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2020年 小説家デビューします

昨年の夏頃、芳村思風先生をお呼びしたプライベートな会がありました。20数人の会でしたが非常に充実した会であり、なぜか一人一人やりたいことを宣言することになりました。

「今日は最近あった過去のことではなく、未来について宣言しましょう」

とわたしが、みなさんを誘ったのかもしれません。一人一人の未来への宣言を聞きながら、いざ自分の番が来た時に、口から出た言葉。

「わたしは、これから小説を書きます。なにか形に残すことをしたいからです」

言葉にして自分が驚いた。内緒で落とし穴を作ろうとしていたのに、それを自らバラしてしまったような感覚でした。

その数日後、ある方からLINEで電話がありました。

「ばくちゃん、小説家になりたいって先日の会で言っていたよね。小説に書いて欲しいことがあるんだけど、書いてみない?」

翌日には、わたしは下駄を履いて出版社に向かう電車に乗っていました。

電車の中で伺っていた企画書の冒頭を1000文字くらいiphoneで書き上げ、メッセンジャーで送りました。どや!っと。

出版社に着くと「読んだよ。行けるよ!」とプロデュサーの方に言われ、そこから夏の間、通勤時40分×行き帰りに書くことになります。

現在、前半部分が描き終わり、いよいよ後半、改革編が始まります。

小説の中に出てくる、フクロウを飼っている謎の下駄のおじさんが何者なのか。実在の人物なのかどうか。それは、わたしにもわかりません。書き始めることで物語が物語を、生み出すからです。

noteに宣言もしましたので、いよいよ見つかっちゃいました。

さて、どんな落とし穴が完成するのでしょうか。実は落とし穴に見せて、違う世界への入り口をおむすびころりんよろしく作っているのかもしれません。

今日も物語の世界への落とし穴を掘りにいきます。


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