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地域おこし協力隊はイノベーティブであってくれ -宇和島市での協力隊サポート-

10/29-31で、愛媛県宇和島市に、協力隊サポートで行ってきましたのでご報告。また、子ども連れでも出張してきまして、それはそれで画期的な出来事なのでリンクを貼っておきます。

さて、神戸から宇和島へは、自動車か公共交通機関で行くのですが、前回電車で行って結構疲れましたので、今回は自動車を選択。まあ、やっぱり疲れます笑

今回は、初日と2日目が宇和島圏域の鬼北、松野、愛南などいくつかの町から20名程度が宇和島市の山間部である御槙(みまき)というところに集まっての研修と、2日目後半や3日目などは宇和島市の協力隊数名と個人面談のような形で相談に乗りました。

私たちsonrakuとしては、協力隊にどういうことを期待しているかと言えば、やはりイノベーティブなことです。「地方にいってゆるくやりたい」という協力隊は一定数いるし、それを受け入れている自治体もあります。そういうところに限って、「公金を使っているので副業は時間外で」というような、公金を使う意味を履き違えてるんじゃないかな、ということを今回感じました。

公金を使う意味は、レバレッジを効かすことだとわたしたちは思っています。そして、協力隊と委託業務契約を結べば、協力隊は公務員扱いする必要ありませんので、積極的に民間事業をしていただく。その成果をいかに町に残し、事業を成長させていきつつ、住民への刺激を与え、ひいては日本社会にも好影響を与えることが、公金を使う意味だと考えます。

ちなみに、「公務員 服務規程」で検索したら、こういったブログが出てきましたので、貼っておきます。これはこれでちゃんと参考にしつつ。

協力隊研修は、そういう前向きな議論や育成をする必要があります。ちなみに、来年度、さとのば大学と一緒に1年目の協力隊を対象とした6ヶ月間のオンラインがメインの教育プログラムをつくります(井筒もメンターの一人です)。戦略と戦術、メンターとの相談など、大局観と具体性を兼ね備えた人材育成を意識しています。

結局、いろんなところで協力隊研修がありますが、本当の意味で人材育成できてこなかったのが実情だと思います。公務員ルールがわからないとか、副業がどうだとか、そういうことは受け入れ側の自治体がしっかり整備をする。そういう議論は研修では不要だし、そんなことを協力隊自身に議論させていては時間のムダ。本来は、「いかにパフォーマンスを発揮してもらえるか。」行政側はこれに集中して、戦略をつくり、採用活動を行い、育成しながら一緒になって事業をつくっていくことが肝要です。

文責:井筒耕平

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