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英語コーチの「プロフィール」、何を書く?

さて、自分も「英語コーチ」として活動を始めよう、と思った時に最初に用意すべきは、「プロフィール」、すなわち英語コーチとしての「自己紹介」です。

その自己紹介に何を書いたらいいでしょうか?

どんな英語の資格を持っているか?
卒業した学校の名前?

いえいえ、それだけではありません。

クライアントさんから選ばれる英語コーチになるためには、プロフィール欄に「絶対書かなくてはいけないこと」と「実は書く必要がないこと」があります。

英語コーチのプロフィールには何を書くべきか?


ちょっと視点を変えてみましょう。
この記事をお読みの方の中にも、「オンライン英会話」を受講したことがある方、いらっしゃるでしょうか?
やったことがある方はおわかりと思いますが、オンライン英会話のサイトにログインすると、先生のプロフィール写真とか自己紹介を見ることができるページがありますよね?

そこで、ご自分が先生を選ぶ時、何を基準にして選んでいますか?

顔でしょうか?
年齢でしょうか?
それとも??

・・・そう、実はこういう基準で選んでいませんか?

「自分の知りたいことを教えてくれる先生だろうか」
「自分がレベルアップするのに役立つ先生だろうか」

ではないでしょうか?

例えば、自分が会話を楽しむ目的でオンライン英会話を受けているならば、楽しそうなレッスンをしてくれる先生を選びますね。TOEICやIELTSなどの資格試験を受けるのならば、TOEIC指導、IELTS指導歴の長い先生を選ぶと思います。

同じことを、ご自分がプロフィールを書く時にやっていただきたいのです。
つまり、「私はあなたの知りたいことを教えますよ」「あなたのレベルアップのお役に立ちますよ」というメッセージが伝わる文章を書く必要があるのですね。

これは、実は簡単そうで簡単ではない。

というのも、私たちは「自分がやってきたこと」を書くことは出来ても、それを「見込み客が知りたいこと」の形に変えて書く、というのに慣れていないから、なんですね。

例えばこういうことです。

「海外在住経験無しで、英検1級取得しました!」

たしかに、それはすごいなー、とは思います。

ですが、見込み客から見たときに、

「ふーん、それで?それが、自分にとってどう役立つの?」

というところまでをプロフィール本文に書いていないと、伝わらないのです。

上記の例の場合、

「私が海外在住経験無しで、英検1級取得した時にやった勉強法や、忙しい人でも効率よく資格取得をするノウハウもお伝えします」

といわれたら、どうでしょうか?
これなら、この人の話を聞いてみたい、と思いませんか?

英語コーチがプロフィールに書かなくていいことは?


よく聞かれるのですが

「英語コーチとしてのプロフィールに、パーソナルなことは書かないほうがいいですか?」

どう思いますか?

私は書いてもOKだと思っています。(ただし、内容やどのくらいの分量を書くか、にもよりますよ!)

例えば、英語コーチとしてのプロフィールを数行書いた後に、「家族は夫、二人の娘、ワンコです。趣味はワンコと入れるカフェ巡りです。」なんて書いてあったら、ちょっとほっこりし、親近感を感じますよね。優しい女性の雰囲気が伝わります。

いっぽうで、提供するサービスと関係のない「資格」の情報を記載する必要はありません。

これは、言うまでもないことかもしれませんが、たとえば、自動車の「普通免許」などは書かなくてもいいですよね。(あなたが提供するのがよほど自動車と関連した英語コーチングをするのでもない限り・・・)

では、英語関連の資格なら何でも書けばいいのか?というとそうでもありません。

時々、ご相談を受けるのですが、

「そのさん、実は、私、それほどTOEICスコアが高くないんですが、それでも英語コーチのプロフィール欄に書いたほうがいいでしょうか?」

どう思いますか?

私は、「英検」や「TOEICスコア」は、もし自信がないのならば、あえて書く必要はありません、とお伝えしています。

もし、あなたが英検コーチをするというなら、やはり1級、準1級を持っていたほうがいいですし、プロフィールに書いたほうがいいです。TOEICコーチになるならばやはり860点以上のハイスコアを記載したいですね。

でも、もしあなたが「日常英会話」を中心としたコーチングをするのならば、別にTOEICや英検を書かなくても良い、といえます。

見込み客側から見た時に、「この資格があるなんてすごい!」「こういう資格の勉強をした人に教えてもらいたい」と思うような資格なら、必ず書いてください。そうでなければ、あえて書かなくていい、ということ。

「オンライン英語コーチの学校」では、オンラインで発信を始める第一歩として「プロフィールを書く」をやっていただいています。

ご参加のみなさんには、講座の中で改めて自分の英語歴や社会人歴を振り返り、その中から「見込み客に刺さる」自分の強みをプロフィールに盛り込む作業をしていただいています。もちろん、講師である私もお手伝いし、参加者の皆さんのプロフィールが「売れる英語コーチ」のプロフィールになるようにブラッシュアップしていきます。

この作業をしっかりやることで「こうして言語化してみて、やっと自分の強みがわかった」と言われる方も多いですし、「自分が強みだと思っていなかったことが、実は強みになるとわかった」と言われる方も。

オンライン英語コーチの学校にご興味がある方は、こちらも覗いてみてください。


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