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Princess Party 〜プリンセスパーティー〜

2023.10.16

うす。

クソガキお嬢様の白凰院 綾香が自分の保身の為に学校の権力を握り、青春禁止とかいうわけわからん校則を作り、気分で人を罰していくバカゲー。

正にクズヒロイン!!
そしてクズヒロインによるディストピア!

そんなクソガキクズお嬢様といちゃラブできるか!と思いきや、いつの間にキュンキュンしてしまうのがこのプリンセスパーティーの魅了。


キャラ感想

極道のドタバタ娘 鬼咲 ゆかり(おにさき ゆかり)

みんなに慕われる面倒見のいい生徒会長。
最初の印象は気が強くて人使いが荒くて、ちょっと生意気な感じだけど、好きでもない紅茶を飲んで、お嬢様アピールする姿がダサ可愛いなと思った。
そんな中、白凰院 綾香の理不尽極まりない青春禁止令に真向からに逆らっていく姿をみて、このゲームの正ヒロインはゆかりなんだなと確信し最初に攻略することを決めた。

マジで綾香の自由奔放で傍若無人さ加減はふざけんな!ってなるんだけど、そのおかげでこのゆかりがかなり輝いているように感じた。
強気なんだけどいいように綾香にいいように振り回されるんよ。
生徒会長の座を奪われたり、警察に逮捕されたり。
それでムキー!!ってなってる感じとかが可愛くてたまらない。
たぶん自分はそんな空回り残念系キャラが好きなんだと思う。
そして見た目通りこのゆかりはまんまツンデレキャラでもある。
ひねりもなんにもないシンプルなツンデレが可愛いくて大好き。

極道の娘だから付き合うと迷惑かけるかもと悩むギャップもいじらしくて可愛い!

後から気づくんだけど、紅茶とか飲んでたのは極道の娘だから普通の女の子に憧れてただけだったみたい。
お嬢様っぽく見られたいとか勝手に思ってて、その上ダサ可愛いって思ってすまん。

ストーリー的には綾香にリベンジを果たし、見事青春禁止令を廃止させ、めでたく主人公は極道の道に進むハッピーエンドでほっこりした。


幼馴染の巨乳お姉さん 厳島 絵梨(いつくしま えり)

ほんわかした年上のキャラってなんか巨乳率高くね?
っと思いながらこの天然キャラを眺めていた。

天然ボケ巨乳のバイタリティー化け物という性質上、青春禁止を理解できない、どんだけ罰を科してもへこたれない、そして綾香よりも圧倒的に乳がでかい。
なので、ある意味無敵の綾香の唯一勝てないジョーカー的存在になっている。

ストーリー的には無事付き合うんだけど、関係性が深くなることによって失った時の悲しみが大きくなるのが嫌だから幼馴染に戻っちゃう、見ていてまどろっこしい展開が続いた。
お前は家族計画の主人公か!って突っ込みたくなった。
(家族計画は前回やったゲーム、名作です)

自分は大切な何か失った経験がないし、人との関係性を蔑ろにして生きてきたせいなのか、あまりこういう感情は共感できなかった。
まぁ今が良ければ全て良しじゃない?(後先考えずに生きてる人です)

最後は子犬を一緒に飼うハッピーエンドでほっこりした。


クソ生意気クズお嬢様 白凰院 綾香

自由奔放、我が侭し放題。
そして全ては自分の思い通りになると言わんばかりの自信と態度。
ヘイトというヘイトを全面に集める生意気っぷり。
これは監禁調教でみんなの性奴隷ルートを強く希望してしまった。

そもそも青春禁止令は彼女の本名山田ヨネが主人公にばれてしまったところから始まった。
理屈はよくわからんのだが、
青春する→仲良くなる→秘密を共有する→自分の本名をばらされる。
みたいなことらしい。

こんなクズな彼女にも意外と可愛いところがあるんですよ。
キスしたとたん、生意気顔がメスの顔になりやがるんよ。

キス禁止令なんかだしちゃって。
このキスを皮切りに綾香のアプローチが徐々に始まるんだけど、これがまじで初々しさがパネェ。
自転車二人乗りしたり、相合傘してみたり。
いつもの生意気顔はどうしたって言いたくなる。
自分の中でドキドキ最大出力シーンは見舞いに行ったときに体を拭いてあげるところ。
エロゲーのあるあるシーンだけど綾香のこのシーンは非常に興奮した。
あの生意気な綾香がしおらしく色々拭いてとお願いしてくるんよ。

そしてこのセリフよ!!
なに?エロいことしていいの?ここは紳士に我慢したほうがいいの?って揺さぶりをかけてくるあたり、ナチュラル小悪魔の才能があるんだと思われる。

でもここから綾香は自分の恋心にはっきり気づいてしまうんよ。
自分で青春禁止と言いつつ自分が青春してはいけない。
だから恋心を失くそうとするんよ。

クズなりにそういうところはスジを通そうとするところはめちゃ好感がもてた。

その後はなんだかんだありーの白凰院家から抜け、自分で事業を起こし、大成功して、お嬢様に戻る相変わらずのメチャクチャ展開。

最後に
「青春を越えた『恋愛』なので問題ありません!だからいいのです!」
と言い切りやがって自分は青春することを正当化するクズっぷりを発揮。

最後まで自分らしさ全開の綾香をみて、ほっこりした。



鬼咲 ゆかりの舎弟で強すぎメイド 坂上 沙夜(さかがみ さや)

なんでエロゲーの執事とかメイドって強くて完璧なキャラが多いんですかね?
って思いながら沙夜ルートを始めたら意外と抜けてて、自分の意志が弱い過ぎるギャップ萌えなキャラだった。

そもそもこの人、ゆかりのことヤンデレかってくらい溺愛してたのに主人公と恋するとかマジ想像できん。
ってか攻略キャラであることすら驚いた。

結果、ゆかりと沙夜の熱すぎる関係に泣いた。
やっぱりゆかりがいい人すぎる。
沙夜と付き合うことすぐゆかりに拉致られ、舎弟に男を取られたケジメとして、主人公を殺そうとし、それを止める沙夜と決闘になるんよ。
さすがは極道の娘で、面子を大事にする残酷なところがあって少し残念な気持ちになったんだけどそれは違った。
やっぱゆかりは最高の女だった。

すべては沙夜の為だったんよね。
沙夜自身の意志で恋愛すると決めさせること。
自分を気にせず恋愛をして欲しいが為の行動で、負けるのが前提の決闘だった。
マジでゆかりが沙夜想いでかっこよすぎるし、最後お互い泣きながら抱きしめるシーンは少し泣いてしまった。

と何故か沙夜の感想を書くところなのにゆかりを絶賛してしまった。
それほどまでに沙夜ルートのゆかりは素敵だった。


最強にダメなロリ教師 霜山 椿(しもやま つばき)

僕が考えた最強キャラ。
それが具現化したのがこの椿ちゃん。
まずエロゲーによく出てくる女教師のテンプレで、だらしない、男に飢える、酒好き、子供っぽいっていう残念キャラが大好きなんだけどもちろんこのキャラは全て満たしている。
その上ロリにしちゃうという暴挙!
この女教師のテンプレって残念で子供っぽい感じと大人の色気とか巨乳感とかのギャップが良い部分だと思うんよ。
だけどロリにすることその魅力を消すリスクを取りながら、残念感をより強調して尖らせているところが個人的には最高である。(ただのロリ好きなだけ)

ここからは具体的良かった(残念可愛い)ところは挙げていきたい。
まずは主人公と付き合うことになって有頂天になっている姿。
これがとにかく可愛い。

この今まで恋愛経験のない彼女だからこそできるこのだらしない顔が残念で可愛い。

そして主人公との初デートで狂暴化するところ。

如何にも処女を拗れられた人が初デートで興奮し、絶対キスをしてやるんだという肉食っぷりが出ている。
本来であればちょっとひいてしまうようなシチュエーションだか見た目と幼い性格から圧倒的に可愛さが勝ってしまっている。

お約束のお兄ちゃんプレイ。

やはり、ロリはお兄ちゃんプレイがマストである。
その上スクール水着というオマケっぷり。
冷静に考えれば30前後の女性がこんなプレイをしているのは非常になんともいえない気持ちになるが椿ちゃんならそもそも残念過ぎるキャラなので、それも踏まえてまったく問題ないのが素晴らしい。

椿ちゃんは存在そのものがギャグのようなキャラで、二日酔いで授業を休んだり、生徒を口説いて失敗したり、パジャマはずっと洗わなかったり、恋愛できないのを青春禁止令のせいにしてナイフをもって暴れたりと基本ネタ扱いだった。
そんな椿ちゃんは僕は大好きです。

ちなみにこの椿ちゃんはファンディスクのカメリアで攻略可能となります。


評価(10点満点)

シナリオ・・・4点
キャラ・・・6点
音楽・・・7点

良かったところ

・キャラ同士が嚙み合って魅力的に

ゆかりが綾香というとんでもないクズお嬢様に対抗することにより、ただのツンデレお嬢様にドタバタやられキャラが付与され、より良いキャラとして輝きだす。
そしてこのクズっぷりでヘイトをかき集める綾香にはジョーカー的な絵梨をぶつけることにより、ヘイトを軽減させ、少しトゲをぬきの役割を果たしている。
あくまでも三竦みの関係にせず、絶対的に強い綾香VSあかりという関係がドタバタ感が出ており、絵梨が綾香デバフ、沙夜はゆかりのバフ役にすることで均衡を保ついいキャラ関係が仕上がっていた。

・OP曲が最高

この作品をやろうと思ったきっかけがOP曲。
電波ソングが好きなら絶対きいて欲しい。
Princess Party ~プリンセスパーティー~ - OP - YouTube
Princess Party Camelia OP - YouTube
遺伝子ごっくんソーダ味!!

その他にもキャラごとに挿入歌があったり、曲にかなり力を入れているのがわかる。

あとがき的な何か

このゲームはOP曲がよく中身を表していた。
バカゲーでテンションで乗り切る勢いがまさにそれ。
いい意味で薄っぺらい中身は頭の中を空っぽでプレイできて、ちょうどよかったし、非常に楽しかった。

最初は綾香の登場でなんだこのクソヒロインは!!とちょっと嫌いだった。
クズって色んな種類があると思うけど、この自分の力じゃないのに、権力で我が侭しちゃう系のクズは苦手でそれが綾香だった。
でもそこでのギャップの作り方が素晴らしくて、クズと見せかけて意外と筋が通っていたり、徐々に弱い部分を見せてきたりと、途中からその我が侭さえ可愛く見えてきちゃうキャラ作りはヤバいと思った。

満足なキャラゲーでした。


ゲーム情報(Wikipediaより引用)

スタッフ

  • プロデューサー:ジャッキー天野

  • ディレクター:Kuri++

  • サブディレクター:遠藤汐

  • 原画:鷹乃ゆき立羽

  • シナリオ:まり、は〜ふりある、保桜、玖保田桂吾、神夜優

  • 会社:CIRCUS

概要

CIRCUS作品でtororoが制作に関わらなかった初めての作品で、スタッフは当時の若手中心の作品である。

2009年9月18日にファンディスク『Princess Party Camellia 〜プリンセスパーティーカメリア〜』が発売された。 2009年秋から冬にかけては、さらにその続編『Princess Garden』の製作決定が発表されたが、その後は音沙汰なく、2014年の段階では該当の告知情報ページはCircusから消去されていた。

本作のPRムービーとしてニコニコ動画内の公式チャンネル『虹視聴覚室』から『Princess Party 〜プリンセスパーティー〜 ニュース』(PPニュース)が2009年2月13日から2月27日まで全3話構成で配信された。 さらに、続編の「Princess Party Camellia」のPRムービーとしてニコニコ動画にて、ら『Princess Party 〜プリンセスパーティー〜 ニュース』(PPニュース)の第5話~第9話と総集編・店舗総集編が配信されている。また公式ホームページからもリンクが張られている(2014年現在でもリンク・動画ともに存在)

※この記事の画像は全て【Princess Party 〜プリンセスパーティー〜/Princess Party Camellia 〜プリンセスパーティーカメリア〜/CIRCUS】より引用

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