繊細ワーママが、楽に生きるために心がけていること〜パートナー編・自分編〜
人が好きだけど繊細な私が心地よいペースで生きるために、人付き合いで心がけているとちょっと楽になることをまとめました。同じような方、また繊細な方が周りにいる方に参考になれば嬉しいです。
今回は後編です。めちゃくちゃ長くなったので、興味のある項目があれば、目次から飛んでもらえたら嬉しいです。
【前編】子ども編、職場編
【後編】パートナー編、自分編 ◀今回はこちら
パートナー編
一番身近な他者である夫との関係を良好に保つために、心がけていることを書きます。
①コントロールできないことに期待しない
信頼しない、という意味でなく、期待値を自分の都合の良いように上げないという意味です。
例えば、家事育児。夫は一通りの家事が得意で、育児にも協力的です。ただ、短期・長期・国内・国外問わず、出張に出かけることが多く、平日の半分は家にいないし、夜ご飯を一緒に食べられる日はほぼありません。
夫が仕事でいないときは、必然的に私しかいないので、家庭のことを全て担います。そしてそんな生活が数日続き、夫が帰ってくると、楽になると期待してしまう自分がいます。そんなとき、朝の家事をしている間に起きてこない(疲れている)、子どもたちの相手やご飯の準備をしている間に自分のことをしている(出社準備も、連絡確認も、リフレッシュも必要)となると、夫の事情を知りながらも、いないときと変わらない・・・と孤独を感じてしまう私がいました。そして、何かをしてくれても、当たり前と思うようにもなっていました。
この捉え方のせいで、何度か険悪ムードになりました。そこでお互いに思い直したのが、一方が疲れているときはもう一方も疲れている、自分だけではないこと。いたら当然のように家事・育児をするものと期待するのはよくないこと。
私にとっては、夫の出張、深夜会議、飲み会、それに伴う疲れも、コントロールできるものではありません。(飲み会はできるかも笑)「どうしてやってくれないんだろう」と思うよりも、まずは無事帰宅したことに安心し、しっかり回復すれば大戦力になってくれるのでそれを信じ、その上で期待しないことで小さなことに大きな感謝が生まれます。「子どもの仕上げみがき助かる。この3分がいないときと大違い!」「美味しいごはん作ってくれてありがとう!(料理得意なので在宅時はごはん担当)」となっています。
ただし、自分の心に余裕がないとそう思えないので、余裕をもつために心がけていることは②以降へ続きます。
(また、夫がしばらく家を空けるときは、終わったらみんなで打ち上げしよう🍻と家族の頑張りをねぎらう機会を設けています。子どもも「パパいない」と認識するといつもよりお手伝いしてくれるので、帰ってきて嬉しいね〜!みんな頑張ったね〜!とそれぞれを讃え合ってお祝いします笑)
②平等より、公平に
平等が難しければ、どうすれば公平感があるかを、二人で納得がいくように考えています。
夫はフルタイム正社員、私は短時間パート。また、前述の出張のこともあり、家庭にいる時間は私の方が多いです。時間的に平等にすることは無理があるので、お互いの公平ポイントを探りました。夫は必要なだけ仕事の時間をとってOK、一方私は家庭にいる時間が相対的に長くなるので、週末自分だけの時間をとってもらい、夫に子どもたちの相手をしてもらったりしています。
夫にとっては子どもと過ごす時間になり、子どももダイナミックな外遊びや普段と違う経験ができて嬉しい、私にとっても少し日常から離れることでリフレッシュできます。出張でいない週は、週末の午前中は時間ほしい、と予め予約しておくと、この週乗り切ったら少しゆっくりしよう!と見通しが持てて安心しています。
また、夫がいないときは少しでも家事の負担を減らせるように仕組みを考えました。我が家は夫がいないときだけヨシケイを頼んでいます。(1日ごとの発注も可で、毎日お昼に新鮮な材料が届き使い切り、我が家が頼んでいるものはレシピ通り作れば3品15〜20分くらいでできるので気に入っています)また、どうしても家事が追いつかないときは、実家(車で30分)から父母を召喚し、夕方2時間ほど子どもたちの相手をしてもらっている間に家のことを済ませたりします。父母もたまに孫に会えて喜んでくれとてもありがたいです。あとは、夫がいる・いないに関わらず、乾燥機付き洗濯機やお掃除ロボット(昨日届きました🙌)などの時短家電を導入したり、備蓄も兼ねて手間のかからない冷凍食品をストックしておいたり。(心の保険用ですが自分用のちょっと良いおやつを準備しておいたり。笑)
物理的には対応できても、全部完璧にしようと思うと「何で私ばっかり」の負のループに入るので、モノ、サービス、人、など、夫がいないときに頼るものを複数もつことで公平感をもって生活しています。
③こまめに感情を伝えて対話する
この間ここ数年で1番の冷戦期間があり、そこで実感したのが、ポジティブな感情はもちろん、ネガティブな感情もこまめに伝え解消することです。
たまりたまると、ほんの些細なことがきっかけとなって、イライラや怒りの感情が出てくることがお互いありました。先日その大元の感情を探り、「〜が悲しかった。」「〜が嫌だった。」を共有し合うことで、お互いそんなに大したことないと思っていたことで悩ませてしまっていたのが分かり、なんだそのこと?!確かに。ごめん!となりました。仲良く歩んでいきたいという気持ちは同じなので、これからはネガティブな感情にも蓋をしないでその時その時で解消しようという話になりました。
「自分が少し我慢すれば」を積み重ねず、時には雨降って地固まるを繰り返しながら、良い関係を築いていけたらなと思います。
自分編
最後に、一番近くの人として、自分との付き合い方について心がけていることを書きます。
①身体のコンディションに気をつかう
特に睡眠不足ですが、身体の状態はダイレクトに思考にも活動にも影響されるので、ケアがかかせないなと思います。
みなさんは、ぐっすり眠れていますか?特にお子さんのいる方は、夜中に子どもが起きたり、子どもが寝てからやっと自分の時間が持てたりするなど、睡眠を十分確保できないことも多いのではないでしょうか。
私は寝ないとダメなタイプで、起きていたい楽しい予定やどうしてもなことを除いて、夜起きることをすっぱり諦めました。子どもと寝落ちするようにしています。というか、起きていられないのが本音です笑。夜起きて自分の時間を持つことに憧れていましたが、私の場合はぐっすり眠れた方が、日中体力のいる子どもの相手も何とかなるし、頭がクリアな状態で仕事に打ち込めるから効率的のようです。(その分朝に少し自分の時間をとっています。)
また、食事を適当に済ませたり、運動不足だったり、お肌のお手入れが適当になったり、基本的なことを疎かにすると、何となく自分を大切にしていない感覚になります。食事は(特にお昼は自分だけなので適当にすませがちですが)以前より意識して3食食べるようになりました。運動は、子どもたちの送迎をできるだけ徒歩にしているのと、複業先が広〜いのでよく歩きます。肌は、肌荒れしやすい体質なので月に1回メンテナンスに行っています。
お昼ごはんの内容や、もう少し身体を動かしたいなど、改善したいところもまだまだありますが。。。自分の身体は一生付き合っていくものなので、つい自分を後回しにしてしまいがちなことを自覚してコンディションに耳を傾けて過ごしたいなと思います。
②居場所を複数持つ
家庭は大切な居場所で、素を出せるところですが、自分らしくいられる場所を複数持つことでよりそれぞれの場を楽しめるなと感じています。
私にとっては、職場×2、友人、ご近所さん、習いごとの教室、そしてこのアドベントカレンダーを主催しているコミュニティHRラボほくりくもその一つです。
特に、一箇所で上手くいかないときやモヤモヤを抱えているとき、どこかで気持ちを共有したり相談できる場があると安心です。何度も救われた気持ちになりました。また、色んな方と関わる中で、色々な考え方に触れて視野が広がり、その比較の中で自分に合う考え方を選択しやすいなとも思います。
③子どもに願うことを、自分にも願う
まだ娘が赤ちゃんの頃、市のママ向けセラピーに参加したときのこと。子どもへの願いを書き出してハッとしたことがあります。
「お子さんにお手紙を書いてみましょう」との講師の先生の声かけで、子どもへの手紙を温かい気持ちで書きました。
好きなことをたくさんして大きくなってね。
ずっと、みんな味方だよ。
・・・etc.
スラスラ書いた後に先生が言ったのは、
「今書いたことを、自分へのメッセージにしてくださいね」
大切な子どもに願ったことが、自分に返ってきて、他の誰でもない自分が自分を励ましているようで、言葉が心に染み入りました。同時に、「子どもに好きなことをいっぱいして」と願っているのに、今の自分は好きなことを我慢していないかな?など、自分の幸せを考えるきっかけになりました。
これを読んでくださっているパパ、ママがいたら、紙とペンと5分あればできるのでおすすめです。すごく温かい気持ちになります。お子さんのいない方は、大切な方へのメッセージでも良いと思います。そして、書いた願いと同じように、自分を大切にしてほしいです。
④心から好きなことに没頭する時間を持つ
繊細気質がある場合、色んなことに一喜一して、感情が振り回されがちだと思います。私は心から好きなことにぐっと打ち込む、自分だけの時間を持つことで、心の平穏を保っています。
私の場合は、ヨガや書道などです。ヨガは朝に5〜10分、習字は月1回。短い時間だし、日によってできないこともありますが、今ここに集中できる大好きな時間です。
子どもが産まれる前は旅行に行ったり、カフェ巡りや居酒屋やジムに行くのを楽しんでいたのが、産後簡単にできなくなり、趣味というものを中々持てずにいました。でも、数ヶ月前に書道教室の先生がかけてくれた言葉をきっかけに、少しずつ自分の心が潤う時間を持とうと思い、取り入れました。
書道教室は最近再開し、ちょうど今帰り道にnoteを仕上げているのですが、心が潤った状態で、応援してくれる家族に感謝しながら帰れています。
まとめ
人が好きで、人の喜ぶ姿が見たいなら、まず自分を大切にして、自分に優しくなり、心に余裕を持つことが大切だと思います。
繊細な人は、きっと、相手の気持ちを尊重できる人が多いと思います。同時に自分の気持ちも尊重し余裕を持つことで、不安やイライラの感情に振り回されることが少なくなり、子育てにも、仕事にも、大切な人にも温かい気持ちで接することができるはず。相手の心もポカポカしたら、それはお互いにとって最高の居場所になると感じています。
これからも、自分の心を満たす生き方ができるように試行錯誤していきたいです。もし同じような方がいたら一緒に、少しでも幸せな今を目指しましょう。
ここまで長文を最後まで読んでくださった方がいたら、本当にありがとうございます!
おわり。
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