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私の自己破産記録~人生のやり直しはここから始まる~

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●2024/2/5(月)破産管財人の先生との面談内容を追記しました!

みなさん、こんにちは。借金900万男Soraです。

今回は、私の自己破産の記録を時系列に記録していきたいと思っています。
まだまだ終わったわけではないので、手続きが進むにつれて追記していく予定です。
そして、自己破産の手続きが全て終わるころには、1冊の自己破産指南書のような形になっていたら良いなと思っています。
最終的には、自己破産するかどうか迷われている方の後押しとなれば最高ですね。


自己破産の一般的な流れ

まず自己破産の一般的な流れを下記に記します。
基本的にはこの流れで進んでいくと思います。

①弁護士に相談
②弁護士に依頼(契約)
③弁護士から債権者に受任通知を送ってもらう
④書類作成などの申し立て準備
⑤自己破産手続きの開始決定
⑥破産管財人との面談・財産の処分(管財事件・少額管財の場合)
⑦債権者集会
⑧免責確定

どうでしょう?
『え?これだけ?』と思う方もいらっしゃれば、『やる事多いなぁ』と思う方もいらっしゃるでしょう。

でも実際、①から③までは結構すぐに終わります。
最も時間が掛かる部分は、④から⑥だと思います。

あと、そもそも言葉の意味もよく分からないという方もいらっしゃると思います。そこは、この下の【私の自己破産の流れ】で詳しく説明していきたいと思います。

それでは、私の実際の自己破産の流れを時系列で見ていきましょう。おそらくここからが最も長くなります。
なぜなら、よくある弁護士事務所のホームページにある白か黒かしか書けないような内容ではなく、できるだけリアルにグレーな実際の部分も書いていきたいと思っているからです。

私の自己破産の流れ

①弁護士に相談
2023年7月10日(月)1人目の弁護士の先生に相談
2023年7月12日(水)2人目の弁護士の先生に相談
2023年8月8日(火)3人目の弁護士の先生に相談

まず私は上記のスケジュールで弁護士の先生にアポイントを頂き、債務整理について相談をしました。
基本は、弁護士ドットコムというサイト経由で債務整理が得意そうな弁護士の先生を選び、メールしました。
あと多くの弁護士事務所では債務整理の相談に限り、30分の無料相談というサービスをやられています。ぜひそれを活用して下さい。

ちなみに債務整理の相談をしたからと言って、債務整理をしなければいけないなんて事は全くありません。
何かを抱えていて毎日が辛いなら、気軽に相談に行けばいいと思います。

ちなみに、なんで3人もの弁護士に相談してるの!?と思われるかもしれませんが、決して同時にアポイントを取った訳ではありません笑

1人目と面談した時に、『いい先生だったけど、費用的な部分も含めてセカンドオピニオンとしてもう1人くらいと面談しよ』という軽い気持ちで私は2人目の先生と面談しました。

2人目の先生と面談した時に、『自己破産の流れはだいたい理解できた。あとは自分と相性が良さそうで、費用面がもう少し安くならないかな』という軽い気持ちで3人目の先生の面談予約を入れました。

そして、3人目の先生と面談した時に、『よし、今までの先生の中で誰にしようかな!』という気持ちになったので、これ以上新しい先生にアポイントを入れることはありませんでした。

結果的に私は3人の先生に相談してよかったと思っています。
なぜなら、弁護士の先生も千差万別だということを理解できたからです。
弁護士の先生と言えば、当然弱者の味方という印象があると思いますが、全ての先生がそうでは無かったです。
弁護士事務所もやはり商売!
業務的な人もいれば、商売人っぽい人もいる。
でも、どの先生が良い悪いではなくて、自分と相性がいい先生は誰か?を見極めることはとても大切だと思います。
だから、決して3人の先生と面談したことは多いと思いません。自己破産の手続き中はとても不安が付きまといます。自分が納得するまで無料相談をしても良いと私は思っています。

そんなこんなで、結果的に私はどの弁護士の先生と契約をしたか?
②弁護士に依頼(契約)に続きます

②弁護士に依頼(契約)
結果的に私は3人目に相談した先生にその場(2023年8月8日)で依頼しました。
理由は2つ。
報酬体系が、明朗だったこと。
スタンスが非常に業務的だったこと。
この2つです。

まず報酬体系!
これは本当に弁護士事務所によって差が出ると思います。
一般的なネット広告で見るような大手の事務所だと『高っ!』と思うような値段設定がされていますケースが多いです。
弁護士費用で借金返せるじゃん?みたいな。
もちろん私みたいな900万借金ある人からしたら十分安いのですが、それでも着手金だけで50万円とかは普通に取られることがあると思います。そこから成功報酬とか事務手数料とか取られて結果的に70万〜100万円!?みたいになっている方も少なからずいると聞きます。

ですので、私のおすすめは、地域に根差した個人事務所の先生で、かつ債務整理を得意としている方。こういう先生はだいたい良心的な価格設定をされている方が多いと思います。

次にスタンスが非常に業務的だったこと!
これは意外に思われるかもしれません。
普通だったら、優しい先生が良いとか寄り添ってくれる先生が良いとか思われるかもしれません。しかし、私は違いました。
私は、借金の理由の多くがギャンブルで恥ずべき理由です。
そんな私に優しく接してもらったり、寄り添われても何となくバツが悪いというかシンプルに恥ずかしかったのです。
それならいっそのこと、『ハイハイ、自己破産ね、借金の理由は?ハイハイ、ギャンブルね、それでこれは?』くらい顔色一つ変えず、業務的に自己破産の手続きを進めてくれる先生が良かったのです。

さて契約することが決まれば、早速先生は各債権者に受任通知を送ってくれます。
それがこれからの③弁護士から債権者に受任通知を送ってもらうに続きます。

あ!ちなみに、ここまで弁護士の先生には1円もお支払いしてません!
タダ働きさせてます笑
どこでお金を払うかというともう少し先になりますので、このまま読み進めて下さい。

③弁護士から債権者に受任通知を送ってもらう
契約が終われば、
弁護士の先生は機械的に各債権者に受任通知を送ってくれます。

普通に生きていればなかなか聞かないワードが出てきました笑

簡単に言うと、
お金を貸してくれていた人(債権者)に、『この人(依頼者)は、支払い不能状態に陥って、私(弁護士)と契約しました。これからはこの人(依頼者)には督促の手紙も電話もしないでね。何かあったら私(弁護士)まで連絡ちょーだいね』という手紙を出してくれます。

まぁ、手紙が届くまでは電話や手紙が届くこともありますが、その時は
『自己破産する方向で弁護士さんにお願いしました』と伝えてください。
債権者も慣れたもので『弁護士の先生の事務所名と名前と電話番号を教えて貰えますか?』と事務的に聞いてきます。
私の場合、『えぇ!?』とか『ふざけるな!』とか言われることは決してありませんでしたので、安心して下さい。

そうしている内に、全ての債権者から手紙も電話も来なくなります。
あれほど毎日鳴っていた電話が、ピタリと止みます。
そして、返済も一切止まります。
止まるというか逆に一切誰にも返済してはいけなくなるんです。

一言でいうと、最高です。
本当に最高です。
これだけでQOLが爆上がりします。

そして、次のステージ、書類作成などの申し立て準備に進むのです。

④書類作成などの申し立て準備
2023年8月8日に弁護士の先生と契約して、2023年12月12日現在までの4か月間、私はこのステージにいます。

え!?まだこのステージ?何やってるの?早く申し立てしたら良いのに!と
思われる方もいるかもしれませんね。
でもわざわざこのステージを書かなければいけない位、このステージは自己破産する上でとても大切です。
そして、自己破産するには準備するものが2つあります。

まず1つ目は書類の準備、2つ目はお金の準備です。

1つ目の書類の準備、これが意外と大変です。
とりあえず、私が弁護士の先生から用意してと言われたのは下記です。

・住民票
・申し立て2か月前分の家計簿
・申し立て2か月前分の給与明細
・2年分の源泉徴収票
・全ての通帳の2年分の取引明細
・車検証
・退職金見込み額証明書(もしくは、会社の退職金規定)
・保険証書
・賃貸借契約書の写し

見て頂いたら分かるように、どんな方でも恐らく最低でもこのステージに2か月間ほどは滞在しないといけないはずです。
なぜなら、家計簿を2か月分提出しなければいけないからです。
そんなの簡単じゃん。さかのぼって思い出して書けばいいんでしょ?と
思いました?

Non,Non.Nonですよ。

1円単位での記入が必要になります。だから、過去を思い出して記入するというのは不可能に近いです。
家計簿が気になる方もいると思います。
私もここが一番情報が少なく、困りました。
ですので、私の家計簿も公開したいと思います。(身バレ防止の為、有料に設定させて頂きました)

2か月経過して、書類の準備もOK!よし、申し立てだ!
となれば良いですが、そううまくいきません。それはなぜか‥?

思い出してください!

私は、弁護士の先生に色々と働いてもらっているにも関わらず、お金を1銭も支払っていません!
そう無給で働いてもらっているのです。
でも、それもここまで。
さすがにここからの手続きは、弁護士費用を支払わないと弁護士の先生も動いてくれません。まぁ、当たり前ですよね笑

つまり、この申し立て準備中に、2つ目のお金の準備と書きましたが、弁護士費用も積み立てていきます。
この申し立て準備中は、今まで頭を悩ませていた借金の返済がピタッと止まります。
ですので、今まで返済に充てていたお金を少しづつ貯めて、弁護士費用に充当していきます。

私も書類自体は用意できていたのですが、借金は900万あるのに、いかんせん貯金が0円で弁護士費用なども払えるわけもなく、弁護士費用を貯めるのに4か月掛かってしまいました。

もちろんこの弁護士費用、親に貰ったという形ですぐに支払ってしまっても良いと思います。(あくまで貰った!ですよ!借りた!という形になるとそれは面倒なことになると思います)
ただ、個人的には時間が掛かっても良いので、自分でやりくりして自分で貯めた方が良いと思います。
なぜなら、弁護士費用を貯めることで貯金のリズムが作れます。
そして、弁護士費用を払ってしまえば、それ以降は自分の貯金となっていきます。
貯金の感覚を掴む上でも自分で貯める。これをおススメします。

さて、
2023年12月12日(火)
書類も準備ができ、弁護士費用も積み立てることができたので、弁護士の先生と面談がありました。
内容は、申し立て準備から実際に申し立てに向けて打ち合わせでした。

打ち合わせの内容としては、
・まず委任契約書へのサイン
(本来は②弁護士に依頼の所でやることです笑。かなりイレギュラーです)
・私が用意した書類の確認
・その後に借金をした経緯の陳述書の確認
以上でした。
時間にして約20分。
これも恐らくとてつもなく早いと思います。
私の依頼した弁護士の先生の特徴なんですが、前述した通りとても業務的というか事務的に仕事を進める方で、すぐに終わりました。
そして最後に、『2日以内には申し立てるから、来週位には破産手続開始決定が出ると思いますよ』と言われ、面談が終了しました。

このこちらが書類を提出してから申し立てるまでのスピード感も本当に事務所によって千差万別あるなと色々な所からの情報収集で感じています。すごい待たされる所もあるとか無いとか。

ですので、私の弁護士先生には本当に感謝しかありません。

さぁ、私は無事に破産手続開始決定が下りるのか‥この続きはまた分かり次第書きたいと思います。

2023年12月14日(木)
先生から振り込みの着金確認と本日裁判所に申し立てる旨のメールを頂きました。

⑤自己破産手続きの開始決定
さぁ、12月15日(金)に申し立てをして頂き、待つこと約3週間。
2024年1月9日(火)13時に破産手続開始決定が出たと弁護士先生から連絡がありました。
恐らく年末年始を挟んだので、3週間ほど時間が掛かりましたが、特に問題の無い方は2週間ほどで出るのが一般的かと思います。

まずここで裁判所から『この人は支払い不能状態である』と判断されなければ、破産手続開始決定は出ないので、そこが認められたことで自己破産の手続きを正式に進めることができることになります。

ひとまず一安心です。

そして、私の場合は、ギャンブルでの自己破産ですので、しっかりと破産管財人の先生が付きました。
破産手続開始決定と同時に、破産管財人の先生のお名前と事務所名、そして裁判所に出頭する日付(債権者集会の日付)が教えてもらえます。
債権者集会の日付もここで出てくるので、ある意味終わりが一気に見えるのもこの段階だと思います。
私の場合は、2024年3月11日(月)に債権者集会の日付が指定されていました。

あと、ここから郵便物の転送が始まります。
基本的には、郵便局から届けられる手紙やはがきなどが転送されて、ゆうパックなどは転送されないと聞きます。あと、佐川やヤマトの荷物も大丈夫みたいです。

さて、そんなことよりもこの破産管財人の先生がどんな人にかによってこの後の手続きに大きく影響が出てきます。
優しければすんなりと終わりますし、厳しければ色々と追及されたり、追加の資料を求められたり・・

さぁ、次は、破産管財人の先生との面談になります。

⑥破産管財人との面談・財産の処分(管財事件・少額管財の場合)
破産管財人の先生が決まり、私の場合は、自分で電話をして面談日の調整をしました。そこの事務所は結構大きい事務所で、事務員さんが対応してくれました。
(プルル・・)
私『破産管財人の先生との面談の日程を調整させて頂きたいのですが・・』

事務員さん『あぁ、分かりました。まぁ、3月11日が債権者集会でまだ先ですし、1回面談すれば良いので、2月頃にやりましょうか?2月5日(月)の10時~でいかがですか?』

私『(え?そんなゆるい感じ?)わかりました。それでは、2月5日でお願いします。』(・・ガチャ)

こんな感じでした笑
この電話の感じからして、大当たりの管財人の先生を引き当てたのではないかと思いました。ただ、あくまで事務員さんの対応が優しかっただけで、直接管財人の先生と話をした訳ではなかったので、ドギマギした気持ちで2月5日まで待つことになります。

さぁ、運命の2月5日(月)

いよいよ破産管財人の先生との面談です。
どんな先生なのか?どんな追及をされるのか?

気になる『詳細』は、有料部分でご紹介させて頂きます!
すみません。

ただそれでは、この記事の目的から大きく逸れてしまうので、概要を少しだけ。
面談の内容は、借金の経緯、口座明細の気になる点に関してがほとんどでした。基本的には財産を隠していないか?が確認したいことなのかなと質問の感じからして思ったところです。

と概要に関しては、ここまでで許してください。
詳細に関しては、有料部分で紹介させて頂きます。

ギャンブル(オンカジ、ボートレース、競輪など)で自己破産する方にはお役に立てる可能性があると思いますので、ぜひ。

⑦債権者集会
後ほど更新予定

⑧免責確定
後ほど更新予定

私の債務一覧

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