スポーツ産業アカデミー 横浜F・マリノスのeスポーツ(2023年1月10日)に参加して
1月10日にスポーツ産業アカデミー主催の講演会に参加してきました。テーマは横浜F・マリノスのeスポーツについてです。最近耳にすることが多くなったeスポーツとは何か、どうしてプロスポーツクラブが参入するのか気になり参加したいと思いました。
参加した経緯
今回参加した目的は下記になります。
①、②に関しては記載の通りです。③は知っている人も多いと思いますが、マリノスの親会社である日産自動車とシティ・フットボール・グループ(CFG)はパートナーシップを結んでいます。CFGの戦略は興味があったので、eスポーツを通して戦略を知ることができると思い参加しました。
※シティ・フットボール・グループとは、プレミアリーグに属するマンチェスターシティを筆頭とした、世界中に多数のクラブを保有するサッカー事業グループ
印象に残ったこと
■eスポーツを活用したクラブ戦略
世界のeスポーツ事例として、マンチェスターシティとパリサンジェルマンが紹介された。両クラブともプレイヤーと契約しeスポーツチームを保有しているため、マンチェスターシティ・パリサンジェルマンとして各大会に出場している。目的は若年層のファン獲得とブランド価値向上の2つだ。若年層のファン獲得の面では、ゲームをする年齢が若い世代のため、ファンサポーターの高齢化が進む現状に対する打ち手としてeスポーツを活用する戦略だ。また世界各国の大会に出場することで、自国のリーグだけでなく世界中にチームを認知してもらえる機会になる。マーケティング手法としてeスポーツを活用していることに驚いた。
■横浜Fマリノスのeスポーツ
日本のJクラブにおいて、eスポーツチームを保有しているのはごく僅かで、未だプロリーグの環境が整備されていない。マリノスとしては5年前から取り組み、クラブのアセットとしてeスポーツを保有しとくことは、クラブの将来とeスポーツ市場の活性化の双方にとってプラスであるという考えだ。横須賀を中心としたホームタウンで、部活としてのeスポーツ普及活動などに取り組んでいる。
本気のeスポーツ
上記を見ると、eスポーツは収益性が高いサッカーにより良い影響を与えるためのアセットの一つとして捉えた人もいると思います。決してそんなことありません。
知識不足ですが、最後に質問をさせて頂きました。
回答を聞いて、失礼な質問をしたと後悔しました。私自身もプロサッカー選手を目指していたので、本気で取り組む人の気持ちに寄り添うことができなければいけない人間だと思うので。
最後に
公演を聞いて、eスポーツの環境整備が遅れていることを認識しました。
例えば、好きだったゲームの終売やPCのスペックによる作業スピードの違いを皆さんも経験したことがあると思います。
これをeスポーツに置き換えて考えてみてください。終売は職を失うと同じ、スペック違いは相当なハンデを背負い試合に負ける確立が高くなります。当たり前ですが、仕事がなければ生活はできない、試合に負ければ給与の支払いはありません。まだ時期尚早な市場だと思いますが、Jリーグとは違う方法で、世代・場所・地域を横断して楽しめるスポーツです。今後も興味を持って情報収集すると同時に、私自身のeスポーツとの向き合い方を追求したいと思います。
個人的には、少し講演会の話にありましたが総合型スポーツクラブは取り組むことが可能だと思うし、もっと多くのチームが参戦することでeスポーツが盛り上がっていくと思います。(簡単でないことは理解してます)
サッカーゲーム以外にも、多くのゲームがeスポーツ化しているので、皆さんにも一度興味を持ってほしいです。本気で取り組む人は最高にかっこいい、素敵な刺激を受けれると思います。
総合型スポーツクラブについては、昨年末参加した湘南ベルマーレ社長眞壁潔さんの講演会でも取り上げられていて、近いうちにアウトプットする際に書きます。
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