バレエ歴20年以上の私がジャワ舞踊を始めた話⑦〜右に顔って言われたらそれ左って言われる…？〜

みなさんこんにちは、ソノです♡
いかがお過ごしでしょうか。

ジャワ舞踊奮闘記シリーズです。
今回も、20年以上バレエをやってきた私が、ジャワ舞踊の"当たり前"に驚愕した話をしようと思います。

読者みなさんの中にジャワ舞踊経験者はいらっしゃいますでしょうか？

ジャワ舞踊を踊る時、先生に「右に顔つけて！」と言われたらどうしますか？
ジャワ舞踊において、"顔を右に"は右耳が右肩の方に傾いた形。目線は左下になります。(目線は正面の時もありますが)
頭が右に傾いていたら"右"、左に傾いていたら"左"となります。

私はなぜかいつも、ここで間違ってしまう！！
振り付けやステップ、複雑な手の動きではなく顔が正しい向きに向けられないのです。

舞踊経験20年を超える私。今までバレエにモダンにジャズにコンテンポラリー…数多のジャンルを踊って経験を積んだつもりですが、、、

こんな簡単なことがなぜできないのか。
答えはすぐに分かりました。

私が今まで踊ってきたダンスたち。
その中で指導される「右向いて」「右に顔つけて」は、"目線を右に向けて"という意味でした。

バレエで"右に顔"とは、たとえば顎が肩の右肩の上にある状態(顔は傾きません)とか、右後ろに少し反り返って捻りを加える形で右を見るやり方。　
目線と顔の向きは必ず同じ方になります。
回転技やバランスを取る時なんかは顕著ですが、目線を先に誘導してあげると身体も思った方に向きやすいのです。
身体を右にしたければ、まず目線と顔をそちらに素早く誘導します。

そうなのです。
ジャワ舞踊においてたまにある
目線は左下なのに、頭が右に傾いている形。



この形に持っていくとき「右に顔つけて」と言われてしまうと、咄嗟に目線を右に持ってきてしまい、頭を左に傾けてしまいます。


結果、全く反対側を向いてしまうのです。

先生、私は左右がわかっていない人ではないんです。全く反転した振りを急にしてしまいますが、私の中ではこれが右だと思っていたんです…。

加えて、バレエやモダンでは、頭が真横に傾くことはあまりありません。モダンでよく出るスパイラルのように捻りを加えるから身体や頭が傾くことはあります。

ですので、そもそも頭だけをとっさに右に傾けることもできないのです。

ラジオ体操とかどうやっていたのでしょうかね。

今回は、ジャワ舞踊で「右に顔つけて」と言われると「それ左…」と言われてしまう問題についてお話ししました。
わかってはいるんですけど、まだまだ修行が足りず、出来ないことだらけです。