告白

僕はあなたのことが大好きです。遊んでる途中で水を差すようで、気を悪くさせてしまったらごめんなさい。僕もこんなことをLINEで言うことになるとは信じられないのですが、言っておかないと車でどこかに突っ込んで死んでしまいそうなので送ることにしました。
好意を伝えたからといってどうにかなるかというと、僕自身はすっきりして、あわよくば付き合ったりしたいなと思ったり、あなたはなんとも思っていないんだろうなという大方の予想が確定するんだとすこし寂しく思う程度です。でも、どうしても距離を置かれてしまうだろうなとか、部屋に遊びに来にくくなるだろうなと思うととても言えませんでした。ただ、僕にとって1番辛いのはわずかな、ほんの一ミリでも可能性のある夢のような道を横目でぼーっと羨みながらまっすぐ面白くない道を歩くことで、どうせ通れない道ならば早くそれを塞ぎにいきたいというのが僕の希望で、通れるものなら通りたいと思うのが僕の夢です。
今まであまりまともな恋愛経験を積んでいないので、ご期待に添えるかわかりませんがーー期待されているとも到底思えませんがーー お付き合いとはなにかもよくわかりませんが、一言で言えばあなたと恋愛をしたい、どっか遊びに行ったときに手を繋ぎたい、あの家に一緒に泊まりたいというような望みを叶えてくれるお付き合いをしたいというのが僕の夢です。
よく同僚と恋愛なんて暇人がするもんだというようなことを豪語していましたが、見事にそんな暇人になれたようです。なにか不安定を欲して、それが膨らんで急いで破る。そんなことの繰り返しかもしれません。ただ間違いなく言えるのはあなたと一緒に活動した半年余りの間、あなたは僕にとって生きがいでした。仕事するにしても何するにしても、あなたと海外行ったり、都会の喧騒から逃れて田舎の農場で一緒にくらしたいなぁという夢を描きながら楽しく苦しんできました。忙しいあなたには僕が全くお呼びでないことはよく分かっているつもりです。ただ、僕の希望か夢のどちらかを叶えてもらえると嬉しいです。

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