大丈夫な自分が憎らしい

仕事で失敗してその場で泣き出しちゃうような子、いるよね

彼氏に振られたりして相手の都合なんて何も考えられず友達に電話しちゃうような子、いるよね

寂しいとか不安とかそういう気持ちで突然恋人に会いに行っちゃうような子、いるよね

もう無理だ、限界だ、誰か助けてくれ！
ってすぐに声を上げて駆け出す、泣き出す、騒ぎ出す

それでいつでも誰かに
よしよし、大丈夫だよ。って言ってもらえる子、いるよね

馬鹿かよ、赤ん坊かよ
大人なら自分のケツ自分で拭けよ
何泣いとんねん、甘ったれんな

とか思っちゃって
私はそういう子に肩を貸してやる事が出来ない

けどそれは、そうやってわめき散らせる神経がちょっとだけ羨ましいから

私だってたまには
うわぁー！もうむり！むりむりむりむり！
助けて助けて！！えーーーん！！！
って泣きわめきたい時、ある

でも自分が普段それを我慢している、
というかそれが出来ない人間だから
それが出来ちゃう人、他人を振り回す事に何の躊躇もない人を
軽蔑しながらも少し羨ましいと感じてしまう

私はそれをしなくても大丈夫な人
辛くなって、誰かに話聞いてもらおう！
助けを求めよう！！と思っても
誰に電話するか、誰の元に駆けて行くか考えてるうちに

……やっぱいいや。
よく考えたら誰にも話さなくても別に大丈夫だし
誰かに話したところで別に何も解決しないわ。

とか思って、すん…って1人で感情を収めてしまう

誰の事も頼れない、誰の事も信頼してない
誰の事も自分より賢いと思ってない
自分に解決できない問題は他の誰にも解決できないと思っている
自分はそういう偉そうな人間なんだろうと感じる

何も考えず大好きな人、信頼できる人にわめき散らせたらいいのに
人に甘えられる人間ならいいのに
感情を抑えず表に出せればいいのに

でも結局は、そんな事しなくても私の心は壊れないし
自分でちゃんと立ててしまう
そんな自分の事がたまにちょっと憎らしい