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江戸浴を楽しむ❤ (4)

他にも江戸っ子にはルールがあったそうです。
それは・・
お国なまりを笑わない
地方出身者のなまりを笑うことはタブーでした。

江戸には地方からの武士や出稼ぎ労働者がたくさん入ってきて、
当時は今より、訛りの強い人たちがたくさんいたに違いないです。
恐らく、何を言っているのかわからない、という会話が飛び交っていたと思うと、その場に行って聞いてみたい気持ちになります。
何よりもその人が生まれ育った土地の言葉やイントネーションも含め、
それがその人、その人の人生として、相手を受け入れるという姿勢があったと思います。

訛りを笑うようになったのは「新東京人」らしい。
新東京人とはなんだ?「東京」とつくから明治維新以降の人かしら。
ことばもどんどん標準化されていったと思うので、そこからだいぶ外れてた言葉はおかしな言葉、と思われていったのだろうか。

私も地方出身者。地元新潟県の方言や独特のイントネーションを上京したときに強く感じたけど、生まれ育った地元の言葉にいい、悪いはない、とその点は開き直っていたし、その土地の言葉をあざ笑うような風潮があった時もひどい違和感を持ってました。
だからか、このルールを目にした時は、そうだよね!と声をあげた私がいました。


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