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男性ボーカル曲のカバーに挑戦! ~三浦大知さんの歌を歌えるか!?~②

前回(男性ボーカル曲のカバーに挑戦!①)をお読みいただいていない方、まずは ↓ をご覧ください。

三浦大知さん『ふれあうだけで~Always with you』をカバーし、動画配信の撮影に向けて練習をスタート、歌う調を決めた私は、撮影当日ピアノを弾いてもらう中村達郎さんに楽譜を渡すと同時に「ハ長調でお願いします」と伝達しました。中村さんとは今回が初共演。
早速楽曲の確認をしてくれた中村さんから

「いい曲ですね。合わせるのが楽しみです。」

という嬉しいメッセージが届き、「ね、いい曲でしょう!?」とまだ顔も合わせていないのに、自分が褒められたような気分になり俄然やる気がアップしました。

暗譜の壁

さて、まずは暗譜(楽譜を見ずに演奏できるように楽曲を覚える)です。この段階でいつも思うのが、「僕はなんでこんなにポップスの曲の暗譜が苦手なんだろう」ということ。クラシックを歌うとき以上に、この暗譜の壁がはるかに高いのです。歌詞の数が多く、複雑なリズム、短いフレーズの中にたくさんの歌詞が入っているので当然といえば当然かもしれません。

私たちは楽譜から様々な情報を読み解き、それを自分の体を通して再現していくのですが、ポップスの楽譜を見るとその複雑さにまず面食らうのです。三浦大知さんの歌をひたすら聴いて、歌詞を朗読して、楽譜を見て、とにかく覚えるまでがむしゃらにその繰り返しです。


更なる試練

初めての曲の練習過程で、歌うほど曲の良さが分かってくると同時に難しさも痛感することがあります。ときには当初できたことがどんどんと困難に感じてくることも。そして今回もその険しい道が待っていました。何度も言う通り『ふれあうだけで~Always with you~』がとても難しい、ということは分かっていましたが……。

課題は、音域の広さはもちろん、高音域での歌詞のさばき方です。一番の聞かせどころで、これでもかというくらいに高音域でたくさんの歌詞を伝えなければならない、近年の男性アーティストのヒット曲にはこのような曲が多く、私が男性アーティストの歌をカバーする難しさのひとつはここにあるのかもしれません。ファルセットを使って繊細に高音域で言葉を明瞭に伝えることは大変難しく、オペラ風になってしまうと曲の雰囲気を損なってしまう、撮影日が近づくにつれ焦りが出てきました。

考えた末最終手段。中村さんに調を変えてもらうことにしました……トホホ。
合わせ練習の当日にお願いし、困惑している中村さんの様子がこちらです↓

果たして撮影本番、うまくいくのか。温かく見守っていただき、次の動画をお楽しみに。

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