百話 素敵なお嬢様?

喫茶店『天使の扉』で初めて働いている私…。
その日、初めてご来店されたお嬢様を接客していたが…。
色々セクハラ?をされてしまうのだった…。
あまりに下半身を撫で触られたので…。
見かねた翼さんが、お嬢様を制してくれた…。
お嬢様は、不服そうな顔をして、席に戻ってくれた…。
ふぅ、とりあえずよかったかな…?
お嬢様はコートを脱いで、セクシー?な赤いボディコン姿を披露した。
お嬢様の身体のラインが浮き出て、カッコいい。
でも、なんか時代を感じるな…。

お嬢様からモーニングセット二つのオーダーをいただいて…。
ほどなくして焼きたて?モーニングセット二つが出来上がった…!
焼きたてのトーストがカリカリに仕上がっていて、香ばしい匂いを放っている…。
美味しそう…。お腹が空いてきてしまった…。
食べたくなってきてしまった…。まぁ、食べないけど…。
今度も落とさないように気をつけて、そろりそろりとトレーを持っていった。
どうにか落とさないように持っていけたぞ…。
モーニングセット二つを、テーブルの上に置いた。
お嬢様も一応お礼を言ってくれた。
これで、お嬢様方が食べてる間は解放されるかな…?
と思ったのだけれど…。

お嬢様は自分の席の空いたスペースを、ぽんぽんと叩いた…。
私は、その意味がわからず一瞬ポカンとしてしまう…。
「子猫ちゃん、ここに座りなさい…」
お嬢様が、妖しく手招きしている…。
こういうお店は、お客様の隣に座ったら、なんたら法に触れてしまうのではないか?
私は心配になり、翼さんの方を見た…。
翼さんは、いつもニコニコ営業スマイルで、頷いている…。
いいのかな?このお嬢様正直苦手だけど、しょうがない…。
「失礼します…」
私は恐る恐るお嬢様の隣に座った…。
「ふふふ、いらっしゃい…」
お嬢様は私の手を握って、囁いた…。
「もう今日はいやらしい所は触らないから安心して…」
今日は…?今日はということは、明日は触るってこと…?
このお嬢様方、常連なのかな…?
毎日、このお嬢様の相手しなくてはいけないのかな…?
少し気持ちがブルーになってしまった…。
接客業って大変だなぁ…。と初日から思ってしまった…。
「子猫ちゃん、今日初めてだから緊張してるのかな…?」
確かに緊張してるのもあるけど…?
「それとも、私のこと嫌いなのかな…?」
お嬢様のこと、私が苦手なのをバレてしまった…。
どうしよう…?やっぱり正直に答えたらまずいよね…?
「そ、そんなことないです…。素敵なお嬢様です…」
私は消え入りそうな声で、言った…。
こ、これで大丈夫かな…?

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