見出し画像

スウェーデンでの生活#12 ストックホルムでフォトジェニックな朝を

先日、いつものように談話スペースで昼食をとっていたら、陽気という言葉が似合う(そしてスウェーデン語の発音が独特で詩か何かのように話す)おもしろい方に「それヴィーガン料理じゃん!」と仲間を見つけたふうな口調で声をかけられ戸惑ってしまった。こちらでは肉・魚・ヴィーガンの3択が一般的だったり、名物のミートボールまでヴィーガン用にアレンジしたものがあったりと、ヴィーガン食は非常に身近らしい。食べる側も、よく言われる環境への影響を考えてという人の他に、宗教上の理由があってという人もいて移民が多い国らしい多様性を実感する。私の今いるところは持続可能性に関連したテーマを扱っていることもあってベジタリアン・ヴィーガンがそれなりにいるのだが、魚は食べるという人やトレーサビリティがちゃんとしている(環境負荷を抑える努力をしている)鶏肉があれば食べると話す人もいて、だいぶ柔軟なように感じる。

画像1

写真の料理もヴィーガン向け。この時は全体的に量の多いこちらの食事対策で頼んだのだが、春巻き(?)に入ったキノコに至っては肉以上にうまみが引き出されていておお…となった。七草がゆ的な意味で身体を休める、調子を整えるために食べるのも割とありかもしれない。彼らのペットフードのことがあるから飼うなら猫より犬、というのは理解しづらい考え方だったけれど…

画像2

と書いておきながら、今回紹介するのは 'BRUNCH CLUB' の見るからにカロリーの高いシェイクである。当然のようにメインの朝ごはんメニューもがっつり系。雨がぱらついていたにもかかわらず列ができているあたりに「映え」を意識した店の国境を越えた人気を感じる。

画像3

すごい迫力。お店がオープンした月なのでろうそく付きの 'HAPPY BIRTHDAY SHAKE' とのことで、遊び心が素敵。店内も雰囲気のある間接照明に風船やガーランドのデコレーション仕様で、欧米のホームパーティーにお呼ばれした気分を味わった。

画像4

上にのっているのはふわふわのコットンキャンディ。綿あめを食べる機会なんてそうそうないので懐かしすぎてちょっと感動。アイスクリームコーンはクラッカーのイメージとかだろうか?カラースプレーの土台部分はクリームチーズのフロスティングらしく、凝ってるなあ…と感じる。そしてストロベリーシェイク。王道のフレッシュストロベリー味で美味しい。美味しいのだが…個人的にはもう少し軽いほうがいいというか、甘さと密度の暴力が…。結局一緒に頼んだフルーツボウルの甘さ控えめな桃やメロン、それと水で舌をリセットしながら楽しむスタイルになった。

なんだか最後の方はラーメンの食レポのようになってしまったけれど、フォトジェニックで暖かい雰囲気の素敵なお店でした。時間があればまた行きたい。ただ、今度来るときは普通の、甘くないブランチメニューで…

ご覧いただきありがとうございます!