見出し画像

類は友を呼ぶ

類は友を呼ぶ。これは私が高校三年生のときに書いた卒業文集の題名だ。

私は小学生の時、母が小さい頃使っていたことわざ辞書を暇なときに読むのが好きだった。その辞書は古い昭和風なイラストが挿絵で良い感じの余白に文字が羅列してあった。

類は友を呼ぶということわざは何故か小学生から印象強く脳裏に焼き付いていた。

だから私は題名が決まらなかった卒業文集の題名にした、、、。

高校生の時は友達関係ついて卒業文集を書いたのは良いが、一方でそこまでこのことわざの意味を実感していなかった。

しかし今年に入り、成人式前にアルバイト先の上司が「成人式の打ち上げに行くと、同級生がすごい変貌を遂げてたり、荒れていたり、あまり変わらなかったり行くだけで楽しいよ。」と言っていた。その話を「そうなのか」と聞いていたが深くは考えていなかった。

・・・・

~成人式の当日~

成人式のあとに同窓会(打ち上げ)があった。確かに上司の言っていた通りだった。子供がいる同級生、酒を一気飲みして騒いでいた同級生、全然変わらず元気にしてる同級生。多種多様な人がいた。

私は小学生の頃から仲の良い親友が三人いる。たまたま中学で同じ部活に入り、家族よりも長い時間を過ごしていた。高校に入ってバラバラになっても年に5回くらいご飯を食べに行ったりしていた。

大学生になってそれぞれ違う学校へ行っても、海外旅行に行ったり、遊んだり頻度は減ったが会っている。その親友たちと一緒に成人式へ行きそのあとの同窓会にも出席した。

私はそこで気づいた...。

「類は友を呼ぶということはこういう感覚なのかと。」

親友たち以外とも久しぶりに男女問わず何人かと話した。みんな今でも何かに打ち込んでいて楽しそうだった。

実際、私も行きたかった大学へ行き、自分が学びたいことを学び、したいことをして、今の生活に満足している。

私の周りのほとんどの人たちは、私とやっていることは違えど充実した生活をおくっている様子だった。

同窓会でさまざまな人と話している時、「類は友を呼ぶ」ということわざの意味をはっきりと実感した。性格は全く異なるが幼馴染と過ごしこれからも生きていきたい。

やっぱりことわざって面白い。考えた人ってすごいよなぁ。親友いてよかったな。友達っていいなぁ。ふと色々なことが脳に過った同窓会だった笑


fin.

BLOOM

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?