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ドラマ

先日旅先の愛媛の観光名所(海沿いの無人駅)が
ドラマの撮影で使われた場所だと知った。
こちらは、ドラマ「 ヒーロー 」だったかな?
見てたわ~ あそこね。

松山に向かう電車の車窓からも
同じようなきれいな景色があって
駅からの海の景色をなにげに撮影していた。
帰路で気づいたのだけれど
こちらもドラマ撮影に使われていたとか
「 東京ラブストーリー 」だとか
これも見てたわ~ 
学生の頃盛り上がっていたトレンディドラマ
お年がばれる。


そんな私もリアルでTVを見るのを
ほぼやめてしまい、もちろん
TVドラマも随分見ていなかった。

昨年末あたりから
ふと録画されてしまったドラマを見て
今更またドラマにはまってしまった。
現実逃避にドラマはいい。

現実逃避といっても何か日々に
困難を感じているわけではなく
特に問題もなく日々過ごせているから
ちょっとした刺激や変化が欲しいのだ。

久々にみると面白いもんだ。
特にシリーズものはやめるタイミングがなく
ずっーと見続けてしまう。

まあ、こうやってドラマや映像業界は
バーチャール現実にリアル感をもたせ
依存させるエキスがたっぷり含まれている。


ドラマって不思議なんだけど
単調で順調、幸せ平凡という段階にはいると
途端になんだかつまらなさや物足りなさを
感じてしまうものだなと改めて感じた。

ドラマはやっぱり波乱万丈だったり
トラブルがあったりハラハラドキドキ
山あり谷ありのストーリーの方が
断然盛り上がり続きがみたくなる。


日々繰り広げられる日常の人間ドラマ
人生のドラマもこれにものすごく似ていて
TVドラマでなくとも、幸せすぎる単調な毎日は
意外に物足りなさを感じるものである。

そんなはずあるわけない。
苦労なんてせず、幸せで平穏な人生が
いいに決まってると思い込んでいる人は
一度自分の困難な体験を乗り越えた自分と
なんの変哲も苦労も困難にも遭遇しない自分との
違いをじーっくり比べてみるのもあり。

信じがたいが
実はジェットコースター人生のほうが
生きがいを感じられる部分がある。

顕在意識の自分はそんなこと思えるはずもない
でも実は、奥深くでディープな体験や刺激を
求めている。そんな気さえしてくる。だから
争いや戦いはなかなか終われないのかも。

顕在する自分と、潜在している自分の思いの差に
気づいたときには、多少のショックは感じつつも
あーそんな自分も自分なんだと妙に納得したりもする。


自作自演で映し出す日々の出来事は
波乱万丈であるほど臨場感が増し
感情移入してしまう。
平凡で幸せな毎日が一生続けば、これはこれで
退屈さを感じてしまうものなのかもしれない。

人間はないものねだりの生き物なのだろう。


そろそろ、わざわざ苦労する人間ドラマから
完全に抜け出そうと思う。

感情移入する感覚を思い出すための
困難や悲劇の創作ドラマは
時々、TVや映画の世界のストーリーを
バーチャルで楽しむことにする。


そして
バーチャルだった現実を反転させて
真の幸せを感じる
本来の自分を思い出しながら
生きるとしよう。







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