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浮気や不倫をする本当の理由

既婚者の不倫や浮気がひどい悪事のように言われるようになった昨今。

もちろん「悪事ではない」と思っているわけではないし、何なら、私は元夫の浮気で離婚した経験を持つバツイチ子持ち。色々と考察してみる権利(?)はあるのではないかと思うので書いてみる。

浮気されて離婚した話

まず、私は浮気をされてすごく傷ついた。

全人格を否定されたような喪失感とショックと、そして躁鬱状態になって壊れた。

「浮気」と表現したのは、「本気」と認めたくないから。
「不倫」だと、倫理(制度)には外れているかもしれないけど気持ちがあって、恋愛と認めているような気がする。

でも、その時も、今思い返しても、夫と彼女は恋愛をしていたんだと思う。
一時であっても、甘くつらく悲しい切ない恋をしていたんだと思う。
それは事実。

そんな嫉妬もあり私は…


離婚することにした。

え、嫉妬しているのに離婚するの?って逆のように感じるかもしれないが、私は、元夫には彼女とではなく私と失恋してほしかったのだ。

私がいなくなることをつらく感じてほしかったのだ。
心のどこかでは、たった数ヶ月の恋愛だから、きっと2人は上手くいかないと確信していた。
何故なら、その頃の夫は、私が洗濯して私が着せた服で、私が整えた社会性・世間体で、生活しており、私が育てた(?)男らしさで恋愛をしているんだから(と思ってた)。

実際、元夫は離婚の話になると、「離婚したくない」と言い張った。でも、彼女とも別れられず、ずるずる状態で…

3人とも壊れた。

最初に冷めたのは私だった。幼い子供たちがいたから、冷静になれたんだと思う。
それで私はその修羅場から脱出した。(実家に帰った)

そしたらすっきり目が覚めて、本当に離婚してもいい、どうでも良い、になり離婚した。

(その後、本当に二人はあっという間に別れたらしい。)

浮気・不倫の種別

一言で浮気・不倫と言っても色々な状況があるのではないだろうか。

◆セックスが目的
配偶者や恋人がいても、性的欲求が高く、たくさんの人としたい。もしくはセックスに至るまでの恋愛過程に興奮する。
→こういう人は、本当に配偶者や恋人を愛しているのかどうか?配偶者や恋人は別で愛しているといわれても信じられない。配偶者に対してもセックス目的か?金や家政婦か?世間体での結婚か、と感じてしまう。

◆恋愛をしたい
結婚したら好きの種類が変わったり、長く一緒にいると飽きてしまう。恋愛のドキドキや駆け引き、好きになったりなられたりが楽しい。それをずっとしたいし、そのチャンスがあったり、自ら作ったり、恋心は大事、すっとしてもいいと思い込んでいる(バレなければいい)。
→言い訳としては淋しかった、構ってほしかった、など。結婚しなければいいのに。

◆配偶者に対する気持ちが少なくなり本気で好きな人ができた
恋人なら別れればいいが、結婚しているとそう簡単ではない。子どももいる。まさしく恋愛なのだが、配偶者に対する気持ちがすっかりないか、と言われればそうでもなく、罪悪感もありながら…。
→このパターンが一番どちらも傷つけ、皆が壊れる。

◆配偶者に対する気持ちが全くなくなり好きな人を作った
配偶者とのすれ違いや、そもそもの不一致。別れたいがそうもいかない。そして自ら進んで新しい相手を探す。好きになってしまったと言うより、恋愛がしたくてしたパターン。
→なぜ別れないのか不思議。愛人の方が「既婚者なんて知らなかった」的に被害者の場合も。

◆ポリアモリー(複数の人を愛する性)のひと
本人が自覚していない場合もあるそうで、自分は浮気性なのかと思い悩むこともあるらしい。どちらも、誰をも好き。好きになってしまう。誰とも別れたくない。
→自覚して皆で話し合うしかない。受け入れらない人は離れていくしかない。治るものではないので、自分だけを愛してもらうのは無理。
受け入れているカップルもいる。他人はとやかく言えない。

◆男の甲斐性的な考え
お金のある男はたくさんの女性を養うことが当たり前。そうやって養うことで女性の生活を助けるという昔ながらの風習的なもの。
妻も知ってはいるが、しぶしぶ認めているケースも。妻と愛人が仲の良いケースも。一夫多妻制の国では今でも当たり前。
→日本では悪と言われるが、一夫多妻制の外国人とわかると「それなら仕方ない」と日本人も認める。

浮気・不倫が多い本当の理由

こう考えると、もしかすると、男性はポリアモリー(複数の人を愛する性)のひとが意外に多いのかもしれない。
けれど、制度を守ろうとする日本人特有の気質と相反する。

バレれば、どちらか、もしくは両方を失うので隠す。何に罪悪感を持っているのか自覚していない。

元夫も、私のことも彼女のことも、どちらも好きでどちらともセックスできた。だから、悩んで、壊れたんだと思う。

芸能人でもたくさんの人が浮気や不倫をしてきた。
ある大物芸人は妻とそっくりな人を選んでいて、妻のことが好きだという気持ちも垣間見えた。
ある俳優も彼女のことが好きで好きで、何度別れようとしても別れられなかった…から、妻が業を煮やして明るみに出した。

制度や世間体で仕方なくどちらかを選ぶしかない。
妻のもとに戻る人が多いのだろうか。

急に消える関係

しかし、恋愛をしていた2人は、不倫が明るみに出ると失恋をすることになる。嫌いになったわけではないのに、恋が終わる。終わらせられる。

何年も付き合って夫婦のようになっていた2人でも、
唐突に終わる時がくるのが、浮気や不倫のむなしさ。

Hさんは3年、Kさんは5年とか。

それだけ仲良くしていた人間関係が、急に0になるのってすごいこと。

友人関係で、喧嘩や仲たがいもしないで急に終わることってない。
夫婦なら、離婚しても友達でいられるのに、愛人は一切会ってはいけない関係になる。


もちろん、
配偶者と離婚して、不倫を解消するひともいる。愛人を選ぶパターン。

そしてそれなら一定の期間を経れば許されるという風潮もある。
そして、おしどり夫婦と呼ばれている芸能人もいる。

本当の気持ち、実は…

実際、浮気や不倫をした人たちに聞きたい。
あなたは、どの種類の気持ちだったのですか?と。

「運命の相手と出会ったと思って、恋に落ちて、配偶者とは別れるつもりだった人」

と、

「セックスがしたかっただけで、相手のことなんて愛してもいなくて、配偶者に対しても不誠実な人」

どちらも同じ、不倫や浮気にカテゴライズされている。

それは、当の芸能人たちが皆、同じような内容の謝罪文で
「不徳の致すところ」「軽率な行動」「妻に謝罪し」と、

不倫や浮気を自ら「軽い」「一時の過ち」と表現するからだ。
中には、自分の持ちネタとして笑いにしている芸人もいる。

本当は、相手との別れに、苦しくて苦しくてつらい思いを感じている人もいるのでは?

配偶者からしたら、最も許せない状況だろうけど。

そして、相手の人は、どんな思いで、二度と会えなくなった元恋人を見ているのだろうか。

皆、嘘つき

「どちらも好きで別れたくない。付き合い続けたい」と宣言する人は何故いないのだろうか。

嘘を言って、本心を隠して、世間や社会に迎合するのが芸能人。人気商売だから仕方ないのか。

型通りの謝罪文なんて望んでない。

本心を、何故その状況になったのか、本当のところを聞きたいと思ってしまうこの頃なのだ。


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