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"憧れ"は私を導くが、ときに私を置いていく。

憧れの人がいる。
心の底から「憧れ」を抱いたのは、多分初めて。

このつぶやきをしたときですね。正直、しばらくしたら「憧れ」の気持ちは薄れるんじゃないかと思ってた。

でもそうじゃなくて、ふと思い出すんだよね。
取らないといけない資格試験、進めないといけない論文、期限が迫る在宅のアルバイト…そういうのから逃げたくなったときに、彼らに近づくには今少しでもやらないと!ってなる。

彼らはとてつもなく優秀らしい。残念ながら私自身が優秀ではないのと、彼らの専門が私の専門外なこともあり、どう優秀なのかを伝えられないのだけど、桁違いにすごい人が彼らのことを「すごい」と絶賛するのだから、もうそれはすごい人たちなのだろう。

今どき、学歴を見るのはどうなのかとは思うけれど、彼らの属していた学校名を聞いて思わず息を呑みました(笑。

彼らの話を聞いたとき、今までに感じたことのないようなワクワクを感じた。今まで生きてきて出会ったことのないタイプの人たちだった。この世界にはこんなことを学んでいる人が存在するんだ!って、自分の世界が広がってワクワクした。それに初めましてなのに話しやすくて、とても良い人たちだった。


私は今までずーっと、ネガティブをパワーに走ってきた。こんなことを言われて悔しかったからぎゃふんと言わせたい、この組織にいるのが辛かったから新たな世界に行きたい、こんなことが起きてすごく辛かったから私はそれはしたくないなど。でも、ありがたいことにここ数年は居心地の良さに恵まれすぎている。私が長く望んでいた世界で、すごく幸せなことなのだけど、マイナスな思いが激減したので、私のエンジンに火をつけるものを新たに探さないといけなくなったのだ。

後ろばっかり見ていないで前を見て走っていきたいと思っていたのだけど、なかなかそんなモチベーションが見つからなかった。

そこで出会ったのが彼らへの「憧れ」だったのだ。ポジティブな思いが私の背中を押したのは多分初めてで、そう思えたこと自体がまず嬉しかった。

でもそこで、おりゃーーーって頑張れてハッピーエンドってほど、平和じゃないのよね。辛いね。


あまりにもハイレベルな彼らに憧れてしまったものだから、「私にはやっぱり無理なんだ」って自分のできなさ、意識の低さ、情けなさを痛感して苦しむことも多くて。あんなに難しいことをやり遂げ、素晴らしい人格を持っている彼らと、そもそも目の前のタスクにすら手をつけるのをめんどくさがりゴロゴロしてしまう、家族には「言葉遣い気をつけな」なんて言われる始末の私。雲泥の差だよね。情けなさに押しつぶされそう。自分にぜつぼう(←ひらがなにすることでダメージを和らげる試み笑)。


なんとそんな彼らと私はどういうわけか同じ組織に所属している。ちなみに他のメンバーも素晴らしい方々ばかり。彼らに強みがある一方で私がその組織にいる意味は何?私も彼らと同じように、何か自分らしさで組織に貢献できているのかな?って考えてしまうのです。こんな私がこんなすごい人たちと一緒に活動して良いのかな?と思ってしまう一方で、私を選んでくれて、追い出さないでいてくれるということはそれなりの理由があるはず。こんな私に任せてくれた任務を全うしないといけないな!とも思っているよ。


彼らを上回ること、彼らに並ぶことは今の私にはとんでもなく難しいことであるけれど、彼らを追っかけることはいくらでもできる。彼らとの距離は縮んだり開いたりして、開いた時は自分の遅さに苦しむけれど、自分が止まらず走り続ければ、遥か彼方に見える彼らの姿を見失うことはないだろう。




では、素敵な1日になりますように。


p.s.今日の私は完全に充電不足で、のらりくらりと1日を終えてしまいました。そんな日もあると自分を許せる、そんな人間になりたい。