見出し画像

発想力を高めるには4D(四次元)的な思考が重要

エウレーカ!

古来、人は風呂に入っているときに考え事をするものだ。
確かアルキメデスもそうだったはずだ。
ボクもご多分に漏れず、風呂に入りながらいろいろなことを考える。
ボクがよく考えることは、ものごとの関係性についてだ。

4D(四次元)でものごとを考える

例えば、AとBの関係性を考える時、ボクは両者の「歴史」「場所」「目的」の3つにフォーカスすることが多い。

歴史=それぞれのこれまでの経験について考える。
何かのカテゴリーにフォーカスしたときに、それが時間の経過とともにどのように変化してきたかというところを考える。まあ、実際には「歴史」というような長スパンではなく「背景」程度の短スパンを考えることの方が多いと思う。

場所=その人やモノがどこにいるか(あるか)も意外と重要だ。
直線的な距離だけを考えているわけではなく、アクセスしやすいかどうかを考えることが多い。例えば東京→福岡より東京→岡山の方が物理的な距離は近いが、アクセスの良さは福岡の方に軍配が上がる。また、インターネットの進化は物理的な距離を縮めることができていると思っているが(ボクが物流関係者だということもあって)リアルな移動時間は重要だと考えている。

目的=将来的に何を成そうとしているのか。
これはちょっと説明が難しいが、人はいろいろなサイズ感で、同じ目的を達成するために集う組織に属していると思っている。家族・親戚・会社や取引先・趣味のサークル・自治体…などだけではなく、薄いつながりで言うと、ラーメン屋に並んでいる人や同じ電車に乗っている人も同じ目的を持った集団だと言える。言うまでもないが、この目的が同じ方向であれば関係性は強くなり、違う方向を向いていれば関係性は薄くなる。

つまり、AとBの関係性を考える時、ボクは彼らが現在影響力を発揮できている場所を地図上で俯瞰的に見ると同時に、それぞれの過去と将来という時間軸を加えて考えている。それらがクロスするポイントを見つけると「エウレーカ!」となるのだ。

直感力も鍛えよう

現実的な選択肢はA/Bの二択だけではない。
そして、それにそれぞれの「歴史」「場所」「目的」を加えると、パラメーターは天文学的な数になるだろう。

その中から「面白い!」と思える関係性を発見するには、言葉で説明できない「ひらめき」のような感覚が重要になると思っている。「AとBを掛け合わせるとCが出来上がる」というようなロジカルなものではなく、どちらかというと「理由はわからないが面白そう!」という直感的なものだ。

ボクはこの直感力も鍛えることができると思っている。
多くの組み合わせを想像し、それを実際に試してみることで、引き当てる確率を上げることができるはずだ。



今日も風呂に入りながら、いろいろな事に考えを巡らせている。
ものごとをロジカルに考えるのであればデスクに座っているときの方が良いが、直感的な発想を思いつくのは断然風呂に浸かっているときだと思う。

だが、なかなか「エウレーカ!」と叫ぶような発見には辿り着かないものだ。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最後まで読んでくださってありがとうございます。

これまで書いた記事をサイトマップに一覧にしています。
ぜひ、ご覧ください。
<<科学的に考える人>>



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?