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読書記録#1「視点という教養」

こんにちは!今日はとても良い天気ですね。

ずっとやろうと思ってできていなかった読書記録、
スタートしたいと思います!
学んだことや感じたことを言語化して、
振り返り、意識・行動の変容に繋げることができるように。
あまりハードルは上げずに、続けることを意識したいと思います。

今回は、こちら。「視点という教養」

社会や物事を多面的に見る、さまざまな学問の視点を知る、
そのために必要な教養=リベラルアーツ。

vucaの時代、価値観や世の中の変化が早く、
物事が複雑に絡み合って存在している、そして情報が溢れている中で、
何を感じて、何を選択していくか。

自分自身の中の視点をたくさんもっていることで、
物事を多面的に理解することができる。
それによって、人生におけるさまざまな選択を主体的に行い、
自分らしく、生きやすい人生、幸せな人生を歩んでいくことができる。
そのために大切なのが、リベラルアーツだということ。
本書では、そのリベラルアーツについて
7つの学問の視点が対談形式で書かれています。

印象的だった内容は、仏教学の視点。

物の存在は仮の姿で、本来実態はなく、
世界は自分の認識によってできているんだということ。

なにかに期待することによって苦しみは生まれるけれど、
実体のない私が、実体のない他者に対して、
期待をすること自体が愚かなこと。

そこから生まれる苦しみを継続させるのではなく、
因果を捉えて、冷静に対処することによって苦しみはコントロールできる、
そうやって、苦しみを避ける方法を身につけることができる、ということ。
この方法を知っていることで、心を軽くすることができる気がします。

あとは、諸行無常の考え方も学びになりました。

永遠なんてものはない、執着しても意味がない。
人は1日1日を生きているから、いまに執着するときもある、
それはそれでいいけど、時間軸を先に延ばして考えたときに、
数年後にどのような結果に結びつくかは、わからない。

そのわからないことにどれだけ執着をするのか。
だからこそ、やめてみる、切り離してみるという選択も
必要なんだということ。

ほかにも、
歴史学における、限られたファクトに基づいた立場や心情の理解、
異文化理解という視点、
宗教学、キリスト教と哲学における、自我と理性の切り分け、
理性で学ぶという視点、
など、それぞれに共通する部分を感じながらも、
新たな視点として、たくさんの学びがありました。

大切なことは、どれかひとつではなくて、
さまざまな視点や立場を知って、取り込んでいくということ、ですね。

最後に、、
私は、本書のベースとなる、Podcastの「a scope」という番組も、
「COTEN RADIO」も大好きで、散歩のおともとしてよく聴いています。
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