『手品師』は黄色いパワーの塊☆マルセイユ・タロット
これはマルセイユ・タロットの『手品師』のカード。
1を表すローマ数字である「Ⅰ」が天辺に描かれた『手品師』は、大アルカナの最初の1枚です。
Ⅰという若い数をもっているカードらしく、子どものようなずんぐりとした体のバランスで描かれています。
黄色がいっぱい
手品師は黄色がたくさん用いられたカードの1枚です。
帽子や髪、服をはじめとして、靴、アイテム、テーブル、背景などに大小様々な黄色があります。
子どものような『手品師』の弾けるような黄色は、好奇心を象徴したような色です。
子どもがワクワクしながらおもちゃを選ぶように、手品師は思いのままにテーブルの上から道具を持ち上げています。
手に取っている黄色い玉は、手品師にとって、ワクワクの種なのでしょう。
種のような手品師
黄色の多い『手品師』自身も、エネルギーに満ちた種のような状態です。
エネルギーが満ちていることが、パンパンにふくれた太い腕や、太いふくらはぎ、張り出した帽子などに現れています。
身体も頭も、発芽するパワーの塊のような状態です。
この弾けんばかりのエネルギーの状態に似ているなと紹介したく思ったのが「プリンス・ルパートの滴(オランダの涙)」です。
プリンス・ルパートの滴
「プリンス・ルパートの滴(オランダの涙)」は、熱々に溶けたガラスを冷水に落として硬化させることで作られる滴形の物体です。
溶けて膨張していたガラスが、外側から急速に冷えて収縮しながら硬化することによって、外側には大きな圧縮応力がかかり、内側には引っ張り応力が生じるそうです。
プリンス・ルパートの滴の頭は、閉じ込められた力によって金槌で叩いても壊れないくらい強いのですが、その力はしっぽの方を折ると解放され、爆発的に砕け散ります。
プリンス・ルパートの滴に力がギュっと詰まっている様子は『手品師』によく似ています。
種のようにずんぐりした形状も似ています。
『手品師』の力
『手品師』は、弾けそうなエネルギーを身に宿し、その可能性を地上に放出しようとしています。
エネルギーを解き放つ先は?
もちろん『手品師』がワクワクすること・ときめくことです。
『手品師』の強さは、判断や計算なく、自分のエネルギーを子どものように好奇心の対象に向けていることから来ます。
「好奇心」という名の自分のスピリットを自由に羽ばたかせる。
これが剛腕『手品師』の力の素のようです。
あなたの中の力を高めよう
「自分の中に力強さが足りていないな」と思うときがあったら、ときめき、ワクワクする時間を確保し、好きなことを追求して、内なる圧力を高めましょう。
外圧に負けない力強さが段々と養われ、力が発現していきます。
ソフィア
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