見出し画像

【VRChat】ModularAvatarを利用した首のすげ替え



最初に

この記事の内容は「アバター改変なんもわからん集会」の第16回(7/24)の講演内容ModularAvatarでを使った、アバターの首のすげ替えの復習的な記事になります。
公式Discordに加入すると講座のアーカイブが視聴できるようになっております。

この時の講師はあの『Modular Avatar』の製作者さんでる「bd_」さんです!


アバターの着せ替えをする際に、アバターに対応してる衣装/対応していない衣装があると思います。

対応衣装は位置やスケールがアバターに合わせて調整してあるので、「Modular Avatar」の「Setup Outfit」するだけで簡単に着せることが出来ます。
一方非対応衣装は自分でスケールや調整したりして破綻のないようにする作業が待っています。
慣れたらそこまで大変ではないですが……やはりめんどくさい……

そして使用者が少ないアバターは、使用者の多いアバターに比べて対応している衣装も少ない/もしくは存在しない……という問題に直面します。

これを解消するために、体を対応衣装の多い別のアバターに差し替えて、対応衣装を簡単に着せよう!というのが今回の主題となります。
俗にいうキメラ改変ですね。

アバターアップロードやVCCが解らない!という方は以前私の書いた記事を参考にしてみてください!



使用アバターと衣装

今回は最近私がメインで使っているイズールちゃんにマヌカちゃんの体を付けて着替えてみようと思います。
マヌカちゃんはとにかく対応衣装が多いのでおススメです!

衣装はこちらにします。



Unityでの作業

VCCで以下のツールを使えるようにします。

・Modular Avatar
・AAO: Avatar Optimizer
・FaceEmo
・Text Trans Tool
・Avatar3.0emulator


各Packageのインポート

・イズールちゃん
・マヌカちゃん
・衣装

上記3つのUnityPackageをインポートします。


ヒエラルキーへの配置

マヌカちゃんとイズールちゃんをそれぞれヒエラルキーに配置します。


「FaceEmo」で表情の保存

「FaceEmo」でイズールちゃんの表情を保存します。

完了すると「FaceEmoPrefab」が完成します。

表情が壊れた時に対処できるように、イズールちゃんのアバタールートを選択し「Ctrl+D」で複製しておきます。


頭部に使用したい側の設定

イズールちゃんのArmature、頭部、髪、耳以外を消します。

頭部に使用したい側の設定は以上で終わります。


体にしたい側の設定

逆に顔や髪、耳等をけします。


不要なコンポーネントの削除

イズールちゃんを「Armatureとメッシュのセット」、つまり皆さんがいつも着せ替えをさせている衣装と同じ扱いにするためにアバタールートにある以下の3つを削除します。
・Animator
・VRC Avatar Descriptor
・Pipline Manager


頭と胴体の結合

イズールちゃんをアバタールートごと、マヌカちゃんの直下にD&Dします。

D&Dしたイズールちゃんを右クリックして、「ModularAvatar」→「Setup Outfit」を選択します。

構成が衣装と同じなので、基本的にこれだけで結合できます。
一応非対応衣装と同じ扱いになるため、「MA Merge Armature」の「位置をもとアバターに合わせてリセット」を実行します。

位置やスケールを変更して違和感のないように微調整します。(ちょっと顔大きいかも……)

各種パラメーターの微調整

「VRC Avatar Descriptor」の「LipSync」→「FaceMesh」にイズールちゃんの顔(Body)をD&Dします。

LipSyncが復活します。

同様の手順で
「Eyelids」→「Eyelids Mesh」に設定します。

設定されている値がおかしいので修正します。

今回使用しているイズールちゃんはもとから何も入っていないため「None」にしておきます。

EyesのTransformがマヌカちゃんの瞳のままなので、イズールちゃんの瞳のボーンをD&Dして修正します。

マヌカちゃんの瞳が寄り目がちなボーン配置のためMAで自動調整した際に同じ位置に配置されてしまっているのを修正します。

瞳のボーンを選択して「Transform」→「Revert」を押します。
※これはPrefabをunpackしてない状態でのみ行うことが可能です。
そのため日頃から不必要にunpackをしないことをお勧めします。

瞳の位置が戻りました。

「FaceEmo」を使用した表情の復元

「FaceEmoPrefab」を選択します。

「MA Merge Animator」のパスモードを「相対的」にします。

イズールちゃんのルートオブジェクトを「相対的パスのルート」にD&Dします。

表情のテスト

Avatar3.0Emulatorを使用してハンドサインによる表情の変化を確認します。
GestureManagerでも問題ないです!
「Tools」→「Avatar 3.0 Emulator」→「Enable」を押したとに「Playモード」に入ります。

下記のハンドサインの値を変更して表情が変わることを確認します。

AFKモードも確認して体と頭が結合されていること確認します。
無事追従していますね。

衣装も着替えさせてしまいましょう!


AAO: Avatar Optimizerの設定

色々組み合わせて作ったので、不要なBone等かなりの数になると思いますので「AAO Trace And Optimize」は必ずつけておきましょう!!


アバターのアップロードと確認

アバターをアップロードします。

VRChat内で確認!特に問題ないと思います!

以上となります!
「アバター改変なんもわからん集会」の内容を一通り追っただけですが、これでアバター改変の幅が少しでも広がれば幸いです。

読んでいただきありがとうございました。
誤りや誤字脱字投ありましたら、教えて頂けると大変助かります!

それでは良きVRCライフを~!✨

#VRChat #VRC #メタバースやってます #アバター改変 #VRChat初心者 #アバター #アバターアップロード #ModularAvatar #Unity #VCC #キメラ #キメラ改変 #アバター改変なんもわからん集会  

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?