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メキシコそろばんプロジェクト①はじまり


こんにちは。訪問いただきありがとうございます。

 今日は、これから本格的に始動しようとしているメキシコそろばんプロジェクトについて書こうと思います。

メキシコへ 


 2024年2月から5か月間、次女と三女を連れてメキシコ🇲🇽とカナダ🇨🇦に行ってきました。この旅の目的は、子ども達に様々な価値観を触れてもらい語学力を高めることです。
 カナダには何度も行っているので安心感があります。しかしメキシコは危ないと言われるし子ども連れです。念入りに下調べをしてから現地入りしました。

 メキシコでは、メキシコシティでも安全と言われるエリアで部屋を借りてほぼ毎日図書館で過ごしました。もともと、子ども達は短期で日本語学校に通わせようと思い前年に私が学校を見学していました。しかし、オンライン面接の日程を決める段階で要件を満たしていないと言われ行けないことになりました。

 そのため、子ども達と私はホームスクールという形で毎日部屋か図書館で勉強しました。

NASA公認メキシコの数学の先生がそろばんを目撃

 ある日、いつものように次女が図書館でそろばんの練習をしていたところ、横に座ったメキシコ人マルコスが次女のフラッシュ暗算を見て驚愕。彼は中学校の数学の先生ですが、NASAから任命されて学校外の子ども達の科学と英語教育のコーディネーターをしている唯一のメキシコ人です。

 マルコスに頼まれ、彼が一緒に連れて来ていたメキシコ人中学生にフラッシュ暗算を見せることに。タブレットのアプリで中学生とその保護者20名に披露しました。

 当時、次女は12歳で三女は7歳。自分達よりも小柄で年齢の低い子ども達があっという間に計算してしまう様子を見て、会場にいた人達から大きな拍手が送られました。一緒に写真やサインを求められたりして、次女と三女は相当困惑していましたが、少し誇らしげでもありました。

公立中学校へ招待される


 マルコスが住んでいるのは、トラスカラ州というメキシコでも特に貧しい地域です。何を基準にするかで順位は入れ替わるのですが、トラスカラ州はどの指標でも貧しさトップクラスに入っています。
 ぜひ、そこの公立中学校に来てそろばんを披露して欲しいと頼まれたのです。

 悩みました。メキシコというと危険とかドラッグという言葉をイメージする人は多いと思います。しかし、それは場所によります。メキシコ人から得た前情報では、メキシコシティはむしろ安全で、危険と言われる一部地域に近づかなければ安全ということでした。

 そのため、ツアーでテティオワカンに行った以外、私は子ども達をメキシコシティの外に連れて行くのは避けていました。トラスカラ州は、メキシコシティから120キロ東にある州です。

悩みまくって・・・


 さて、どうしようか。色々考えメキシコ人も含め様々な人に相談した結果、行くことにしました。もし強盗に遭ったらお金を全て渡して許してもらおう。見るからに貧しそうな格好の私達は大丈夫でしょう。そもそもトラスカラ州は有名な観光地プエブラの隣で比較的安全と言われています。

 絶対大丈夫。何かあっても、今までのようにカルロスが私たちを守ってくれる。そう信じて、私達はトラスカラ州に行くことにしました。


 

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