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「着火剤」みたいなコーチになりたい

(大事な気がしたので思ったことをタイトルに書いてまず投稿しておく。)

コーチングを学んでいく中で自分もクライアントとしてコーチングを受けている。先日受けていたセッションで考えていたのは「自分のコーチとしての軸は何か?」について。

自分の有償コーチングの体系や体験セッションの資料作り、そもそもクライアントの募集など、"やらなきゃいけない作業"は次々と浮かんでくる。だけど、あまり未来に向かって進んでいる気がしなくて、作業にもついつい及び腰になる。コーチング自体は自分にとって大事で向いていることだと腹落ちしているし、まだ会っていないクライアントをサポートしている未来についてもたどり着く感覚がある。でも、なんだか未来がぼんやりしていて進む気がしない。
そんなわけで、クライアントとしてコーチングをしてもらって今の不安な感覚を棚卸して、何が足りないかを考えた。

結果として出てきたのがコーチとしての"自分の軸"だ。つまり、「どんなコーチになりたいか?(未来のクライアントに伝えたいか)」の問いへの答え。
それが「着火剤」みたいなコーチだった。

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僕がコーチングを学んでいる THE COACH Academy では、コーチングの中で「大きな願い」に関わっていく際に、人生の旅の段階をイメージした「インテグレーション・ジャーニー」という考え方を使う。
(※この解釈と以下は、あくまで個人的な理解で記載しています。)

THE COACHのインテグレーション・ジャーニーの図

似た概念(例えば「英雄の旅」など)を含めた考察や、 THE COACH で教えるコーチングの中での果たしている役割についてもとても興味深く、論じたいが別の記事で書きます。

"旅"になぞらえるように、日常から旅立ち、妨害者を乗り越え、出会い、さらに試練を乗り越えて成長して日常に戻るイメージで自分が取り組んでいることを振り返り、今の状態を具体化していく。自分の挑戦を物語化して捉えていくものの見方だ。

今までコーチングを受けた時も、コーチとしてセッションを行う時も、このジャーニーで振り返ると様々な旅の途中にいることに気づく。目の前の挑戦の試練だと思って考えていくと、大きな(例えば社会人として社会に出てからの全てなど)物語の一部として旅立ちにいると感じる事もある。
多くの人はたくさんの挑戦の中で生きていて、悩み、迷い、立ち止まり、時にコーチとのセッションで状況を整理して前に進めるようになることを望む。
そんな時、クライアントの挑戦心に寄り添い、また旅の歩みを進められるように心に光を灯すような存在になりたいと思った。

昨年から本格的にコーチングを学んで、周りに声をかけて幸いにも関心を持ってくれる人とセッションを繰り返すけど、誰でも、いつも、何か挑戦の中にいる。そして、いつもクライアントは自分自身の力で心の光に気がついて前に進んでいく。
その力強さに自分も勇気をもらい、コーチの道を頑張って進もうと気持ちを新たにする。人が挑戦を進める時にまたひとつ立ち会えた事に感謝して、満ち足りた気分になる。

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心に火がついた人は、また一目散に自分の挑戦へと向かう。追いつけないくらいの早さと勢いで走り出し、周りを巻き込み、周りの人にも火をつけていく。
もし、また立ち止まることがあれば寄り添って新たな火を灯す手伝いをする。見送ってそのまま進むのなら、それにこしたことはない。そして、こっちはまた別な火を灯す手伝いをする。

そうやってずっと、コーチとして過ごしていけると良いと思っている。いつでも「着火剤」のように心に光を灯すのを手伝い、見送り、感謝をもって見守る。目の前に、光を灯したい人が居なくなるまで。自分の心が灯りつづけるかぎり。

END


(追記)
学び続けて、プロコーチとしてのお仕事依頼ページを書きました。良かったら見ていってください。


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