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「具体⇄抽象」トレーニングを読んで、抽象化について考えた

頭が良いってどういうことだろう。
というふわっとした疑問を持ち続けていて、思考力や抽象化する能力は関係がありそうだと感じていた。
もっと頭が良くならないかな~と思い、読んでみた。

具体と抽象という視点を持つ

前提条件を明確にして、抽象度のズレをなくす
抽象の世界が見えない人に抽象の理解を求めるのは難しい

抽象化がなぜ重要なのか

抽象化できることが人間たらしめる。
情報量の価値は下がり、正解のないものに対して問を立てられることが重要な時代が来ている。

物事の優先順位を常に意識している人は、抽象度の高い視点で物事を見ている可能性が高く、逆に「すべて大事」となかなか優先順位をつけられず、「何も捨てられない」と考える人は具体的な世界にどっぷりと浸かっている可能性があります。

戦略的な思考には優先順位をつけることが重要なので、抽象化の視点が不可欠。

変化が多いからこそ、自ら考えないといけない。
一年前に刺さった提案が、今年も刺さるとは限らない。
刺さった要因を深ぼって、エッセンスを再現しないといけない。
抽象化する能力は、変化の多い時代だからこそ求められる。
時間が経過した今の解決策としては、前例で行ったものがベストだとは限らない。

コミュニケーションギャップの解消

コミュニケーションギャップが生まれる理由の一つに「スタンスの違いが存在すること自体が認識されていない」というレベルの話がある。
どの抽象度で話しているのか、常に意識すべき。
原則の話をしているのに、個別例外を取り上げられたところで、しょうがない。

プロには抽象度の理解が求められそう

抽象度の高い依頼に対して、具体的な知識を持ってベストな着地点に落とし込めることがプロの条件ではないだろうか。
「おいしいパスタが食べたい」と言っている顧客に「何分ゆでましょうか?」「太さはどうしましょうか?」と聞くのは野暮な質問。
相手の知識レベルや抽象度に合わせられるかどうかは、プロとして当然求められる。

マーケティングとは?という問いの抽象度

「見込み顧客を獲得すること」という定義も、「売れる仕組みを作ること」という定義も、どちらも間違っていないと思う。
両者の違いがまさに抽象度なのではないか。
「営業部とマーケティング部」という文脈で使われる際の意味は見込み顧客を獲得することで何ら問題はなさそう。
一方で、「企業にとってマーケティングが重要だ!」という文脈で使われる際は、より広義で抽象度が高いケースが多いのではないか。「売れる仕組みを作ること」だし「商売そのもの」でもある。

それぞれの抽象度が異なるという前提を持っておくことが、よりスムーズなコミュニケーションや相互理解につながる。

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