そもそもキャリア教育ってなんだ?【小学校教諭×キャリアコンサルタントの挑戦】
「キャリア」という言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
自分が働く姿を思い浮かべた方もいれば、過去や未来の自分が働く姿を思い浮かべた方、
もしかしたら、全く異なる働く姿を想像された方もいるでしょう。
働く姿じゃなかったよ!という方もいるかもしれません。
私も、キャリアって何だろう…と考えてみました。
仕事をしている自分なのか?
家での自分なのか?
それともプライベートを楽しんでいる自分なのか?
考えているうちに、キャリアって言葉を説明するのが難しく感じました。
それと同時に、色んな意味を持っているのではないか、とも思いました。
「キャリア≒人生そのもの」
キャリアコンサルタントの勉強をしている時に、この言葉に出会いました。
この言葉に出会ったとき、私には納得感がとてもありました。
そこで今回は、私が感じた納得感も含めて、キャリア教育に力を入れたいという思いを書いていこうと思います。
その前に、私の経歴を簡単にご説明するとこんな感じです。
・元小学校教師
・キャリアコンサルタントのたまご
・現在は民間の小中学生向けの学校に勤務
Airiってどんな人?と疑問に思われた方は、よかったら、こちらものぞいてみてください!
こんな人に読んでほしい
・「キャリア教育」という言葉を聞いたことがある方
・学校の先生方
・子どもがいる保護者の方
・キャリア教育にご関心のある方
・キャリアコンサルタントに興味のある方
・自分のキャリアについてモヤモヤしている方
皆さんは「キャリア教育」という言葉を聞いたことがありますか?
日本で「キャリア教育」という言葉が提唱され始めたのは1999年。
当初はニート・フリーター対策として提唱されました。
その後、時代の変化とともに形を変えながら、2017年頃から小学校でも全国で本格的にキャリア教育が実施されています。
人生100年時代、変化への対応力が個人に求められる今、私はこの動きに注目しています。
そもそもキャリア教育って?
いきなりですが、「キャリア教育って何?」と子どもに聞かれたら、納得のいくように答えられますか?
例えば、国語や算数なら何を勉強するものなのか、説明できる大人がほとんどだと思います。
では、キャリア教育はどうなのか。
「説明するのが難しい。」
そう思った方が多いと思います。
もしかしたら、「聞くのも初めて。」という方もいらっしゃるかもしれません。
先ほどの言葉を思い返してみてください。
「キャリア≒人生そのもの」
大人になったら、自分の人生を自分の力で歩んでいきます。
人生を歩むということがキャリアを積むということだと私は思っています。
仕事で色々な経験を積むのも、家事をこなすのも、趣味を楽しむのも、何がどうなって自分の未来につながるかはわかりません。
人生を山登りに例えると、山頂にいる毎日を楽しく過ごす自分を目指して山を登ります。
山を登るには、「登り方」と「どの道で登るのか」を選ぶ必要があります。
登山用の道具を身に付けて、準備万端で登るのか。
緩やかな山道で景色を楽しみながら登るのか。
険しい山道を仲間と一緒に登るのか。
お金を払ってロープウェイに乗って、山頂付近まで時間をかけずに行くのか。
挙げだしたらきりがないほど出てきます。
子どもの間に「人生」という山登りの仕方を学ぶことがキャリア教育だと思っています。
登山をできるようにするための準備期間です。
どの道で登るか決められるように学ぶ期間ともいえるでしょう。
つまり、キャリア教育は大人になったときに、
毎日楽しく過ごしている自分に近づけるようにするための学び
だと思います。
子どもの間に、
「自分が楽しいと感じるものは何かを知る」
「様々な仕事や働き方を知って、ひとつの指標にする」
「自分の意思で決める練習をする」
「困ったときに伝えられるようにコミュニケーション能力を培う」
こういった学びの積み重ねが、社会に出る時に役立っていくのではないかと考えています。
キャリア教育に力を入れたい理由
高校生の時、自分の人生って自分の意思で決めていいの?
と気付いた瞬間がありました。
それまでは、親が示す進路・職業に就いて人生を歩んでいくものだと、特に疑問を感じることなく進んでいました。
ですが、ある日の友達との会話で、
自分自身はどうしたいと思っているの?と言われたことがきっかけで、自分はどうしたいんだろう?と考え始めました。
ただ、当時の私は何も知りませんでした。
大学に進学して何を学ぶのか、世の中にはどんな仕事があるのか、どんな働き方があるのか…
自分が知っている世界はとても狭い世界なんだと気づいた瞬間でした。
だからこそ、一人でも多くの子ども達が、進路や仕事、そして人生そのものの歩み方を自分の意思で決められるようになったらいいなぁという思いがあります。
知ることで選択肢は広がります。
元小学校教師として、キャリアコンサルタントを目指す一人として、子ども達の可能性を広げたい。
そんな思いで、日々前に進もうと、もがいている所です。
こんなことをやっていきたい
私はこれまで、学習塾と公立・民間の小中学校で勤務をし、200名以上の小中学生と関わってきました。
子ども達と関わって感じたこと、現場にいて思ったことを踏まえて、取り組んでいきたいと思っていることがいくつかあります。
どんな形になって、世の中に提供できるようになるかはわかりませんが、一つずつ実現していきたいと思っています。
例えば、
小学生向けに、好きなことがどんな仕事に繋がっているかを知る授業
中学生向けに、働くということについて考える授業
高校生向けに、自分の意思で決める進路とは?と考える授業
など。
大学生向けにも、何かできたらと思っています。
それから、学校現場で日々子ども達と向き合っていらっしゃる先生方の力にもなれたらいいなという思いもあります。
とはいえ、私自身まだまだ知らないことばかりです。
できることから、ひとつずつ始めていきます。
最後に
最近、キャリア教育って、子どものためだけのものではない…気がしています。
まだ、はっきりと言語化できるまでには至ってないのですが、親子キャリア教育プログラムもいずれ実現出来たらと考えています。
こんなことやってほしい!などご意見ありましたら、教えていただきますと幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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