十年前にもしもちょっと行けるのなら何をしようかな
十年前にもしもちょっと行けるのなら何をしようかな
あの懐かしい街に出かけ、月の影をめざして
…斉藤和義の「月影」のワンフレーズだ。
「ちょっと」ってどのくらいの期間かなあ。
その「ちょっと」が10分なのか、1日なのか、1週間なのかによってやりたいことは変わる。
十年前というと2014年だ。
そこに当時の自分がいるなら、会って今の自分の状況を話すかもな。
10分しか時間がないんだったらそれくらいしかできないな。
1日あったら何をするだろう。
再開発される前の日本橋や渋谷の写真を撮りに行くかなあ。
今ボクが使ってるスマホを持っていけるのかな。
あ、現代からお金を持っていけるのかな。
お金を持って行けるとして、新型500円硬貨は2021年発行だから、十年前には世の中に流通してなかった。これだけは使えないな。
お金を持って行けるんだとして、10年前の自分に今のボクの貯金を全額投資することができるだろうか。
どうだろう…
当時の自分に会って話をすると思考レベルの低さにガッカリするかもしれない。今に比べるとずいぶん尖ってて、自分の信念を曲げなかったもんなあ。でも、十年若いってのは、十年分の可能性を秘めているということだ。
十年前に行くことはできない。
ボクが生きている間にタイムマシンが開発されることもなさそうだ。
戻れないからこそ、これまでの自分の十年は正しかったと信じよう。
そして、これからまた十年成長していこう。
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