見出し画像

再起を図る清水エスパルス「新スタジアム構想」

新スタジアム構想

2022年シーズンでJ2に降格が決まった清水エスパルス。1年でJ1昇格、数年後にはJ1優勝争いに加わることを目指す。記事から新スタジアム建設を考えていることが分かった。

#日経COMEMO #NIKKEI

プロスポーツクラブにおいてスタジアム建設は大規模なプロジェクトだ。建設資金の獲得・コスト回収戦略、地方自治体の協力・住民理解など解決しなければいけない問題が多くある。全体の舵取りを行うのが誰なのか(コンサル会社に委託?)は分からないが、クラブ・自治体・支援企業が一体となり取り組まなければならない。

今のスタジアムに求められること

ボールパークとして

NPBの話になるが、日本ハムが2年以上の歳月をかけて新球場を設立した。まだ稼働はしてないが、ボールパーク内にサウナ・七つ星横丁(飲食店街)・宿泊施設・ショッピングセンター施設などが展開されており、国内のスタジアムでは考えられない空間が展開されている。試合観戦以外にも、楽しむことができる空間だ。
このニュースを知り、改めてチケット代の価値は人によって違うということを理解した。私なら質の高いプレーを現地の熱量で体験することに支払うが、大声で応援し共鳴したい人・非日常的を体験するために来場する人など多様なニーズに対応している。このスポーツマーケティングの面白さを教えてくれたボールパークに行くことが年内の目標だ。
商圏や競技特徴もあるので真似をして成功する保証は無いが、清水エスパルスが新スタジアムにどのような仕掛けをするか非常に楽しみだ。


稼働率問題

スポーツ・エンターテイメントを問わずスタジアム稼働率を上げることが、収益獲得において必須事項である。サッカーだけではおそらく年間で30日程度しか稼働しない。そのため、コンサート会場やイベント会場としても使用できるように整備する必要がある。
清水エスパルスもサッカー以外での使用も考えていると報道がでている。個人的に、クラブ収益を改善するには他産業とのアライアンス戦略を積極的に取り組むことが有効だと考えている。稼働率向上のため、産業に拘らず協力関係を構築しビジネスを創造する。企業誘致まで実現できたら、市全体にお金が流れる仕組みを作れる。

サッカーファンとして

新スタジアムの建設は、ファンであれば誰もがワクワクする話だ。資金面で困難が多いと思うが、新設されることを期待したい。スポーツビジネスの世界で働きたいと思い、世界各国のスタジアムを調べていく中でアメリカの「メルセデス・ベンツ・スタジアム」を知った。少し長くなったので、魅力を記載することはしないが気になる人は是非下記から見てほしい。アメリカのスポーツ市場の大きさ、このスタジアムを建設できる企業規模など勉強になる。

最後に23年シーズンの清水エスパルスの魅力として、前水戸ホーリーホック監督秋葉忠宏がトップコーチ就任を挙げる。DAZNで一躍有名になった熱い魂を持った漢が、チームにどのような影響与えるのか観察していきたい。(秋葉さんに焦点を当てるコンテンツがあれば面白いと思うのだが)
今季は清水エスパルスの躍進を期待している。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?