四百十五話 脱いじゃった

『デモンズファンタジア』

それは勇者軍と魔王軍の戦い…。

魔王軍の熾烈な戦いに手を焼いた王国は。

異世界より勇者たちを召喚した…。

それでも魔王軍をなかなか倒せず…。

魔王軍の四天王…。そして…。

魔王は強烈に強かったのである…。

そのとき光の勇者が召喚され…。

四天王を封印し魔王を斃したのである。

こうして王国には平和が訪れた…。

かに思えたが…。

魔王軍の残党と魔王の子が…。

また王国に脅威をもたらしたのである。

王は光の勇者を探し召喚するように…。

宮中魔術師たちに命令した…。

果たして勇者プレイヤーは召喚に応じ…。

四天王と魔王の子を斃せるのだろうか?

しかし、此度召喚された勇者は…。

かなり変わった勇者だったのである…。

『デモンズファンタジア』という…。

VRゲームのテストプレイヤーをやることに。

なった私…。

バイト先で眠子さんという女の子と…。

紆余曲折あってお知り合いになった。

その子に頼まれたのだ…。

眠子さんはそのゲームの原作者であり…。

ゲームのシナリオも書いているという…。

すごい人なのであった…。

秋葉原の街はそのVRゲームの広告で…。

いっぱいになっているぐらいの…。

人気作なのであった…。

私はあまりゲームはやらないけれど…。

昔はスマホぽちぽちゲームを…。

やったぐらいだった…。

でもそのVRゲームは…。

ファンタジーを題材にしたゲームで…。

女の子モンスターがいっぱい出るという…。

私は女の子だけど女の子大好きなので…。

俄然、やる気が出て来たのであった…。

VRゲーマーのテストプレイヤーは…。

お友達を連れてきていいというので。

私はズッ友でかわいいギャルの…。

鈴木藍さんを連れて…。

秋葉原の街を歩いていた…。

ズッ友なので…。

私と藍さんは手を繋いでいる…。

藍さんは高校の制服の…。

上着を着ておらず…。

薄手のシャツ一枚だった…。

薄手のシャツなので…。

黒いブラジャーが透けて…。

丸見えになっている…。

シャツのボタンも二個ぐらい。

開けているので…。

たわわな胸の谷間も…。

丸見えになっているのだ…。

私は見ないようにしているけれど。

どうしてもチラッと見てしまう。

スカートもすっごい短いので…。

黒い下着が見えてしまいそう…。

もし、時間を止める魔法が…。

使えたら、藍さんの色んな所を。

じっくり見つめていたいと…。

思ってしまう私…。

見つめるだけでいいのかなぁ?

触ったり…。口づけしたりしたい。

あぁん、だめぇ…!!

妄想が止まらないよぉ〜。

そんなことを妄想していたら。

眠子さんの家に着いていた…。

これからVRゲームの…。

テストプレイヤーをやるのだから。

気持ちを切り替えないと…。

眠子さんの家は…。

眠子さんのお母さんの…。

圭子さんが運営している。

ビルの最上階にある…。

私たちはエレベーターに乗って。

最上階を目指した…。

圭子さんに挨拶をして…。

眠子さんの部屋に向かう…。

眠子さんはまだ寝ていて…。

ゲームの運営の人…。

運営Lさんが待っていてくれた。

運営Lさんはさっそく…。

VRゲームで使う…。

スーツを着てくださいと言う…。

もういきなりゲームをやる感じか。

藍さんは勘違いをして…。

服を脱ぎ始めている…。

VRスーツは超薄い素材で…。

身体にぴったり着るタイプだけど。

服の上からでも着れるのだった。

「藍さん、脱がなくても着れるよ」

私は説明するのだけれど…。

藍さんは服の上からだと…。

なんか動きづらいと言って…。

シャツとスカートを脱いでしまう。

黒のレースが綺麗な…。

下着だけの姿になってしまった。

藍さんは金髪で…。

真っ白な肌の白ギャル…。

肌が光を反射して…。

光り輝いてるようだ…。

胸もたわわで…。

私はDカップぐらいだと。

思っていたのだけれど。

あるとき聞いたら…。

なんとEカップだという…。

ウェストは逆に…。

キュッと細くて…。

お尻はプリッと大きかった。

そんなナイスバディな…。

藍さんが下着姿に…。

なってしまったので…。

私も運営Lさんも…。

びっくりして…。

口がポカンとしてしまった。

VRスーツを渡された藍さん。

VRスーツは半自動的に…。

使用者の身体を…。

覆っていくので…。

藍さんの身体を…。

くまなくスーツが覆っていく。

顔も髪の毛も覆うので…。

藍さんは苦しそうだった…。

息はできるよ。と教える…。

藍さんは身体を捻って…。

スーツの調子を見ているようだ。

結構動きやすいね!と…。

藍さんはご満悦らしかった。

「あっしだけ脱いだの…」

恥ずかしい…。と。

藍さんは今頃…。

恥ずかしがっている…。

ノアっちも脱げー!

いきなり藍さんが…。

私に襲いかかった…!

瞬く間にシャツとスカートを。

脱がされてしまう私…。

キャミソールとパンツだけに…。

恥ずかしすぎるので…。

しゃがみこんでしまう…。

そこに運営Lさんが…。

VRスーツを渡してくるので。

私の全身もあっという間に…。

スーツで覆われてしまうのだった。

私も観念して…。

立ち上がってスーツの調子を見る。

前に着たし大丈夫だよね…。

VRスーツは半透明なので…。

下着姿のJKが2人いる形に…。

運営Lさんも女性だから…。

別にいいのだけれど…。

なんか運営Lさんの目つきが。

食い入るようにこっちを…。

見ているのは気のせいかな?

私は胸もぺったんこだし。

身体つきも中学の頃から…。

あんまり変わっていないので…

そんなに見てもつまらないですよ?

そう思ってしまう私だった…。

「それではゲームの世界に入ってもらいます」

運営Lさんがそう言った…。

私はお試しで少しやったけれど。

なんだか緊張してしまう。

立ったままだとあれなので。

ベッドに寝てください…。

と運営Lさんに言われた…。

ベッドでは眠子さんが…。

まだ寝ているのだけれど…。

私たちは眠子さんを…。

ベッドのはじにずらして…。

私と藍さんは…。

どうにかベッドで横になった。

ついにVRゲーム…。

『デモンズファンタジア』

の世界に旅立つことに…。

運営Lさんはスマホで…。

なにか操作している…。

私同様、緊張している…。

藍さんの手を握った…。

2人なら大丈夫だよね…。

そう思う私であった…。

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