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多様性の尊重って?

「多様な価値観の尊重」「多様性の尊重」

グローバル化が進む社会で最近よく耳にする言葉です。しかし、実際に「多様性の尊重」ってどうやるの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。今日は私なりの「多様性の尊重」についてお話ししたいと思います。

私自身、国際化を進めている大学に入学したことで「多様性の尊重」について考え始めました。最初は、世界にどんな人種の人がいるのか、どんな文化背景をもっているのか、宗教は?言語は?慣習は?…そんなことを学び、理解することが「多様性の尊重」だと思っていました。

しかし、寮生活やシェアハウスでの経験を通して、「多様性」は日本の中にもあふれていて、「多様性の尊重」は他人種を理解することだけではないと気付きました。つまり、人が誰かと関わるとき、その相手が誰であるかにかかわらず、「多様性の尊重」は必要だということです。では、私たちが相手の過ごしてきた過去、おかれている環境、全てを理解することが「多様性の尊重」につながるのでしょうか。

それってとても大変ですよね。相手のことを完全に理解することは到底無理です。そこで私が実践している「多様性の尊重」とは「自分の当たり前は相手の当たり前ではないと知ること」、「自分の中のふつうを相手に押し付けないこと」です。とてもシンプルに聞こえると思います。しかし、現在の社会では「えっ、ふつう~だよね」「ふつう~でしょ」という言葉をよく耳にしたり、目にしたりします。その「ふつう」ってどこからきたのでしょう?誰を基準にした「ふつう」なのでしょう。

人には一人一人、多様な価値観があり、自分の「ふつう」を押し付けることは相手を否定することと同じではないでしょうか。まずは、「自分の中の当たり前は相手の当たり前ではないかもしれない」。その考えを心に持って、明日誰かとお話ししてみてください。よく知っている友達も、実は自分とは違った素敵な考えをもっているかも。

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