2022年12月27日広島市社会教育委員会議
生涯学習課長から、資料を元に説明。配布資料はこちら↓
※議長は砂橋委員。
※市側の説明は資料の読み上げなので省略。
再整備方針に関する市側の説明を受けての出席委員の発言
平尾委員)
図書館全体として利用者数が下がっているのは傾向としてあるのだろうが、こういうのは全国との比較においてどうなのか。これは何が理由で下がってきていると分析しているのか。今後、何らかの移転なり含めて場所を変えれば伸びるのかということと、下がっている理由はリンクしてくるのではないかなと思うので。下がっている要因を教えていただきたい。もう一つは、再整備方針についてはパブコメもとって338件。実際に最終的には場所を問うものではないということだったが、現在地中央公園内を希望される人が158件、エールエール移転は33件。5倍くらい差があって、今回場所のことではないと言いつつも、意識しておかなければならないと思ったが、この辺は加味したのか。
生涯学習課長)
全国的に図書館の利用、入館者数は下がっている傾向がある。主に一般的に言われているのはスマホパソコンの普及と言ったもので、わざわざ図書館に行かなくても調べることができるというのが主な要因。パブコメで今回場所についてのそれぞれの意見がありました。委員が言われたように、今回のパブコメはあくまでも再整備方針策定のために機能やサービスについてのみなさんからの意見を伺ったもの。場所についても意見がありましたので、その他という欄で載せている。この件数については、サービス機能以外ではあるが、広島市としてはさまざまな意見があるとは受け止めている。
平尾委員)
一つ目の方、場所ではなくて全国的な傾向ということだが、場所が変わってもこれが上がっていくものではなく、全国的に下がってきているので、どうやっても上がらないのか。
生涯学習課長)
広島市が調査した、独自に聞いた駅前に図書館を移転したところでいうと、どの図書館も利用者は移転前より増えている状況。全国的な全体としての傾向は広島と同じような状況だが、どの図書館もと言われると、駅前に移転した図書館については私たちが聞いた中では利用者が以前より減ったところはない。
議長)
そのほかに意見ござましたら。
山川委員)
議論の順番を確認したい。最初に広島市立図書館再整備方針を最初に議論をするというのは、平尾議員が指摘したように、利用者が減ってきている要因は場所が悪いということだけではない。つまり、利用者が減ってきているから場所を変えるっていう発想ではなくて、機能やニーズが今の時代に合わなくなっている、という状況の中で図書館機能を見直そうと考えた時に今の図書館再整備方針の一つ前のが平成23年度だったり、平成14年度だったり。ここから必要なニーズに対応する機能をしっかり盛り込んで、かつ広島らしさを踏まえた上で図書館の再整備をしましょうというのが最初の議論。今この再整備方針で策定された。この再整備方針で策定された方針が実現できるのはどこですか、という、今から場所の議論に移るという風に捉えて良いか。
生涯学習課長)
再整備方針については場所をどこにしたとしても機能を果たしていくとして考えている。なので再整備方針は場所がどこであったとしても今後広島市が目指す図書館はこういう形だと、場所がどこであってもこの機能は果たしていくというのを示した。この後になるが、その機能をより発揮できるのはどちらかという比較が次の議題になる。
議長)
実は本日欠席の委員から意見がある。
生涯学習課長)
今日欠席の委員からの意見について。図書館の再整備方針についての部分と、次の議題の部分があるので、図書館の再整備方針部分についてお伝えしたい。
ほぼほぼご意見は次の議題のところが主だったが、本整備方針はさまざまなアイデアがきれいに整理されているという意見。その中で次にもかかってくるが、しっかりとした議論も必要になってくるのではないかというところとか、蔵書の充実と貸出機能に集中して付属的な機能は開館後を状況を見て拡充することを提案したいという意見をいただいている。
再整備候補地比較検討案についての市側の説明を受けて
板倉委員)
ちょっとよくわからないこともあるが、前いろんなことを話した時、図書館って特別なものだという話をいっぱいしてきた。今思っているのは、人がたくさんくるとかお金のことも大変だけど、できたら広島はみんなが集まってくるような図書館みたいなものをイメージして期待してワクワクした気持ちでこの会議にも参加したが、なんかやっぱり現実的に難しいのかなとも思うけど、今の公園の中にあってみんなが集まって本を読みにきたんだ本を読みにきたんだなっていうようなところを作れないものか。
生涯学習課長)
今回の比較は主にみなさんから意見をいただいて作成した広島市図書館再整備方針、広島市にこういう図書館があったらいいなと、こういう図書館を目指してほしいということで意見を聞いて作った。中身の結論は色々なことを言いましたけど、要は図書館の機能をより発揮できるのは、より多くの人に利用していただくことが機能を発揮できるという結論として今回説明をした。図書館なんで多くの人に使っていただくのは公共施設なので大事なこと。多くの人が使うのがより図書館が機能を発揮するということでこのような結論。
板倉委員)
たくさんの方が使うのも一番いいことでよくわかるが、今図書館の本はどこに行ってもこの本が見たいと言えば見れるシステムがある。ただ、確かにみなさんがたくさん利用するのはいいと思います。ただ、やっぱり本を読むのは独特なことで、雰囲気その場の雰囲気とかそういうこと。ずっと聞いていたけど、考えられた意見はたくさん入っているが、ただやっぱりそれ以外にその場でしか求められないもの、駅の中にあって、私が考えるのはあれだけ人がごちゃごちゃしたところに行って、本を読んでそういう図書館が本当にできるのかなと心配している。
生涯学習課長)
駅の図書館というのは利用者が今まで以上に移転する前より増えている。多くの人に手に取っていただく。本はしっかり読んでいただく、借りていただくのが一番だと思う。なので広島市としても、再整備基本計画にある、誰もが読書を楽しめる場の提供というのは力を入れていきたいし、考えていきたい。多くの人に利用していただいて、一つでも使っていただくのが重要だと考える。どちらにしてもこの機能を入れていくということなので、しっかり魅力のある図書館にしていきたい。
議長)
それぞれの立場で何でもよろしいので意見なり質問を。
鈴木委員)
一番初めに議論が始まった時には性急に決めていかないという感じがして、これでいいのかとずっと思っていたが、こうやってアンケート取ったりいろんな方の意見を聞くことで方向性がはっきりしてきたと思って感心している。資料もわかりやすいものになってきて、市民のみなさんの理解を求める上でいい資料ができた。わからないことが一つ。もし今の現在地で建て替えをする場合は、仮の施設を設ける場合と設けない場合があるが、設けない場合はずっと閉館しているということか。
生涯学習課長)
基本的には仮施設を設けない場合は、既存の中央図書館の、資料で言うと、参考資料の1をご覧いただけたらと思う。参考資料の1を見ると、基本的には今の中央図書館の空いているスペースに図書館をたてるということでこの期間は場所が違うところに立てるので図書館を利用しながら建て替えることは可能と言う案になっている。
鈴木委員)
仮設の建てない場合は金額的に差がないように思うが、どちらになるかはわからないが、結局蓋を開けてみたら結局はすごい額になっていたというのが非常に今ごろ多い。今の時点から仮設をしなければできないという方向づけをきちんとしたものを改めて出さないといけないように思うが、今の段階ではなしという案もあるということで了承してもいいのか。
生涯学習課長)
広島市として考えている案としてはエールエールへの移転ということになるので、基本的には仮設を作らずに、図書館のサービスを停止することなく引き継いでいけると考えている。
岩元委員)
2ページの②の一番下。資料の収集に関してはエールエールと差はないというような。整理と保存についてはどうなのかをお聞きしたい。その比較はどうなのか。やっぱりデパートとなると飲食店が入っているし、火事とか起きたらスプリンクラーとか動いたら大切な蔵書がダメになる。ネズミもゴキブリもいるので気になる。収集した時の整理保存はそれなりの設備を作るということだろうが、確認したい。出版社とか見に行くと、原版などは、すごい分厚い金庫に入れて、火事が起きてもここだけは焼け残りますみたいなところで歴史的な価値があるようなものは保管している。今の計画の中では収集したものを保存することはどうするのか。
生涯学習課長)
資料の保管については、重要な図書については専用の部屋を設けて、消火設備も、今もそうだが、ガス系の、水ではない消火設備で保管するとなっている。現在も重要なものはそうしているが、新しく整備するところおでも同じようにガス系の消火設備で保管する。
岩元委員)
今と同じような状態で新しいところに移転しても可能だと。
生涯学習課長)
重要図書についてはガス系の設備で本が濡れないように。
岩元委員)
専門的なことはわからないが、本は守られるという認識でいいか。
生涯学習課長)
一般の図書と重要なものとで違ってくるが一般のものはどこの図書館でも水系の消火になる。今の中央図書館も。一般図書は水系の消火設備となっている。重要書庫についてはしっかりとガス系を引き継ぎながら対応する。
岩元委員)
もう一点、利便性のところ。青少年にということを前回話が出たが、青少年て自転車移動ではないかと思うが、そこの駐輪場があのあたりはたくさんあると思うがお小遣い大変だろうなと思うと、図書館を利用する人には無料になるとかそんなのがあったらいいなと思うが。
生涯学習課長)
駐輪場・駐車場については移転した後に周りの状況と調整して可能なものは対応したい。
議長)
せっかくなのでご意見をいただいて、ないようであれば欠席の委員の質問があるが。
山川委員)
鈴木委員がおっしゃったように、プロセスが全然見えなかったところを、丁寧に見せていただいてなぜここまできたかはわかった。わかった過程の中で選択は難しいと思っている。一番大きなところで言うと、図書館再整備方針のコンセプトのところ、誰もが学び、憩う平和文化の情報拠点となっていて、先ほど来、課長からエールエールが優位ですとおっしゃる理由は、誰もが学び憩うというところで利用しやすいです、利用者数の増加が望めるということころだと思う。もう一方で平和文化の情報拠点として見たときに果たしてエールエールへの移転がベストな選択となると、そこへの回答はいただいていないように思う。これまでおっしゃったように駅前に図書館を移すことで利用者数が増えることは実態としてあると思う。私が知る限りでも明石も利便性で増えている。徳山市立図書館は、デパートの中に入る文化施設と言ったことで〓。例えばですが、北九州市立図書館よく利用していた。古くから著名な建築家が作られたので、そのまま残したいと。一方で、古いのと、駅から歩いて15−20分かかるしバリアフリーでもないのでいきづらい。それでも駅前が非常に空間が空いた時でも移転という議論にならなかった。それは、その周辺が文化創造の場になっていて、その文化創造の方を選んだ。利用者が、人が増えることを指標とするのではなくて文化創造の方を図書館お指標としたのではと推測する。そうした時に、平和文化の醸成というのは今の現地の場所で醸成してきたもの。それが移転したときに作れるのでしょうか。作るにはどれくらい時間がかかるのか。今までの継承が叶うのか。そこがうまく私の中で落とし込むことができない。このコンセプトであればあるほど、片方で利便性はわかるが片方の平和文化というところではわかりかねる。もう一つ、具体的な数字で示していただきたが、平和文化を継承するということを標榜して駅前移転をした例があるのか。他の市町で。
生涯学習課長)
広島市で?
山川委員)
図書館等が他の市町を全国的にみた時に平和文化の継承ということを掲げてあえて駅前にというのが。
生涯学習課長)
そこまでのことは聞いていないが、平和文化のために駅に移ったというよりは、図書館をしっかりと利用していただくということでその自治体において、ニーズを踏まえながら駅前にされたのではないか。なので平和文化ということではないと思う。
市民局次長)
補足。本日示した3ページ、③と言うのが下からあるが、山川先生がおっしゃるように、現在地の方が平和記念公園に近い。利用者の受け止めとしてそうだろうと思う。その後ですが、思いの共有のために広島を知っていただくことが大事で、それは我々が思ったのは通勤通学や買い物などでたくさんの方が訪れたり、観光やビジネスでこられた方が、容易に足を運べるところに置くことで足が向くのではないかと私たちは考えて、そういう過程の中で整理をした。平和文化については、シンボリックな部分で中央公園はあるが、市内の中にもいくつもそういった、被爆建物とか比治山とか色々ある。広島全体で醸成はして行くものだと我々は思っている。いろんなところで意識していきたい。
山川委員)
結論ありきで現在地というわけではなくて、両方ともコンセプトは叶えることができるという説明があった後で、比較をした時に誰もが学び憩うというのは出ている。一方で平和文化をどう継承するかは納得しづらいところがあったので、できれば両方が入っているのであれば両方がそれぞれにどう継承できるか、説明いただいた方が選択しやすい。
松本委員)
様々なアイデアが整理されて整えられてきたというふうには感じている。話は逸れるが、市民球場が移転するときにいろんな意見があって、移転した後はよかったねとなった。平和文化のことを考えたら今の場所のほうがいいんじゃないかとかたくさんの意見がある。私も社会教育委員をやっていて、図書館に関してこれだけ長年議論をしたのは初めてだったのかなと。ある意味、私たち市民がもっと考えていかないといけないという課題を見つけ、市民局が主体でやってきたのではないかと感じる。色々な付属した機能に関しては今後検討するという時代に入ると思うが、以前もいろんなものができてもその時良いと思ってもまた検討する、時代のニーズにあった、という。高齢者をやっている関係で、やはり今の場所が素晴らしいという方と、静かに本が読めて歴史も感じられると、あと、体力的な問題で段差や移動が大変で駅周辺ならいきやすいという方もいた。率直な意見で、なかなか賛成の方はなかなか声を上げないというのも背景にある。さまざまな契約の問題もあって、一生懸命考えた策ではないかと思う。私たちはここで移転賛成とか反対をいう立場ではなく、中の機能を考えるのが勤めだと思うので、どこにあったとしても広島市らしい図書館として運営できるように、前向きにしていけたらと思っている。反対賛成色々ある中で、丁寧に説明するということを進めていかれると思った。
生涯学習課長)
整備方針をみなさんの意見を聞いて作りあげたのでしっかりと落とし込める図書館を整備していきたい。
平尾委員)
社会教育委員会の中で、便利なところに移せば人が増えたというのなら社会教育としては敗北だと思う。しっかり中身を考えてどうすれば社会教育という、街が機能して一人一人が暮らしが豊かになってちゃんと民主的な街が自治されるための社会教育か行われるかという中身を考えなければいけない。駅前に移せば全て解決という感じに読めてしまって少し難しと思いながら拝聴していた。先週資料をいただいて、時間がない中で、三案検討のための資料を作っていただくとなっていたのに急に2案になった。さらに、もう少し冷静にデータの比較が出てくると思ったら、かなり解釈と意図を感じる資料だと思った。全体に25回、30回近く「エールエールのほうがいい」という言葉が出てくる一方で、現在地に関しては一言もいいというのが出てこない。この辺が少し冷静な判断を欠いている作りになっている。
これに関しては、先日議会でもこの件に関して検討したと思うのが一つと、駅前に移すほうが人数が増えるという中で、増えるのはもしかしたら観光客やビジネス系の人が増えるだろうが、本当に利用したい人の数が増えるかのデータ、バックグラウンドがみえない。数だけというのは危険じゃないかと思った。しっかりとした中身を考えるのが社会教育として大事で、その辺の利用したい人がどうか。平和文化都市に相応しい図書館かどうか。賑わいだけを優先していいのか。
個人としては社会教育委員を受けているが、すごく難しいと思っていて、資料を見ても、建築の専門家でも防災の専門家でもない。今回防災防犯が大切な視点だということで項目に上がる一方で、耐震性とか難しくていろんな人に聞きながらも答えが出ない。そういうこともあったので、私個人は仲間と一緒に市長宛の要望書を出した。この件に関して、専門的に議論できる委員会が必要ではないかと言ったが、先日市長が記者会見で、専門の委員会が必要なんじゃないかと市長に記者が質問して、その時に市長からは、専門性はあると、要望を出した人に専門性がないだけだと。確かにないからしゃあないなと思いながらも本当に、この委員会で大丈夫なのかというのは疑問がある。僕も2歳と9歳の息子と娘がいるが、なんでかよくわからんけどあの図書館できちゃったみたいなことにはなりたくない。どっちがいいじゃなくてしっかり検討する必要がある。おそらくこのまま進んでいくと思うので、この流れで決めていいのかという疑問がある。という中で、今回付帯決議には、利用者の意向、有識者に丁寧に説明して理解していただいた上で、とあるが2つの有識者会議というのはわたしたち社会教育委員ともう一つ、図書館協議会。で、ここで私たち、理解できているかどうか。僕ちょっとみなさんに聞いてみたくて。僕は正直理解しようと頑張っているけど難しすぎてできない。みなさん、理解、納得できたかというのをみなさんどれくらい思われているか、少し聞いてみたい。いいですか。
議長)
皆様方のご意見があるので。
平尾委員)
それを聞いてみたい。しっかりと残しておく必要があると思う。
議長)
理解したかしていないか。
平尾委員)
理解したかでいいと思う。理解されたかどうかだけ。いかがでしょうか。
生涯学習課長)
基本的にこの会議については、それぞれの委員の方の立場から意見をいただくということ、それともう一つは市の考え方についてみなさんに説明すると。なので、要は私が今日説明した中身をご理解いただけたかどうかを聞かれるのであれば、それは構わないとは思いますが、広島市の考えを今日は説明したが、広島市としてはこういうことで選んだということでのご理解を得られたかどうかということであれば、みなさん説明させていただいてわからないという部分があるということであれば、追加で説明をしたいと思う。
平尾委員)
というのは、今回付帯決議を見るとこの会議の役割が大きい。簡単にこれをオッケーしていいものかどうかと思っての提案。課長おっしゃる通り、一連の説明について納得されたかどうかだけの確認をしたいのですが。よろしいですか。ではよろしいでしょうか。これみなさん納得されたかどうかということだけ。挙手でお願いします。
生涯学習課長)
いや、あのですね、そうやってこの会議はですね、会としての何かをまとめていただいて結論を出していただく場ではない。そういった他の委員さんの個々の考えをこの場でいうのはなかなか違うんではないかと思っております。なので、基本的に今私が説明した内容が理解できたかどうか、要は考え方については当然納得されて賛成、要はエールエール移転に賛成の方そうでない方それぞれおられますよね。そういうことを聞く会ではないということはみなさんもう思われているので、それで今の聴き方になってしまうと、それを聞いているのと変わらないことだと思う。なので、今日は私が説明した広島市の考え方について、広島市はこういう理由でここを選んだんだと、いうことが理解いただけたかどうかを聞かれるのであればそれは構わないが、今の聴き方はあくまでどちらがいいのかと聞いているのとあまり変わらないのでそれはそれぞれの委員の立場からご意見をいただくということとは違うと考える。
平尾委員)
僕はエールエールがいいといっているわけでも、現在地が前提だと思っているわけでもなくて、あくまで付帯決議にしっかりと丁寧に説明して理解していただいた上でとあるので、そこの確認だけはしておきたいと。
議長)
はい、議論があると思いますが、それぞれ意見を聞くだけなので、他の人が理解したかではなくて、平尾委員がどう思ったかだけでいいと思う。
平尾委員)
そうですか。
議長)
それはちょっと、あの、いいですか。あくまでもご自分の意見を述べていただきたい。
平尾委員)
付帯決議の理解いただいた上でというのはどう確認するのか。
生涯学習課長)
この資料につきましては、みなさまから色々な意見を聞いて作った再整備方針がもとになっている。その再整備方針を持ってどちらの方が基本的に機能を発揮できるか説明をさせていただいた。この議会の付帯決議にそった対応になっていると、要は丁寧な説明と、考えをしっかり理解していただくものになっていると考えている。
平尾委員)
理解したかどうかではなくて。説明されたかどうか。
生涯学習課長)
広島市の考えはしっかり理解していただいたという風に思っている。
平尾委員)
エールエールにされたいということはよくわかるがもう少し冷静がいいなと。皆さんの決を取るのは難しいということでここで控えたい。
議長)
あくまでもさまざまな立場の委員がいるのでそれの意見を尊重したい。平尾委員の意見も尊重して、議論に戻る。まだまだ発言していない人もいるのでよろしければ。
湯浅委員)
再整備方針についての話ではなくて申し訳ないが、広島を知るエリアを設置する、これに期待をかけている。広島ゆかりの文学資料をやっていく、展示コーナーなどを設けるという話があって、今日の資料3に、そういうことなのかと思ったのは、2ページ目の広島の歴史文化産業を学ぶ場の中で、広島ゆかりの作家の文学資料については、まずは広島を知るエリア内で保管管理活用を図る専用コーナーの設置の措置を講じ、その後別途検討するとある。別途検討ってなんだろうと思ったらこの度図書館の再整備後にさらなる拡充の際に文学館を設けることに検討と。文学館を頭に置いているのかと初めてわかった。お願いは、私は福山の文学館、あそこには展示室が5つか6つあって、本格的な文学館と言えるものです。広島市においては一つの展示コーナーのようなものではなくてもう少し展示室として福山までにはいかなくても、それぞれの郷土作家の直筆原稿とか愛用品とか、文学における業績など作家を知ることができる資料を展示いただきたい。また、その展示室であればその作家の映像なども紹介いただければと。そういう展示などがあれば、広く深く学べる空間になり、そういうことが、次の将来の文学館の企画実現に役立つのではないか。ただただ一つの展示コーナーで郷土作家を集めましたよ、ではなく、将来につながる文学館のための空間にしていただければ。そしてそれが、全国的にアピールできるエリアになるのでは。
生涯学習課長)
ま、文学資料については一旦広島市としてはエールエールに移して保存活用と考えているが、当然一度移したらそれで終わりということではない。しっかりと状況を見ながら要は、資料の拡大の方向を考えていきたい。
議長)
予定の時間を5分すぎてしまったが、もうちょっと10分ぐらいいいか。まだ欠席委員の意見を拝聴していない。
生涯学習課長)
比較の検討の部分について。一点目は図書館再整備については、整備地の比較案が突然提示されて戸惑っているというようなことがあった。これについては、今年1年かけてしっかりと再整備方針を出しながら付帯決議にそって進めているのでしっかりやってきていると感じている。
図書館整備という事業のためには蔵書や貸出図書の分析、資料費、職員配置、人口あたりの貸出数、レファレンス受付数、ビジネス支援件数、各種事業の実施状況などのデータまたは他都市との比較分析により、図書館の強みと弱みを明らかにした上で、図書館のビジョンを検討するのが必要だと言われていました。
また、本整備方針ではさまざまなアイデアが整理されている、その中に開館後の運営資金だったりがないというところで実現可能性が予見できないと。こういうものについては開館後の利用状況を見ながら拡充することを提案したいと。
エールエールと現在地の比較の疑問点として、現在地の場合は113・5億、エールエールの場合は99・8億だが、現在地の耐用年数は60年、エールエールは40年とすれば、比較すると現在地の方が安くなるのではないかということと、利便性の比較において通勤通学買い物の動線が一致不一致の優劣の差とされているが、その理由がわからないと。エールエールと現在地の駅等へのアクセスの時間に関して、大型高層施設内の移動、特に垂直移動の時間が考慮されているのかが疑問という意見。
エールエールとの比較については、全体の金額について耐用年数は違うが、比較としては40年間使った時の1年あたりの支出がどうなるかというところで比較をした。エールエールと現在地の利便性の比較は、動線の一致不一致数を数えたわけではないが、北側に行かれる方と南側に行かれる方の数を数えたわけではないが、通常使う中で際どい数字の差ではないと考える。駅のアクセスについては、当然8、9、10階となるが、エレベーターが多く設置されているのでそこまで時間が多くかかるということではないと考える。
他には、これまでに現地建て替えとエールエール移転と賛否両論の住民意見が多数提出されている状況を考えると、今回検討案を示した上で再度パブコメを実施するべきではないかという意見をいただいた。最後に自発的な学びの基幹施設を多くの市民と協働しながらさまざまな考えを擦り合わせながら整備していく過程こそがまちづくりの実践ではないかという意見。これに関しては基本的には今回の比較は、皆さんに意見を伺いながら作った整備方針に基づいてどちらがより機能を発揮できるかということで広島市の案を出した。再度これについてどちらがいいかと聞くことは考えていない。
議長)
時間過ぎたが、これはというのがあれば。
板倉委員)
現在の図書館に行くのになかなか道が悪いとか段差があってとかあるけど、あれを誰もが行けるような場所を公共の場所には作っていただきたい。お金はかかるけど、図書館なところに段差があってはいけないとかじゃなくて、やっぱりそういうところまで考えて公の場所を考えていただきたい。お金はかかるでしょうけど、それが私たち社会教育委員てやっぱり社会的にみなさんが同じように楽しめて同じように使えるものでないといけない。私たちが聞いた時に、私だけでしょうか。場所は半分決まっているような感じで聞いたので、もしできたら最初にこういうところはどうですかというところから話を持ってきていただければ嬉しい。
山川委員)
皆さんおっしゃる通りで、私たちができることって社会教育委員なので再整備方針の中で利用者が減ってきたりとか少しニーズに合わなくなっているところをどうやってアップデートして広島らしさを継承しながら社会教育の施設として愛され続けるものにしていくかを考える場所。前回までは、平尾委員の質問に答えちゃいけないけど、前回までは私理解できていなくて、再整備方針の中で私たちが意見を言って決定しているのかしていないのか、を聞いたのに対して一つ一つ答えていただいているので、再整備方針については私は理解をしている。理解をしているからといってこれが全て大正解と思っているかというと、先ほどのような相容れない状況を入れているので、本当に誰もが学び集うと、先ほどおっしゃったように今の現地であればバリアフリーではないので、誰もが外国籍であろうがなかろうが誰もが行けるようにということを叶えないといけない。一方で平和文化という今のところで継承されているところがどういうふうに今度エールエールで継承で消えるかについてはちゃんと示していただかないと、二つ目の議題については理解し難い状況がある。
場所については、再整備方針が叶う場所なのかどうかという観点になると思うので、そうした議論が必要だと思う。その過程で、この会議のメンバーだけでいいんだろうかというのがご提案にあったと思う。そこについては一旦持ち帰って考えていただけないかと思う。場所の専門家ではないので。専門家集団がいいのかというと、市民の声が入らないかもしれないということで先ほどのパブリックコメントが必要ではないですかという金谷先生。どういう方法であれば、再整備方針は理解したし、これを叶えるための比較検討の方法についてもう少し議論をいただきたい。
生涯学習課長)
基本的には、広島市として再整備方針をよりどちらが機能を発揮できるかということで案を出している。皆さんからの意見を踏まえてしっかりとそれを〓さしていただきながら、最終的には広島市として判断する。しっかりと出していきたい。
市民局次長)
今日はありがとうございました。さまざまあって皆さんの理解を得られたかというのはおっしゃっていただいている。理解の意味は色々あるが、いろんな考え方のものが図書館に限らないが、賛成・反対はある。私もいろんな行政に関わってきて一つの事象でもいろんなものの見方といろんな意見がある。それはそれで受け止めさせていただく中で行政としてそうどこを目指すかというところを四苦八苦しながらこうやって考えて説明をした。賛成が100というのはないと思うが努力は今後も重ねていく。
平和文化の継承というのは重い。どういうものを持って継承というか。今度教えていただければ。そういうところも含めて場所を決めた時にそこで何ができるかを考えていく。
議長)
皆様の熱心なご意見を承って、私から三つお願い。一つは、平和文化の情報拠点はどうなのかというのはまだまだ議論が必要。平和文化の情報拠点はどうかという課題。それから二つ目が、移転してよかったねというものはなんなのか。移転してからが大変だという議論がない。まだまだ議論が足りない。三つ目は、社会教育委員ってなんなのと。我々は熱意を持って参加していますので、是非とも何か課題があればお声かけをいただけたら。
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