四百四十七話 初恋の人

『デモンズファンタジア』

それは勇者軍と魔王軍の戦い…。

魔王軍の熾烈な戦いに手を焼いた王国は。

異世界より勇者たちを召喚した…。

それでも魔王軍をなかなか倒せず…。

魔王軍の四天王…。そして…。

魔王は強烈に強かったのである…。

そのとき光の勇者が召喚され…。

四天王を封印し魔王を斃したのである。

こうして王国には平和が訪れた…。

かに思えたが…。

魔王軍の残党と魔王の子が…。

また王国に脅威をもたらしたのである。

王は光の勇者を探し召喚するように…。

宮中魔術師たちに命令した…。

果たして勇者プレイヤーは召喚に応じ…。

四天王と魔王の子を斃せるのだろうか?

しかし、此度召喚された勇者は…。

かなり変わった勇者だったのである…。



私、真島乃亜は…。

『デモンズファンタジア』

というVRゲームの…。

テストプレイヤーをしている。

エルフでギャルの藍さんと。

スライム娘のライムが …。

私の仲間のPTメンバーだ。

途中でこのゲームの…。

シナリオを書いている…。

眠子さんという少女も…。

PTに入ったのだった…。

私たちPT一行は…。

魔王の娘を助けることに。

とりあえず近くの村に。

向かって歩いている…。

やっと私たちは…。

名もなき村に…。

辿り着くことができた。



村に着いて…。

宿屋に着いた私たち…。

お腹が空いたので…。

宿屋の近くの…。

BARのようなお店に。

行くことにした…。

そこで私たち3人は…。

ノンアルコールの…。

お酒見たいのを頼んだ…。

私は飲んですぐに…。

頭がクラクラして…。

身体が火照ってしまって。

なんだか変な気分に…。

あとで知ったのだけれど。

ノンアルコールドリンクだった…。



私たちは宿に帰ることにした…。

村のBARのようなところに…。

行ったあと、疲れたので。

宿に帰ってベッドに横になる。

私は頭がクラクラして…。

変な気分になってくるし…。

疲れてしまったのだ…。

横になってローブの前を。

はだけてしまったまま…。

寝てしまったのだ…。



目が覚めるとあたりはまだ暗い。

このゲームはスマホを持参できる。

時間を確かめると午前3時だった。

身体が汗でぐっしょりだった…。

気持ち悪いので…。

宿屋の大浴場に向かうことにした。

身体がぐっしょりなので…。

私はローブを持って…。

部屋を出たのだった…。

まだ頭がふらふらで…。

私は全裸で部屋を…。

出てしまったのだった…。

幸い、誰とも遭遇しないで。

大浴場に来れた…。

私は脱衣籠にローブを…。

入れて浴室に入った…。

浴室と言っても…。

すごい広くて…。

ものすごい大きな…。

温泉があるのだった…。

こんな時間なので…。

誰も入っていない…。

私は貸切のような気分で。

掛け湯をして…。

身体を洗ってから…。

湯の中に入っていった…。

泉で水浴びをしたけれど。

こうしてお風呂に入るのは。

全然違う…。気持ちいい。

旅の疲れが癒やされる…。

温泉のお湯は…。

なにか白くて濁っている…。

効能とかはわからない…。

でも身体の凝りとかが…。

ほぐれていく気がする…。

怪しいドリンクの…。

クラクラも取れていった…。

温泉最高だよ〜…。



全部VRゲーム内の…。

出来事なのかもしれない…。

でも、リアルな体感だった。

私はお湯の中で…。

背伸びをしたりして…。

凝りをほぐしていった…。

なんか年寄りみたいだけど。

温泉入ったら致し方ない。

そのとき脱衣所で…。

誰かが服を脱いでいる。

気配がしたのだった…。

こんな時間だけれど…。

誰か入ってくるらしい。

せっかく貸切状態だった。

けれどもしょうがない…。

全裸の女性が…。

浴室に入ってきた…。

すごい背がすらっとして。

亜麻色の髪が腰まであって。

かなり大きいお胸で…。

ウェストが細くて…。

お尻は大きくてセクシー。

真っ白な肌をしていて…。

天使のような美しさ…。

入ってきた女性は…。

なんと翼さんだった…。

翼さんは私が東京に…。

来たばかりのとき…。

すごいお世話になった。

そして私の初恋の人…。

今でも忘れられない。

今でも大好きな人…。

私はどうしたら…。

いいのかわからない…。

隠れることもできず…。

固まってしまうのであった。


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