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第1節vs早稲田大学ア式蹴球部FC マッチレポート

2023年3月12日(日)10:00KO 早稲田大学東伏見サッカー場
T.U.A.SC 1 前半 1 早稲田大学ア式蹴球部FC
T.U.A.SC 1 後半 1 早稲田大学ア式蹴球部FC
T.U.A.SC 2 合計 2 早稲田大学ア式蹴球部FC

不安と楽しみ、2つの感情が渦巻く開幕戦
初めて会うメンバー、社会人のコンディション状態、練習不足という不安から大敗の危機を感じていた開幕戦だった。相手は関東を代表する早稲田大学、自立しているパーソナリティを持ち、アスリート能力も高い印象がある。一方T.U.Aは学生が4人、社会人7人というスタメン構成で、社会人は久しぶりの公式戦に高揚していた。

耐え忍ぶ90分間
予想通り終始早稲田がボールを保持する展開となった。ビルドアップはパススピードが早く正確で、流動性がある中盤を活かし、サイドで1対1の状況を作ることに長けていた。T.U.AはGK深谷、DF寺門を中心にブロックを引き、勝負所で負けない守備を継続して取り組んだ。MF榮村、栗原は攻撃だけでなく守備にも全力で走り、見ている人を感銘させる働きであった。2度リードされる展開だったが「気持ち」で耐え「勢い」で得点し、同点で試合を終えることができた。

まったく守備をしないT.U.A13番
キャプテンマークを巻いた13番は、ピッチ内のルールとして「切り替えの速さはリーグで1番を獲る」とチームに伝えている。このチームのコンセプトだ。試合のビデオを見て驚いた。チームメイトに大声で偉そうに伝えている奴が、全く切り替えをしていない。次戦心を入れ替えてもらいたい。

開始20分でいなくなる2番T.U.Aルカク
鋼のような肉体から”T.U.Aのルカク”と呼ばれている。こいつにはびっくりだ。近くでプレーしていたから分かるが、開始5分で手を腰に回し「きつい、もうだめ」と言わんばかりの表情をしていた。そして案の定ハムストリングを押さえ彼は20分でピッチを去った。

【社会人選手コメント】
DF 4 寺門宥斗

■良かった点
全員で声を掛け合って統一感を持って戦う事ができた。
■改善点
守から攻に切り替わった瞬間にポジショニングを早くとって簡単に奪われないようにする。
■総括
勝ち切ることはできませんでしたが、1人1人が戦い抜いて勝ち点1以上のものを手にできた試合だったと思います。

【学生選手コメント】
MF 19 栗原大輔

■良かった点
失点してもチームの雰囲気が悪くならず二度同点できたこと。
■改善点
切り替えがあまり早くなかったこと。
■総括
初めての公式戦だったけど、全員気持ちが入っていて素晴らしいゲームだったと思う。

キャプテン総括
チーム創設後初めての試合が公式戦という形だったが、初戦と思わせない一体感があった。一番の成果としては、社会人中心が故の「修正能力」だと感じている。理想のプレッシングがハマらない、ゲームが落ち着かないといった状況が何回も起きたが、会話を繰り返し「修正」を90分間通してできたことは大きな収穫だ。結果以上の手応えと期待感を得た初戦となった。監督・コーチがいない状況を、選手自身の経験をベースに会話し、主体性を持ってプレーする。社会人・学生という肩書きは関係なく、主体性ある行動を継続することが私は重要だと考える(ピッチ内外どちらにおいても)。
次戦も厳しい戦いになることが予想されるが、楽しんで魂を込めてプレーしたい。そして現役サッカー部の学生が、卒業したOBが「参加したい」「試合を見に行きたい」と思わせるチームになっていきたい。

Next !!
東京都社会人リーグ1部第2節
3月26日(日)9:00  kick off
vs FC N.
@スポーツ日大アスレティックパーク稲城


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