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垣間見る世界とゆらめきの魅力

アンモナイトの新作とは別にこちらのペンダントも販売する予定。
以前、表面をサンドブラストの模様をいれたものは作ったことがあったのだが、今回はプラスアルファして作った作品になります。

垣間見る構図

さまざまな絵画技法の中にあって、昔から使われてきたものに、垣間見というものがあります。手前に大きな何かを配置して奥の魅せたいものをわざと遮ることで、覗き見るような印象を与えて、より魅せたいものに意識を向かわせる方法と僕は解釈しています。

そんなふうな垣間見をガラスのアクセサリーで試みたのがこの作品で、オパールの月が浮かぶシンプルな宇宙に植物のツタのような模様を重ねてみました。
シンプルな宇宙がより広がりを見せてくれるような印象になるのは、この垣間見る構図の効果でしょうか。

ゆらぐ光が作り出す神秘


そしてもうひとつプラスアルファしたというのがゆらぎ感。ゆらぎ感といってもここでは、背景から光を当てたときに透けて見える光の揺らぎの事です。

このゆらぎのある光が神秘的で複雑な宇宙の印象をこのペンダントに与えてくれています。

このゆらぎはどうやって作られているかというと、ペンダントの裏面に凹凸のある模様をつける事で作り上げました。

光がこの凹凸に当たる事で、屈折し、濃い青と淡い青にみえる部分をつくりあげます。

硝子の魅力は透明感と光の屈折にあるとおもっているので、このペンダントはそういった意味での魅力を楽しめる1点になったと思います。

こちらは8/6 よる9時からミンネで1点のみ販売予定です。
ミンネはこちら


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