和歌山市で学習塾Sophicaを開業する①東京在住だった私と和歌山県との縁
和歌山県に足を踏み入れた初めての日
忘れもしない2016年の夏、友人が和歌山県で司法修習をしていると聞いて、まだ大学院生だった私は和歌山県まで旅行に来た。
自分の価値を学歴だけで語りたくはないからあまり喧伝することはないのだが、私は東京大学を卒業し、そのまま東京大学大学院に入学した。
総合大学の強みとも言えるが、同級生には法学部の連中がそこそこの人数いた。
和歌山県で司法修習をしていた彼も、その中のひとりだ。
余談だが、法学部を卒業すると法曹界に就職すると思われがちだが、意外にもその道を進む人ばかりではない。大企業に就職したり、法学の研究者になったりする人も一定数いるのだ。
さて、そんな法学部を卒業して司法試験に合格した友人は、弁護士になるべく和歌山地方裁判所で研鑽を積んでいた。
司法試験に合格したものは、司法修習という名の研修を1年間かけて受けることになっている。
司法修習の中には、全国の地方裁判所から一か所を割り当てられて、そこで実務を修習するカリキュラムがある。
その友人が割り当てられたのが和歌山地方裁判所だったのは、今にして思えば縁だったのかもしれない。
和歌山県に行きたかった本当の理由
その友人とは非常に仲がよく、彼が東京に戻ってきてからは定期的に2人でサウナに行ったりもした。
そんな仲だから和歌山まで足を運ぶのは自然な流れだが、司法修習にかこつけて和歌山県までやってきたのは、他にも理由があった。
御存知の通り、和歌山県の南端は本州で最も南に位置している。
「本州で」というのがミソで、これが「日本で」になるとその地名が沖ノ鳥島であることは周知の事実だが、「本州で」と言われたときにその地名が出てくる人は少ないのではないかと思う。
本州の南端は「潮岬」(しおのみさき)といって、和歌山県串本町にある。
沖ノ鳥島に一般人が上陸することはかなりの困難だが、潮岬であれば足を踏み入れることは比較的容易である。
私は、本州の東西南北の端っこに行きたかった。
その第一歩として和歌山県の潮岬に行こうと思っていた。
もちろん、法曹界の卵にこの話をした上で、2人で潮岬まで行くことにした。
ちなみに、本州の北端は青森県の大間崎、東端は岩手県の魹ヶ崎であり、この2つはすでに踏破している。
最西端は山口県の毘沙ノ鼻という場所だが、ここだけまだ行けていない。
各端では、「到達証明書」というものが発行できて、その4つを集めると記念品がもらえるはず。。(今もやっているか不明)
そのうちの1つを目当てに、和歌山県まで旅行しに行ったのが、和歌山県との縁の始まりだった。
今日のところはここまでにして、私と和歌山県との縁を語っていくシリーズものの記事にしていこうと思うので、よければご覧になってください。
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