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熊本の皆さんに歌を

2016年4月14日に前震、16日に本震が発生した熊本地震から6年。
一年前にはどんな思いでこの日を迎えたのか、昨年自分で書いた記事を読み直しました。


あれからもう1年が経過したのか、と思い返しています。
状況はあまり変わらず、2年以上熊本に帰省していません。いつになったら熊本の皆さんと一緒に歌えるのか、歌を聴いてもらえるのか、焦りのような気持ちもあります。

しかし嬉しいお知らせも。
FMクマモトのラジオ番組「木村優一~みんなSmile Let's Sing!(唄わんかい!)」は、おかげさまで6年目を迎えることができました。私にとって定期的に熊本の皆さんへ歌声とメッセージを伝えることができる大切な場所になっているため、継続できたことはとてもとても嬉しいことです。リスナーの皆さん、応援してくださっている皆さんのおかげです。

何よりリスナーの皆さんからのお便りは私のエネルギー源になっており、何度も読み返しています。番組開始当初は、被災地の方の胸の内や復興への想いを綴ったお便りが多くありましたが、最近では長期化するコロナ禍への不安感や苛立ち、孤独感を知ってほしい、というお便りが多くなりました。

内容は世情に伴って変化しても、お便りから伝わってくる気持ちは、木村優一の意見、感想を聞きたいというより、「聞いてほしい、知ってほしい」ということ。私は番組を発信する側でありますが、リスナーの皆さんの心の声を傾聴する姿勢がいかに重要か、ということを感じています。

熊本でのコンサート活動ができていない今、熊本の皆さん、radiko(ラジコ)で聴いてくださっている全国の皆さんと繋がるために、この番組は以前より更に重要な媒体となっています。リスナーの皆さんの気持ちに寄り添い、番組を発信するために私ができることは何か。それはやはり歌うこと!

昨年から今年にかけては、たくさん歌のリクエストにお応えするようにしています。それに伴い、リクエスト付きのお便りも増え、嬉しい限り。いろんなエピソードを添えて歌のリクエストをいただくことも多々あるため、しっかり歌わなくては! という使命感を持って収録に臨んでいます。番組を通して気持ちのキャッチボールをしているかのようで、収録すること、そして、放送後にお便り(ご感想)などをいただくことが楽しみになっています。

もう一つ私が番組で心がけていることは、防災に対する意識を持つことを伝え続けること。お便りの中には、全国で地震などの自然災害が発生する度に、熊本地震を思い出し、防災意識が薄れていた自分に気づいた、という内容も多々あります。

故郷熊本が復興していることはとても嬉しく、そのことを発信していくことはもちろんですが、一年前の記事にも書いたように、非常時の備えの重要性を伝え続けることも、ラジオ番組でお話をする機会を頂いている私の使命だと思っています。


これからも多くの方々の声に耳を傾け、私自身、歌やメッセージを届けられるよう、頑張っていきます。そして熊本の皆さん、早く会いたかよ!

復興への想い、世界平和への想いを込めて『花の街』を歌いました。ご覧ください。↓


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