園田順子(Junko Sonoda)

ドイツ中部テューリンゲン州の町Weimar在住。音楽学・博士。翻訳(日独)、音楽・文化…

園田順子(Junko Sonoda)

ドイツ中部テューリンゲン州の町Weimar在住。音楽学・博士。翻訳(日独)、音楽・文化のコミュニケーターです♪現地の音楽・文化の情報をお伝えしていきたいと思います。HP:https://www.junkosonoda.com/

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テューリンゲン・バッハ週間(TBW)音楽祭2024「レーベンLebenー生きよう!」

TBW音楽祭2024年3月21日~4月14日 紹介VTR Lets' スタート ⇒ 日本からのツアーはこちらから⇒ チケットはこちらから⇒ プレコンサート・シリーズ BACH FORWARD も ご覧ください! Pay what you can! 引き続き、やっています →

    • 「テューリンゲン・バッハ週間」 (TBW音楽祭)2024年ダイジェスト版

       2024年4月14日に大盛況のうちに閉幕した【テューリンゲン・バッハ週間】音楽祭。今年は24300人強が訪れて、パンデミック以前のレコードに迫る来場者数を記録しました🥳  今年はどのような音楽祭だったか、思い出を振り返ってみます(記録用なので長くなります)。  まず音楽祭開催前に、20年間この音楽祭を支えた主催者が、今年で退任するというビックニュースが発表されました!  今年はバッハのお誕生日に音楽祭キックオフ!日本の若手作曲家ー梅本佑利さんの作品「Super Bac

      • 今年はポリコレが滲み出るバッハ音楽祭

         「テューリンゲン・バッハ週間」2024年のオープニング・コンサート。  ここに挙げられている名前を見てみると、エセル・スマイス、キャロライン・ショウ、、、バッハ好きにとっては、なんだか聴いたことのない名前が続くなぁ。オープニングコンサートと言うからには、何かが特別なんだろうけど、これは果たして、どんな意図からこんな公演になったんだろう。よく分からないなぁ。。。  一見した限り、そんな印象を持たれる方も多いかもしれません。  でもよく見てみると、そして私は個人的に、なるほど

        • 2024年のご挨拶💌

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        テューリンゲン・バッハ週間(TBW)音楽祭2024「レーベンLebenー生きよう!」

          バッハの故郷「テューリンゲン・バッハ週間」音楽祭 動画配信サイト【無料】

          以下のサイトから、只今、過去の音楽祭の公演の一部を無料配信しております! 動画の視聴方法 まずはサイトへGo→ 下にスクロールして、見たい動画を探します。 見たい動画が決まったら、それをクリックすると、その動画の説明に移ります。 白枠の「Start Streaming」ボタンを押すと、動画を見ることができます。 なお音楽祭では、随時みなさまからの暖かいご声援とそして寄付も承っております。 寄付をご希望の方は、ドイツ語サイト↓から「Spenden」のボタンを押して

          バッハの故郷「テューリンゲン・バッハ週間」音楽祭 動画配信サイト【無料】

          テューリンゲンのバッハ音楽祭(TBW)ダイジェスト版ー2023年の感動をもう一度🎵

          この4月23日に大成功のうちに閉幕した【テューリンゲン・バッハ週間】2023年の思い出を振り返ります(記録用なので長くなります)。 1月に音楽之友社さんより取材記事が載り、日本と音楽祭のつながりが一歩前進♪ (*その前にぶらあぼさんからも、音楽祭配信サイトの記事が出ました。只今、テューリンゲンの音楽祭の動画はフリーで見ることのできるものが多くあるので、ぜひお試しください)⇒ 準備期間🎵1月よりプログラムノートの編集開始。エイジェントや演奏家と連絡を取って、音楽祭の意向と

          テューリンゲンのバッハ音楽祭(TBW)ダイジェスト版ー2023年の感動をもう一度🎵

          聴衆参加型コンサート!クラシック音楽によるお悩み相談会🎵

          今回はぶっ飛んだ企画で笑いが止まらないドイツのNEWオーケストラ【Orchester im Treppenhaus】の公演をレポートします、、、笑 *以下は「テューリンゲン・バッハ週間」音楽祭2023年の中の公演です。https://www.thueringer-bachwochen.de/veranstaltungen/2022/v44-orchester-im-treppenhaus/ こちらの公演の背景は以下より⇒ クラシック音楽によるお悩み相談会とは一体!?

          聴衆参加型コンサート!クラシック音楽によるお悩み相談会🎵

          クラシック音楽界の危機とは、結局のところ何なのでしょうか!?

          昨今、よく耳にするクラシック音楽業界の危機。結局のところ、何が問題なのでしょうか。「テューリンゲン・バッハ週間」音楽祭2023年、アンサンブル・イン・レジデンスIIーオーケストラ・イン・トレッペンハウスがその課題に挑みます。以下は、音楽祭主催者クリストフ・ドレッシャー(C)とオーケストラ・イン・トレッペンハウスの創立者Thomas Posth(T)の対談抜粋です(原文ドイツ語の意訳&省略あり)。 クラシック音楽業界の危機、その何が問題なのか、この対談から少しクリアになってき

          クラシック音楽界の危機とは、結局のところ何なのでしょうか!?

          「バッハを歌うものは謙虚であるべし」   ーインタビュー🎤ヘレヴェッヘ 

          ホテルのロビーで待ち合わせていたインタビュアーの前に、ヘレヴェッへが登場するやいなや、、、「私の名前は、有名な指揮者と同じ、ヘレヴェッへです」とレセプショニストに話す姿に思わず笑みがこぼれてきます。そんな大指揮者のユーモアたっぷりのエピソードで始まる「テューリンゲン・バッハ週間」音楽祭、ヘレヴェッヘ🎤インタビュー記事。しかしタイトルはいたって真摯です:「バッハを歌うものは謙虚であるべし」。バッハの演奏界をリードしてきた彼のバッハ観とは、一体どのようなものなのでしょうか?

          「バッハを歌うものは謙虚であるべし」   ーインタビュー🎤ヘレヴェッヘ 

          幻の「天の城」バーチャルで再び蘇る!

          去年2022年に大ヒットした「テューリンゲン・バッハ週間」音楽祭の企画、ワイマールの「天の城」バーチャル・リアリティー。オルガンが天井に配置されていたことからこの名がつきました。J. S. バッハが教会カンタータを作曲し演奏したという、バッハファンにとっては憧れの場所、まさに聖地です。残念ながら、その後1774年に火事で消失してしまった幻の「天の城」が、今年もバーチャル・リアリティーでよみがえります。 *オンライン予約は訪問の12時間前まで可能です。空きがあれば、現地で直接

          幻の「天の城」バーチャルで再び蘇る!

          3.11#いのちの日ー「死」の中でさえバッハ家の音楽には希望が!?

          3月11日#いのちの日。この数年間は特に、生や死という根源的なテーマと向き合わざるを得ない日々が続きました。音楽は世の中を表す鏡です。今年の「テューリンゲン・バッハ週間」音楽祭の中にも、「死」のテーマがあちこちに散りばめられています。 以前に、音楽祭のモットーは「希望 Zuversicht」であると、ご紹介させていただきました。一見相反する意味を持つかのように見える希望と死が、なぜ結びつくのでしょうか?  こちらは今年の音楽祭の特別企画「子供たちと考える死のコンサート」を

          3.11#いのちの日ー「死」の中でさえバッハ家の音楽には希望が!?

          スマホを使った公演など!今年のアンサンブル・イン・レジデンスークリアティブな公演でクラシック業界に新旋風を(^^♪

          今年の「テューリンゲン・バッハ週間」アンサンブル・イン・レジデンスはベルギーのアンサンブル「ビーロックB'ROCK 」とハンブルクの「オーケストラ・イン・トレッペンハウス ORCHESTER IM TREPPENHAUS」。いずれも3つのそれぞれ異なる形態による公演で、クラシック音楽に新しいアイディアを吹き込みます。 まずは「ビーロックB'ROCK」の公演から ① 4月8日16時~ アイゼナハ・ゲオルク教会 #ルネ・ヤーコプス指揮 バッハのカンタータとペルゴレージ「スタバ

          スマホを使った公演など!今年のアンサンブル・イン・レジデンスークリアティブな公演でクラシック業界に新旋風を(^^♪

          ドイツ流!?バレンタインデー。こんな過ごし方もあり? バラの花と〈ロザリオ・ソナタ〉♪

          2月14日はバレンタインデー💛 それがドイツと日本とでは若干違うんですよね。では、ドイツの人はこの日をどんな風に思っているのでしょうか?メディアの記事を検索してみると、楽しむ人もいれば、迷惑している人もいるとか、、、まぁ、人それぞれということでしょうか、笑。 ちなみに、バレンタインデーにプレゼントを贈る人の割合は55%なんだそうです。なんっと、ほぼ半数の人がプレゼントを用意しているとは!日本と比べて(といっても私が住んでいた頃の話)、ドイツでこの日がそれほど盛り上がっている

          ドイツ流!?バレンタインデー。こんな過ごし方もあり? バラの花と〈ロザリオ・ソナタ〉♪

          J. S. バッハの音楽にある「希望Zuversicht」とは?

          「テューリンゲン・バッハ週間」音楽祭2023年のモットーは「希望Zuversicht」。バッハの音楽がなぜ「希望」と関係があるのでしょうか。 まずは、主催者クリストフ・ドレッシャーさんの話を聞いてみましょう。日本語字幕をがんばって付けてみたので、よろしければご覧ください(#^.^#)。 もっと詳しく知りたくなった!と言う方は、さらにこちらもどうぞ。音楽祭2023年のパンフレットの内容です(一部抜粋、要約)。 こちらから当音楽祭2021年の公演The English Co

          J. S. バッハの音楽にある「希望Zuversicht」とは?

          えっ、バッハ音楽祭にこんな公演もあるの!?

          ドイツのバッハ音楽祭「テューリンゲン・バッハ週間 Thüringer Bachwochen」前夜祭の新ユニーク企画 Bach forwardの公演シリーズを紹介するコーナー。 Bach forwardについての他の記事もよろしく!⇒ 今日は2020年にグラミー賞を受賞したアメリカ人作曲家キャロライン・ショウの公演をご紹介いたします。2013年に最もすぐれた現代作曲家に贈られるピューリッツァー賞をアカペラ作品「Partita for 8 Voices」で受賞。この作品はバッ

          えっ、バッハ音楽祭にこんな公演もあるの!?

          Cool Beauty!こんなバッハ音楽祭はいかが~?

          クラシック音楽は堅苦しい、古くさい、怖いと思っていらっしゃる、そこのあなた!こんなバッハ音楽祭(ドイツ)はいかがでしょうか? ドイツのバッハゆかりの地テューリンゲン州で開かれているバッハ音楽祭「テューリンゲン・バッハ週間 Thüringer Bachwochen」!音楽祭オフシーズンのユニークなコンサートシリーズ:Bach forward ー只今、ドイツで話題になってきています♪ Bach forwardについての他の記事はこちらから↓ Bach forward、さてど

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