57分乗車する予定。このバスを逃すと、次は14:00までバスがないので大変です。

バス停が隣接しているで、乗り換えもスムーズ
うたた寝してる間に”伊良湖岬”に到着

伊良湖岬”まで来たら「伊勢湾フェリー」で三重県の鳥羽市へと渡ります。フェリーまでの乗り換えは10分しかなかったので、小走りで伊良湖旅客ターミナルへ!

青空の下のフェリー、嬉しいなぁ
乗船口は意外とシンプル、車の方は左側からどうぞ
出航の時間です

旅客定員490名の船内は、売店やボックス席、有料の特別室(大人400円)もあり、過ごし方は様々。

カーペット敷の横になれるスペースも
船の揺れは気にならず、きれいな景色が続きます
約55分で”鳥羽港”に到着

時間があれば”鳥羽港”近くの「鳥羽水族館」や「ミキモト真珠島」に立ち寄るのも楽しそうです。

鳥羽市で『天びん屋本店』ランチ

鳥羽港“に到着してフェリーを降りた頃は13時過ぎ。お楽しみランチの時間です(^.^)
事前にお店をリサーチしていたのですが、迷いすぎて歩き回った結果、鳥羽の名物”伊勢うどん・手こね寿司・エビフライ”がセットになった定食メニューがあるお店に入りました。
歯切れが良くて柔らかいので【日本一コシのないうどん】といわれる”伊勢うどん”ですが、とても美味しかった!
初めは味が濃そうだし、ふにゃふにゃなうどんってどうかな?と思っていたけど好みの味と食感。食べてみて良かった。イメージだけで嫌うのは止めることにします(^-^)
伊勢伝統のちらし寿司である”手こね寿司”や開いた”エビフライ”も肉厚で絶品。また是非来てみたいお店です。

「名物づくしセット」(2200円)
※冬はエビフライを牡蠣フライに変更できます
鳥羽『天びん屋本店』
ご馳走様でした!

さて、次は近鉄志摩線で”鳥羽駅”から”賢島駅”に23.5kmの移動です。
いよいよ目的地に近づいてきました。

鳥羽駅” の手前には「さざえストリート」があり、
約10店舗の貝焼き・貝料理店からは香ばしい磯の香りが…

近鉄電車に37分間乗車したら終点”賢島駅”に到着です。

こちらの駅も清潔で綺麗な印象。私は普通列車に乗ってきましたが、駅には近鉄特別列車「しまかぜ」とツートンカラーの二階建て特急「ビスタカー」も並んでいました。
普通列車でガタゴト揺れながら移動するもの好きだけど、特別な電車もやっぱり憧れますね..かっこいい。

ピカピカで綺麗な列車が並びます

賢島エスパーニャクルーズ

この後は、”賢島駅”改札を出て徒歩2分で行ける遊覧船のきっぷ売り場に向かいます。
賢島エスパーニャクルーズ】は志摩半島南部のあご湾の美しいリアス海岸と真珠養殖筏(いかだ)が点在する景色を船に乗って見学できるようで、楽しみにしていた予定の一つです。

最終の15:30出発便に間に合った〜
「エスペランサ号」スペイン語で“希望”という意味

本日2回目の船。所要時間50分(あご湾遊覧35分と真珠モデル工場見学10分含む)です。早速きっぷを提示して、オープンデッキまで上がってみます。

緑ベストに縞々パンツの先客がいました( ^ω^ )

クルーズ船からの景色は大小60の緑の島の色と、うっすら陽が暮れていく空の色がきれいでした。
あご湾は「真珠のふるさと」として世界的に有名です。
奈良時代からアコヤ貝から採れる真珠を出荷し、明治末期に志摩半島で真円真珠の養殖技術が確立されると、真珠養殖の中心地として世界的に知られるようになったのだそうです。

真珠生産で有名なあご湾は、至る所に養殖用の筏(いかだ)があります

クルーズの終盤は真珠モデル工場に寄港し、真珠の核入れ作業を見学できる島に移ります。

移動せずに船で待機もOK

工場内で写真を撮るのを忘れていたのですが、出入り口付近に「伊勢志摩サミット記念撮影」の写真が貼ってありました。

時刻は16時15分
だいぶ陽が落ちてきた

真珠モデル工場見学は2023年12月31日をもって終了だそうですが、船でしか見ることの出来ないあご湾の景色をじっくり堪能できるで、このクルーズとても良かったです。

賢島の夕陽

船を降りてからは夕陽スポットの「賢島大橋」までひたすら歩き、日の入りの時間16時45分までに到着。ふぅ〜と一息。

とても綺麗…この夕陽が見たかった
静かな空気が流れます

美しい夕陽を見るのに賢島に来て良かった…。
夕焼けには心を穏やかにして浄化してくれる作用があるそうですが、わかる気がします。

この日は自宅の横浜から三重県の賢島まで約330kmの移動でした。新幹線、電車、バス、そしてフェリーも乗りながら賢島の夕陽まで約8時間。
車だったらもう少し立ち寄れる場所も増えたかなと思いますが、乗り物同士の時刻表をすり合わせるのも楽しみのひとつ(^ ^)

この後は、ホテルで温泉に入ってのんびりして夕食も頂いて、ぐっすり眠りました。
ちなみにこの辺りの温泉は、ナトリウム塩化物・炭酸水素塩温泉で、保温効果が高く、重曹を含むため美肌効果も期待できる温泉として人気のようです。

地図でしか見たことのない街に実際に足を運ぶと、気持ちも頭もスッキリしますね。通勤や買い物でいつもと違う道を使うと脳がピリッとする感じがするのと似てる(^^)

最後の写真はホテルから見えた賢島の日の出、こちらも絶景でした。
またいつか賢島に美味しいご飯と絶景を求めに再訪したいと思います。

一日の始まりに感謝🙏

三重県の”賢島の夕陽”を見にいく、読んでいただき有難うございました。

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