パーパス・ブランディングを読んで、存在理由は個人にもつながるものだと考えた
読んだ本の気付きをメモしています。
一番の学び
サービスや商品で差別化することもできるが長くは続かない。
なぜなら、便利で情報が多い今だからこそ、真似するのは簡単だから。
WHYは誰にも真似できないし、競うこともできない。
差はいずれ埋められてしまうが、違いは埋められない。
パーパスがあるから良い企業なのか、それとも高利益体質だからパーパスを定めてさらに強化する余裕があるのか。それはもちろん前者であるはず。
パーパスとは
パーパスは今にフォーカスした考え方である。
この点で、ミッションやビジョンという未来起点と異なる。
パーパスは作るものではなく見つけるもの。
強みと情熱とニーズの重なり合うところに存在する。
なぜパーパスが必要なのか
新しい商品やサービスが出てきては、すぐに模倣されてしまう時代である。
そんな環境でも差別化し続けるには、大胆で挑戦的なコンセプトか、なかなか真似できない強靭なオペレーションがカギとなる。
これらの違いを生み出す源泉がパーパスである。
なぜそれをやるのか?を見出すことができれば努力を続けられて、最大限のパフォーマンスを実現させる。
パーパスを発見するには?
過去、現在、未来の時間軸で把握する。
強み、情熱、ニーズのそれぞれで情報を分析する。
自分たちの強みと情熱を抽出し、世の中のニーズとウォンツと重なり合う部分を見つけていく。
パーパスは策定して終わりではない
パーパスは策定したあとの浸透が最も重要。
浸透のためには、経営陣も従業員もパーパスを理解し信頼しなければならない。
会社がパーパスを信じていると確信できる状態を作らないと、信頼を醸成できない。
企業だけでなく個人にも通ずるところがある
なぜそうしたいのか?
自分自身はどうなりたいのか?
人生の節目において、決断の理由を問われるタイミングはやってくる。
その際に、結論を支える軸のようなものがあると、自信を持って決断できる。
自分なりの正義や譲れないポイントは、誰しも持っているのではないか。
人の価値観にとらわれず、自分の価値観に従って生きているか。
自分の価値観を突き詰めた先に存在していると思われる、個人のパーパス的な何かを考えることは、自分の人生を豊にするきっかけの1つになるのかもしれない。
人の人生ではなく、自分の人生を生きられているか。他人との違いを意識して、誇りを持てているか。
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