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感情解放のしかた

感情が思考によってせきとめられていたり、抑圧されている場合、解放されなかった感情は内側に向かい自分を攻撃する。そして、感情が内側で固まってしまう。

これが、体調不良を招いたり鬱を招いたりする。そして、感情がわからなくなってゆく。

『自分の感情がわからない』という人は、そういうことが内側で起こっている。
精神療法でお世話になった精神科医の泉谷閑示先生も、鬱は、怒りが奥底に眠っているという。

内側で凝り固まってしまったこの感情を意識的に放出することによって、何を感じてるのかに気づき始めたり、生きている実感が取り戻せたりする。

どのように放出することができるのか。僕も色々試した中で良いと思ったものを紹介してゆきます。

紙に書きたいように感情を殴り書きする。

紙に今の感情をひたすら書いていく方法。
日頃、外では出せない思考や感情を由になんでも書いていく。何も書くことがなくても書いていく。そういう時は、何も書くことがない、書きたくないと書いていく。その時書きたいことをひたすら書いていく。絵を描いてみたりしてもいい。今のない文字でもいいし、意味もなくぐちゃぐちゃなものでもいい。誰に見せるわけでもなく、自分だけのノートなので、イリーガルなことも、過激なことも、書きたいように書いていく。あいつを殺したいや、あいつを犯してやりたい、家を燃やしたい…など。ここのノートの中では、どんな表現でも完全に自由。最初のうちは、何も書くことがなかったり、書く内容に詰まったりするのだけど、書いてくうちに徐々に色々な事が内面から出てくる。過去のことや、忘れていたことなども浮かび上がってくる。そのことも思うまんま、感じるまま書いていく。書く時間も、完全に自由。書きたかったら書く書きたくなくなったら書かないでいいのだが、最初のうちは、感情がなかなか出てこないこともあり、とりあえず、ひたすら書いてみる。思いや感情は、表現すればするほど無尽蔵に出てくることに気づく。やればやるほど、胸の内が軽くなっていく。

ひどく落ち込んでたり、体を動かしたくない、鬱状態なときにオススメ。

出したいように声を出して自分の内面を表現してみる

ジベリッシュという、意味のない言葉、意味のない音をとにかく口ずさむという方法。

内面に溜まるエネルギーを無意味な音にして外に出す。
感情を表現してこなかった人は、
言葉で相手に伝えたり、気持ちを表現したりしてこなかったと思うので、無口だったり、言葉を発することや、会話が怖かったりする。
なので、とりあえず音を出していくことで、内側からの感情が出てくるし、出やすくなる。

また、溜まっている感情の浄化が進むことに気づく。
あるとき、過去に堰き止めて抑圧した感情に出会いそれが浄化されていくことで、胸が軽くなる。詰まっていた感情が流れたことで、内側の感情が動き始める。

必要な道具もないし、どこでもいつでも小声でぶつぶつ呟ける。外に音を出すのは、気持ちいいことだと気づいてくる。
僕は、人がいるところで呟いてしまうこともあるのだがその時はとても白い目で見られている。

踊りたいように踊ってみる

これも声を出す方法と同じで
その時、踊りたいように踊る方法。
あまり、日本人は踊ることをやってきてないので、慣れてないと思うが、
こう踊らなきゃいけないという形は全くないので、自分のその時表現したいように踊る。
音楽などがあるとやりやすいなと思うが、音があるとその音に合わせないととか、考え出始めたりする人は、無音や自然音の中でやる。
普段、人目がないところで踊りながら歩くみたいなのもオススメ。
僕は、よく夜の公園でやったりしてます。

一人芝居

普段の人間関係の中で自分を表現できない人は、一人芝居をするのがオススメ。
自分が自分らしくいれない状況や、感情を抑圧してしまう場面を思い出したり、想起して、
一人で二役やってみる。
普段相手に怒らない人や甘えられない人もこの役の中では、思う存分やってみる。
役柄に入り込んで、思いっきり気を使わずに感情を出してみる。そうすることで、スッキリする感覚があったり、こういう態度は人前ではとっていけないとブロックしてる感情が流れ始め上手く表現できるようになったり、自分の感情に気づきやすくなったりする。

これらの方法を試してみて、
自分に合いそうなものを選んでやってみてください。
その時の気分によって色々コロコロ変えながら。

これらをやる時に、一つ注意点がある。
感情解放をしたらいい結果が出るからやるのではなく、
感情解放すること自体が気持ちいいからやる。効果や効能などを得るためにそれをするのではなく、それ自体を楽しむ感覚で。

最初はもちろん、効果や効能が得られるからとりあえずやってみるが始まりだと思うが。途中からは、その行為に没入して、それ自体に喜びが感じながら、楽しみながらやる。
楽しめない場合は、その手法は合わないのですぐにやめる。

感情が流れ始めると、
生に躍動感がでて、生きている感覚が大きくなる。大きくなるというより、噴水を堰き止めてた石ころがとれて、元々あった伸びやかな噴水に戻る感じになる。

時間がある時に、気づいた時に、
意識的にやってくことでどんどん軽くなってくる。早く楽になりたいから無理につめてやるのではなく、気づいた時にこつこつと。
もちろん、無理に詰めてやりたい人は詰めてやってもよい。


パッとすぐ変わるのではなく、徐々にしらない間に変わっていきます。
変化は時間がかかるので、気長に楽しみながらやってみてください。

ではでは〜





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